介護生活の伏兵は「通販」だった〜雑誌の記事から
ふと見つけた雑誌の記事。
認知症のお母さんの介護経験を、記事にされているようです。
離れて独り暮らしをする親がいるので、つい、読んでしまう。
著者のお母さんは、認知症という自覚がないままに、色々と問題行動を起こします。
今回、著者が苦労したのは通販。
サプリや健康食品や化粧品。
定期購入の契約をしては、そのことを忘れてしまう。
届いたものは使うわけでもなく、家のどこかにしまいこんで、これまた忘れてしまう。
家族が気づいて解約しても、テレビの通販番組を見ては、また契約してしまう。
そして、それを忘れる。
忘れているので、反省することがないし、いちいちその度に家族と揉めることになる。
そうしてお互いの信頼関係が揺らぐ。
家族の心の余裕とか、優しい気持ちとか、介護するにあたって必要なものがすり減っていく。
本人だって、覚えのないことで子供から叱られて、いい気持ちはしないし、自分の認知機能への漠然とした不安が拭えなくなる。
やがて、それが自信喪失、意欲減退に繋がる。
ますます、認知機能が衰えていく。
その間も、支払いは口座引き落としだから、発覚が遅れればいつのまにか、お金がどんどん減っている。
これって、地味に怖い話です。
うちの母親は、サプリ系のものは好きではないし、通販自体をあまり利用しないので、大丈夫?かな。
でもこの間、楽天で旅行の手配をしてチケットを購入したら、ちょうどキャンペーン中だったとかで、ポイントが意外とついて、得した〜、と喜んでいたっけ。
でも、その後、楽天で買い物をしている気配はないし。
本当に危ないのは、実は私かもしれない。
通販大好き。
日用品はほとんどネット。
このほど、いつも買っているウイルキンソン炭酸は、アマゾンの定期便の契約をしました。
その方が、単価が少しでも安いもので。
ワンクリックで、契約成立、です。
服だって、ネット。
ちょっと疲れたな、とかイライラすることがあると、ついPCを立ち上げてネットショップを覗いてしまう。
お手軽な気分転換です。
ついでに、ポチッ、としてしまうことだってあります。
サプリも全然抵抗ありません。
2年くらい前から、腸活関係のサプリメントも続けている。
効果のほどはわからないけど、いいような気がする。
それだけの理由で続けてます。
時々、もうやめようかな、と思うけど。
このまま、歳を重ねて認知症になっていった時、もしかすると、我が家の納戸には、怪しげな健康食品とかサプリメント、化粧品の品々が密かに堆積することになるかもしれません。
そうなったら、今、爪に火を灯す思いで(自己気分比)貯めている老後資金や、払っている年金が、どんどん、通販業者に流れてしまいます。
未来の私、しっかりしておくれ〜
こちらの介護記事は八月上旬くらいに刊行される予定らしい。
本になったら、是非読みたいと思いました。