美容室にて 続き
いつも行く美容室にて。
お世話になっているイケメンの40代店長は、業界ではなかなかに有名だそうで、美容学校の講師などもされているそうです。
それで、最近、美容師学校の学生に男子が増えてきたという話。
三割くらいは男子生徒だそうです。
色々な職種で男女差がなくなってきたんですね〜。
ところが、その男子生徒たちほとんどが、将来の勤め先として、男性専用の美容院を希望するのだ、とか。
男性専用の美容院?
そんなものあったのけ?(鹿児島弁です)
てかそれは、床屋、というのでは?
いやいや、床屋は理容室。
理容師と美容師は、全然違うんです。免許も、学校も違うんです。
と店長。
すると美容師を目指しつつ、でも、お客さんは男性が良いということ?
ちと、混乱する私。
そうなんすよ〜
と愚痴る店長。
美容師の方がかっこいいし、聞こえがいいからって、美容師学校にくるんですけどね。
だからって、女性のお客さんだと、会話とか扱いが面倒臭いからやだって、いうんですよ。
ヘぇ〜
だいたい、俺らの頃なんて、女の子って言えば、どうすれば仲良く会話できるか?いい感じになれるか?みたいなことを、年中考えてたもんですよ。
店長の愚痴は続きます。
女の子ってのは、やっぱ、男にとっては競争目標みたいな存在でしたからねぇ。
俺が、手に入れてやる、みたいなね。
それが、今の奴らは、メイクはするし、ネイルもするしで、すっかり見た目は女の子と違わない格好してるくせに、全然、ぎらぎらしてないんすよ。
格好は一緒だけど、それ以上に努力して女の子を理解しようとか、近づくための努力をしようと思わないらしくて。
女の子っぽい格好は、おしゃれだからするけど、女の子をゲットするためではないんだって。
そこまでの苦労はしたくない。
モテなくていい。
恋愛とか、振られて辛い思いをするかもしれないから、やめておく。
好きな女の子が出来なければ、アイドルの追っかけか、二次元の世界に行けばいいし。
と、こうなんですよ〜。
憤懣やるかたない風情の店長。
へぇ〜ぇ〜と相槌を打つばかりの私。
やっぱりそういうのも少子化に関係あるんですかねぇ。
そう言えば、うちのおすねかじり虫は、どうなんだろう?
大学に入ったら茶髪にしよう、って思って浪人生活を耐えたんだよ〜
一度くらいは、髪染めてみたいよ〜
と訳のわからん理屈をこねて、ミンミン鳴くので、先日、餞別がわりに、美容院に連れてきてやったのでした。
合格祝いに、茶髪、とかチャラ男の極みのような奴でございます。
そしたらば、店長いわく。
ああ、昼寝さんちの虫太郎君なら大丈夫っすよ。
もう昭和の香りぷんぷんでしたから。
とのこと。
どういう意味なんだろう( ̄_ ̄|||)
聞きたいような、聞きたくないような。