都会に住むのは美味しいか?
南関東に行っておりました。
そこで母親が一人暮らしをしているからです。
実は我が家の場合、子が地方にいて親が都会にいる。
まあ、妹は東京にいるんですけどね。
つまり私は、元都会っ子。
いわゆる都落ちってやつですね(古い?)
ちょっと前まで、盆暮れ正月の時期は、東京方面への飛行機はがらがらで、帰省も楽なものでしたが、最近は、そうでもなくて飛行機のチケットを取るのも一苦労。常に満席の状態で、移動も楽ではありません。
加えて、私が日雇い労働者なので、正月休みもそう長くは取れない。等々の事情から、無理に正月に戻るより、平日にゆっくり会いに行く方が、コスト的にも良いだろう、と考えてのことです。
ちなみに今回は、二月にとっておいたので、全日空でしたが片道九千円の格安チケット。
今回の帰省の目的は、一人暮らしの母の様子伺いと、実家の状態確認。
実は、昨年の梅雨時にシロアリが発生し、夏に業者さんに頼んで駆除したのです。
その後、年末におじさんと私とで、シロアリ再発を防ぐため、侵入経路となった家の裏側の除草&ブロックレンガで舗装したのでした。
それで、その後の状態を確認しに行ったのです。
小さな敷地いっぱいに建てられた建物の裏側は、母がまた余計なものを色々おいて、狭苦しくなっていましたが、ゴミ屋敷というほどではなく、シロアリも大丈夫そうでした。
母が普段買い物に行くスーパーに付き合ったり、ご近所に挨拶したり、合間に、ちょっと美術館に行ったり、となかなか有意義に過ごせました。
母は80近くですが、まだまだ一人で大丈夫そうでしたし。
週末には東京に住む妹と、高校生の姪もやってきて、ちょっとした女子会状態。
普段もメールでやりとりはしているし、母とは月1ペースで、電話で話もするので、大体のことはわかっていますが、やっぱり、直接会って話をするのはまた違います。
今回は、お互いのこれからのことなども、ちらほらと。
妹の旦那さんは、妹よりも私よりもずっと年上で、実は今年還暦。来年の春で定年退職です。
定年後は、再就職せず主夫業に専念して(料理はプロ並み、家事も蓄財もバッチリ)、妹の仕事や姪の大学受験をバックアップし、そのあとは、伊豆か熱海あたりにセカンドハウスを持つのだそう。
かなり余裕のあるリタイア生活を予定しています。
妹はまだまだ現役、働き盛りですが、子供が姪一人だけなので、状況によっては、早期リタイアも考えているとか。
いいなぁ、羨ましい。
母は、今は一人で頑張っていますが、そのうち一人暮らしが厳しくなったら、施設に入るか、在宅介護も考えに入れなくてはいけません。
その頃に相方のおじさんが定年になっていたら、二人で移ってくるのもありかな、とふと思いました。
それにおすねかじり虫は、東京に就職したいらしい。
ここからなら、東京へも通勤圏内です。
将来、結婚して子供ができるとなると、都会での子育ての負担は半端なさそう。
だったらいっそ、親が移住して手伝ってもいいかも、と思ったりもして。
仕事を離れれば、また交友関係も変わるわけで、60代なら新しく人間関係を築くのも、そう難しくはなさそうです。
街には、同じような状況のお年寄りも沢山いそうだし。
母の家は、築20年あまりの建売住宅で、そろそろあちこち修理が必要。
孫が就職でこっちに来るなら、いっそ二世帯にリフォームしようかな、などと母も言います。
一方で、地方の緑が沢山あって、広々した暮らしに慣れていると、人が多い都会暮らしは、ストレスが溜まりそうな気もします。
時々、遊びに来るのとは訳が違いますもの。
今の所は、選択肢の一つかな。