とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

お仕事のことなど

ワクチンワクチンワチクン

朝のニュースで、医療従事者のおよそ半分が新型コロナのワクチン接種を終えた、と報道していました。へ〜そうなんだ〜(・∀・)ちなみにワタクシは、未接種側の半分です。 いつ接種できるのかも全然不明。 接種希望、でお上に出してはあるんですけどね。 情…

おだまLeeショック

先月末以来、鹿児島ではコロナウイルス感染のクラスターが発生中。 陽性患者が日々増えております。 この時期、鹿児島が大雨や水害以外のネタで、全国版のニュースに載るのは珍しいんじゃないかしら。クラスターの発生源となっているパブ”おだまLee男爵”と言…

酒造メーカーの消毒用アルコール

先日出勤したら、このようなものを発見。 地元焼酎メーカーさんの製造した消毒用アルコールだそうです。 メーカーさんから市の医師会に寄付されたものが、回りまわってきたらしい。 噂では耳にしてましたけど、現物見るのは初めてだ。早速、小分けしていただ…

今月からパート勤務

突然、今月からパート勤務になりました。今回の勤務形態変更には、いろいろ大人の事情があり、それにはDr.面倒くさ男が大きく関わっているのではありますが、まあ、私の目下の目標は、この先どこまで長くなるのか先の見えない老後に備えて、細くしぶとく働…

消える男

現在の私の職場は、在宅医療専門のクリニック。 なので、普通のクリニックと違って私たちの方が患者さんのお宅に出向きます。 訪問に出るのは、毎朝十時と決まっております。 その十時までの間に、その日の診療予定の患者さんのカルテをチェックしたり、往診…

思い出作り

うちのクリニックの患者さんのご家族さんが、写真集を作った、とのことでクリニックにも一冊ご贈呈下さいました。 出版関係のお仕事されてるんでしょうか、かなりちゃんとした『本』です。 製本とか、デザインとか、専門外なのでよくわからないけど、裏表紙…

先生が決めてください

介護の過程で、患者さんが急変する。 そうでなくても状態が進んで、さらなる治療をどうすれば良いのか決めなくてはいけなくなる。 そういう事は家族である以上、避けては通れません。例えば、胃瘻にする。 例えば、透析を始める。 例えば、入院させる。 例え…

食べさせてあげてください

誤嚥性肺炎。 統計上はどうなのか知らないけど、お年寄りの死亡原因としてはダントツに多いと思う。老化が進むと身体の色々な機能が落ちてきます。 もうそれはどうしようもない。 機能の落ち方は人それぞれ、身体それぞれ。 若いうちから白髪が多い人もいれ…

これで良いのだ、と言えたら良いのに

経鼻胃管、という医療行為があります。 読んで字のごとく。 鼻に経由して胃に管を入れることですね。 時々、医療ドラマとか再現ドラマで患者さんが鼻から管を入れられているシーン、みたことないですか。 あーゆーの。経鼻胃管、昔はマーゲンチューブ、なん…

ペースメーカー

先日、看取りがありました。 90近い年齢の方でした。 老衰でした。 もともと、本人にも家族にも『自然な形で逝きたい』、と言う希望があり入院はせず。 入居していた施設に、ご家族が泊まり込みで付き添い、良い最期だったと思います。さて死亡確認の後、…

その辺の事情

在宅訪問診療には”在宅”の文字が入っていますが、施設に入居されている患者さんのところに、ももちろんお伺いしております。一部、私たちが行けない施設もあって、いわゆる”特老”と呼ばれる特別養護老人施設は、常勤医がいるのが建前なので、医療は別となり…

往診グッズ

訪問診療に持っていくもの。 血圧計、採血や点滴関連の医療器具は、クリニックの標準装備としてカバンにセットしてあります。点滴台や、点滴パックを吊るす器具は現地で調達。 無くても、あるものを工夫してなんとかします。 よく使うのは、クリーニング屋さ…

僕らはみんな生きている

写真の建物は本文に関係ありません。在宅訪問診療をやっていると、あそこは行きたくないなぁ〜と言うところは、やっぱり、あります。 行きたくない理由は、様々です。 そしてわたしが一番行きたくないのは、やっぱり臭いのきつい家。人間、生きていれば飲み…

切れるお年寄り

月末、定期診察のついでに集金があります。 先月分の診療費をいただくのですね。 医療費の7割は健康保険の方から支払われますので、残りの3割を実費でいただく。 訪問前に大体の金額を事前に伝えておいて、準備していただきます。 さて、先日伺ったとあるお…

インフルエンザワクチンについてちょっと一言

インフルエンザが流行しております。 ニュースでも連日、報道してますね。うちのクリニックでは、十一月中旬くらいから希望する患者さんに、インフルエンザワクチンを接種していきます。 施設を利用する人は、感染リスクが高いので、原則として全員接種しま…

お天気よりも曇りが好き

冬の晴れた日。 からりと晴れて、風は冷たいけど乾燥してるとさらっとしていて、いかにも冬らしく身が引き締まって逆に清々しい。 しばらく曇りだったり雨だったりのはっきりしない日が続くと、たまの晴れ間は、気持ちも晴れて気持ちがいい。 だけど、そんな…

オン・コール

この週末はオンコールでした。 月に少なくとも2回は回ってきます。 何しろ、例のDr.面倒臭男が『僕ぁ、週末のオンコールをやる話は(就職の時に)聞いていないから』とかなんとか言ってやらないので。 そんなの、あたしだって聞いてないさっ。 と思う。 週…

検査の結果はグレーゾーン

先日、嚥下内視鏡検査をして来ました。 患者さんは、別の在宅クリニックにかかっている方でしたが、そこのクリニックでは嚥下内視鏡検査ができないのでうちに紹介があったのでした。もともと脳梗塞で半身に麻痺があり、つい最近も誤嚥して肺炎になり入院。 …

嚥下内視鏡検査ってなに?

最近、うちのクリニックで始めることになった検査。 嚥下内視鏡検査(Videoendoscopy)略してVE。 検査一式、さくっと院長が買ってくれました。ということで、いろいろお勉強中です。口からご飯を食べる。 当たり前だけど、意外と当たり前すぎてなおざりにさ…

続・胃瘻〜作るか作らないか

胃瘻、という医療処置の功罪について話し出したら、キリがないのだけれど、いざとなると迷ってしまう処置の筆頭だと思います。www.ro-katu.com 先日、とある在宅介護のお家に伺った時のこと。 以前から、うちのクリニックで診察に伺っている高齢の患者さんで…

「延命治療」を親に強いるのは圧倒的に50代息子が多い理由〜を読んで

台風が日本列島を縦断した日曜日、ネットの記事をあれこれぶらぶら読んでいたら、こんな記事がありました。diamond.jp普段、嫁や姉妹に親の介護を任せっきりにしていて、いざとなると『ここは男が決めないと』とばかりにしゃしゃり出てきて、全てをひっくり…

胃瘻〜作るか作らないか

思うに、胃瘻ほど評価の分かれるものはないような気がする、今日この頃。ところで、胃瘻ってご存知ですか? ごく一般のごく普通の生活してたら、まずお目にかかることはないであろう医療処置の一つです。すごく乱暴に言うと、お腹のところから胃に直接、穴を…

なんとなくもやもや

最近では、老人ホームや介護施設でも終末期のお看取りをするようになってきました。 今まで、馴染んで暮らしてきた我が家同然の場所を、もう死にそうだから、とか、ただ死ぬためだけに、追い出されて病院に搬送されちゃうのってどうなんだろう、と常日頃から…

八月は大忙し

毎日、暑い日が続いております。 暑いよ、暑いよ、つむりが焼けるよ(">ω<)っ と愚痴りながら、お仕事をしている日々でございます。そのうえ先月の中頃から突然、上司である院長がよんどころのない事情で、不在となっている。 こればかりは、予想できること…

尊厳死協会 リビングウイルファシリテーター養成講座 番外編

参加はしたものの、何が何だかいまだによくわからない、尊厳死協会主催の『リビングウイルファシリテーター養成講座』。会場および宿は、武雄温泉ハイツという、温泉宿でした。 行く前に同僚の一人と話をしていたら、 『あ、俺、そこに中学校の修学旅行で泊…

尊厳死協会 ファシリテーター養成講座 続き

佐賀県武雄温泉まで、新幹線とローカル線とタクシーを乗り継いで、行ってまいりました尊厳死協会の講習会。初日は、座学とワークショップ。 翌日はグループワーク、と言うプログラムでした。 座るところは、グループ毎に決まっていて、私のグループは弁護士…

尊厳死協会 ファシリテーター養成研修会

さて、この尊厳死協会、という団体。 会員数11万人という、かなり大きな団体のようです。 そういえば、実家の母も尊厳死協会の市民講座を聞きに行ったことがある、と言ってたっけ。 主に、一般市民=いずれ終末期医療のお世話になるであろう人たち、を対象…

佐賀武雄温泉

この前の連休、尊厳死協会主催のリビングウィルファシリテーター養成研修会、というものに参加してまいりました。『佐賀県の武雄温泉というところであるから、ちょっと行ってみない?温泉も入れるよ』 と上司に言われて、えー連休なのにぃ(´・_・`)と思いつつ…

もう先はそんなに長くないんだから

いつも行く訪問先のお家。 先日お伺いしたら、床の間に大きなテレビが一台鎮座してました。 以前きた時には無かったテレビです。 枠取りがほとんどないので、画面いっぱいに映像があって、すごく綺麗で臨場が感があります。 これでサッカーの試合なんか見た…

向上心

またもや某先生の手術に当てられてしまいました。 最近、多いような気がするんだけど。 と、何気なく口にしたら、術場責任者である上司から 『いやぁ、実は某先生は、昔ながらのオーソドックスな麻酔を好まれるもんで、最近の若手の麻酔は嫌がられるんすよ』…