とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

私の居場所

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普段は居間のソファが、私の居場所。

我が家の一階部分はいわゆるLDKというやつで、居間とダイニングとキッチンが一間続き、というか混在しております。

その居間部分にソファが置かれておりまして、そこを根城にしているわけです。

 

ソファの脇には、私用の文具や雑貨類を満載したワゴンラック。

さらに、図書館から借りて来た本とか、読もうと思っている(けどまだ読んでない)本とかを、ソファのクッションの上に山積みにして、その隙間に座って、古いオットマンに両足を乗せ、ノートパソコンを膝にネットサーフィンしたり、そのまま寝落ちしたり、そんな時間が、しみじみ、幸せ。

 

我が家には炬燵がないのですが、はっきり言って、この古ぼけたソファが炬燵がわりなので、炬燵は要らないのです。

でもって、傍に小さなスピーカーを置いて、一人の時はネットラジオを聴いてます。

 

このソファがあるのはテレビの真ん前なので、テレビやらDVDを鑑賞するにも絶好の位置。

去年から、アマゾンプライムとFire TVも導入したので、リモコン一つで、気ままに映画も観られて、さらに快適度は向上しております。

 

すぐそばにダイニングテーブルを置いているので、パソコンを持ってちょっと移動すれば、テーブルで作業もできて本当に便利。

 

一人で過ごす休日は、ほとんどソファの上で過ごしてます。

 ええ、基本、引きこもり、でございます。

 

しかしながら、相方のおじさんが家にいて、テレビを見ていたりすると、一気にその快適度は下がります。

特に、私のそれほど見たくないテレビだったりすると。

 

さらに、奴がテレビをつけっぱなしにしたまま、自分のパソコンコーナーに移動すると、見ないなら消せば? と言いたくなる。

 

いえ、いつだったか、実際にそう言ったらば、おじさんが答えて曰く、

「音だけ聞いてるんだから、つけといて」だって。

 

見たい番組があるなら、チャンネル変えてもいいよ。と奴は言う。

ええ、いかにも優しくて思いやりのある夫らしく、ですね。

 

だけどね、私はテレビを見たくないの。

本を読んでて、視界に動いている画像が入ると気が散るし、バラエティのざわざわした会話とか、ドキュメンタリーものの煽り系のナレーションとか、めっちゃ、やぞろしいの。

 

だけど、おじさんは私がテレビを消すと、「音は聞いてるんだから、消さないでよ」と怒る。

チャンネルを変えるのはいいけど、消すのは嫌なんだって。

そこんとこが、私には理解できない。

 

要するに、二人のそれぞれに過ごしたい空間とその環境が、微妙に重なってしまうことに、軋轢が生じる原因があるわけですね。

 

こんな時は、不本意ながら私が、パソコンを持って二階に避難することになります。

奴のパソコンはデスクトップなので、ノートパソコン派の私が、場所を譲る羽目になるんです。

すこぶる面白くないのでありますが、仕方がない。

 

おじさんが、定年退職して家にいるようになったら、毎日、そうやって居場所を探して、転々としないといけなくなるのだろうか。

そういえば、おじさんは、退職したら友達を呼んで麻雀三昧で過ごしたいな、などと言っていたな。

 

たいして広くもない我が家、そんなことをされたら、私のくつろぐ場所はどうなる?

 

我が家の居間は、座り心地が良くて、いざとなればお昼寝もできるソファがあって、今の季節は、掃き出し窓を開ければ、心地よい風がそよぐ。朝などは、小鳥の鳴き声も聞こえます。

その気になれば、リモコン一つでテレビもアマゾン配信の映画も見られて、お腹が空いたら、立ち上がって数歩も歩けば、そこは台所。

我が家で一番居心地の良い場所だと言うのに。

 

少なくとも、麻雀仲間と過ごすのなら、私がいない時にしてもらいたいものです。

 

おじさんが退職して、常時、家にいるようになったら、二人それぞれ別に過ごせるよう、家具の配置とか考えた方がいいかもしれません。

今の所は、おじさんは滅多に家にいないので、この快適空間を独り占めしてますけどね。