睡眠負債
Yahoo!ニュースで見つけました。
最近、NHKでもやってましたね。
睡眠不足が続くと、太りやすくなるし、認知症になりやすくなるし、うつ病になりやすくなるし、良いことないらしい。
一時期は朝活、などと言って早起きして一仕事済ませてしまうのが、良し、とされていましたが、やっぱりそれでは無理が祟って、体調を崩す人がいたのでしょうね。
一巡回って、ちゃんと寝ましょう、という論調になってきたようです。
いわゆるロングスリーパーの私は、昔からショートスリーパーのおじさんに、いつも馬鹿にされていたものですが、この度の睡眠負債ネタのおかげで、大手を振って早寝、昼寝ができるようになって嬉しい限りです。
ところで、先日、職場の同年代の人と話をしていて、近頃、二度寝ができなくなった、という話で盛り上がってしまいました。
歳をとったせいですかねぇ〜と二人で。
「だけど、起きてしばらくすると、すごく眠くなるんだよね」
と職場の人。
うんうん、一緒です、と私。
「5時とかに起きるじゃない。で、8時ごろとか眠いわけ。さあ、仕事始めようかなぁってくらいのタイミングでさ。で、一日中昼間は眠くてさ、また夜になると目が冴えてきちゃうの」
そうそう、そうなですよねぇ〜と、激しく共感してしまう私。
その人は、夜はお酒を飲まないと寝付けないそうです。
私は今のところ寝つきは良いです。
でも、以前のように何時でも何処でも、と言う具合にはいかなくなってきました。
ちょっと前までは、二度寝というのは本当に困ったもので、なんとか二度寝をせずに、起きられるようになりたいものだと、苦労していたものです。
何しろ朝が弱くて、起き抜けはほとんどゾンビ状態の私。
目覚まし時計を止めて、そのまま誘惑に負けて二度寝。
何度してしまったことか。
その度に臍を噛み、後悔し、懺悔をしては、どうしたら二度寝をしない身体になれるのだろう、と祈ったものです。
起きてすぐに行動できるおじさんが、心底、羨ましかった。
一方で、今日は二度寝をして良い日♪ に早く目覚めてしまった暁には、二度寝の幸せをしみじみ噛み締め、その愉悦に身を任せたものでした。
さて、相方のおじさんは典型的なショートスリーパー。
いつも夜は0時をまわってからご就寝ですが、5時にはスッキリ起きてくる。
昼にちょっと昼寝すれば、それで足りるそうです。
なんかずるい。
おじさんに付き合って、5時に起きる生活を長年続け、最近やっと5時には自然と目が覚める身体になれた、と思ったら。
当然というか、二度寝ができなくなりました。
今日は休日なんだから、5時に起きなくて良いんだよー。
もうちょっと寝てて良いよー。
と、自分に言い聞かせても、目がぱっちり覚めてしまう。
身体はね、やっぱりだるいのです。
低血圧なんで、起き上がる時も勢いよく起き上がれない。
じわじわと俯いたまま身体を起こす。
まるでゾンビです(笑)。
でも、眠れないんです。
なんとか寝ようと思っても、昔のような、あの心地よい眠りの波にさらわれていく感覚が、こない。
そのうち、私が目覚めたのを察知した猫が「朝ごはん〜」と催促を始め、うるさいので結局、起き上がってしまう。
そうするとトイレに行きたくなったり、お腹がすいてきたりと、色々な身体欲求が、目覚めてきて、気がつけばテレビの早朝番組を、コーヒーをすすりながら、所在無げに眺めていることになる。
髪に白髪が増えた時も、頬に黒子と誤魔化すには大きすぎるシミが出てきた時も、お腹がぽっこりしてきた時も、ま、いいか、と思えたけど、あの二度寝の幸せが味わえなくなったのは悲しい。
でも、睡眠負債を解消しつつ、パフォーマンスをあげるのには、本当は二度寝よりも、早寝、が良いそうですね。
寝つく時の心地よさを味わいながら、せめて早寝を心がけようと思います。