とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

都会に住むと美味しいこと

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先週後半は、用事があって南関東に行ってました。

現在、関西在住のおすねかじり虫も合流。

私は今回、青山のとある店に行きたかったのですが、おすねかじり虫が表参道を歩きたい、というので一緒に行くことに。

 

方向音痴の私と違い、おすねかじり虫は、父親譲りの土地勘と抜群の方向感覚で、知らない土地を歩くときは一緒に行くと、大変便利。

この人間Googleナビと一緒に、東横線明治神宮前で降り、表参道を歩く。

名だたる建築家の作品らしき建物がいっぱい。

どれが誰の作品か、知識があったらさらに面白いだろうな、と思います。行き交う人のファッションもおしゃれで素敵。

眺めているだけで楽しいです。

ええ、田舎者丸出しです。

 

表参道は歩道と車道の間に、大きく育った木が立ち並んで、とても気持ちがいい。

もし植栽がなかったら、随分と殺伐とした街になっていたでしょうね。

おしゃれな街でした。

 

てくてく歩いて、交差点を右に。さらに歩きます。ずっとしゃべっているので、どこをどう歩いたのか、ほどんど記憶がないのだけれど、とある路地にふっと入ると、そこが目的の店でした。

おすねかじり虫の土地勘おそるべし。まるで、地元住人。

 

お店で、あれこれお買い物を楽しみ、ついで、パイナップルハウスと呼ばれる建物を見に行きました。

例の揉めに揉めた国立競技場を、最終的にデザインすることになった隈研吾の作品だそうです。

 

そこで、お茶。

二階に上がって勧められるままに椅子に座ったら、お茶とクッキーが有無を言わさず出てくる。メニューもない。

こう言うのも東京ならでは?

と思っていたら、一階の受付にいたアイドル歌手のように可愛らしいお嬢さんが、たどたどしい日本語で、「試食サービスですので、お代はいただきません」とおっしゃる。

なんとクッキーもお茶も無料でした。

すごく得した気分。

ちょうど喉が渇いていて、お代わりもしちゃったし。

美味しいクッキーだったので、お土産に一箱購入しました。

台湾のお店だそうです。

 

それから六本木へ向かい、黒川紀章の設計した国立新美術館へ。

ガラス板が貼り付けられた、一面ガラスの壁が面白い。

 

ここには一杯420円でコーヒーが飲める、おしゃれなカフェテリアが。

コーヒーは、ちゃんとしたエスプレッソマシーンで作っていて、スタバ並みのクオリティで、量はたっぷり。

そこそこ人は座っていたけれど、窓際のテーブルを見つけて、そこでのんびり休憩。

平日だけあって、観光客か、年金暮らしと思しきお年寄りの姿が多い。

そして、そのお年寄りたちのおしゃれなこと。

よく見ると皆さん、背中が曲がっていたり、杖をついていたり、と、鹿児島のお年寄りと、そんなに変わりなさそうなのだけれど、何しろ、着こなしがおしゃれ。

 

シンプルなベージュのトレンチコートをさらっと羽織って、その下から覗く、鮮やかな色ターコイズブルータートルネックが白髪に良く映っている老婦人とか。

チェックのシャツにチノクロスのパンツは、ごく普通だけど、被っているハンチング帽が、何気におしゃれなお爺様とか。

 

地下のショップもすごくおしゃれ。

お値段も相当なので、買うには至りませんでしたけれど、見ているだけでも楽しい。

 

こういうところに気軽に来られるのは、やっぱり都会暮らしの美味しいところだよな、と思いました。