家庭の平和を守る物
我が家の食洗機が壊れてしまいました。
今度壊れたのは二代目。
最初の食洗機は、家を建てたかれこれ19年前に購入。
それから10年目に入ろうか、というあたりで壊れてしまい、急ぎ二代目購入。
今度のは9年ほど頑張ってくれたので、まあこれも寿命、といって良いでしょう。
さて今回は前回と異なり、すぐに三代目を購入、とはあいなりませんでした。
一つには、我が家が節約体制に入ったから。
さらに住人も減って、それほど食器もたくさん使わなくなりました。
無理に食洗機を買わなくても、手洗いでもいいじゃないの?
という気もする。
実際、私一人飯の時は使いません。
手洗いで十分です。
ところで、我が家の場合、相方のおじさんも料理をする。
と言っても、いまどきの旦那様はそれくらいは、当たり前、ですよね。
でもね、昭和40年代とかそれ以前に生まれた男性には、まだまだそういうの、少ないんですよ。
相方のおじさんだって、実家では、お箸の場所も知らない。
お茶の一杯も淹れたことない。
ぜ〜んぶ、姑がやってますもの。
舅と一緒。
座ったきり、動かざること山の如しです。
でも結婚後は、とにかく家事もやってもらわないと、生活が成り立たなかった。
お互い共働きでしたし、どちらかというと、私の方が忙しかったので。
それで、四半世紀弱もの長い年月をかけ、根気強く、注意し、教え、多少の失敗は暖かく見守り、褒めて&褒めてで、育て上げましたの。
ほほほ。
今では普通に料理、洗濯、掃除、全てこなします。
料理なんか、私より上手なくらい。
でも、料理の後の後片付けは、苦手みたい。
私は、料理をしながら片付けていく派。
料理の出来上がりと同時に、使った調理器具もほとんど洗い終わっています。
おじさんのは、いわゆる男の料理。
全部、広げてそのまま。
世の優しい奥様は、そんな旦那様の料理の後を
「まだ、料理してくれるだけ、ありがたいのよね」
と、暖かく受け入れて、後片付けをしているのでしょうけど、我が家は違います。
料理は、片付けまでが、料理。
というのが、原則です。
なので、基本、後片付けは作った者がすることになっている。
でないと、私の方が負担が大きくて、損、なんだもの。
いえね今は私も、お気楽バイト生活ですから。
時間もありますし、片付けくらいしてあげていいし、食器だって洗ってあげてもいいのです。
だけどそれをすれば、おじさんのこと、あっという間に”何もしない君”となるのは、目に見えています。
それではこの二十有余年にも渡る、血の滲むような私の努力(大げさ)が、報われません。
だいたい今ですら、おじさんは、「後片付けもするよ〜」と言っていても、ご飯を食べた後、食器を流し場に置いたまま、テレビを見てたり、パソコンいじっていたり。
いつ片付けるのかな、でも、あまりうるさくいうと角が立つしな、などと気を使って、ストレスを貯める私。
結局、もう寝よう、という時間になっても、そのまま。
場合によっては翌朝に起きてきて、やっぱり、流し場に積み重ねられた食器と、調理器具の山を見つけてガックリくることも。
その度に、言い合いをするのは疲れるし、微妙な均衡の元に成り立っている、家庭平和が崩れてしまう。
そんな時、使い散らした調理器具や食器を一気に洗うのに、やっぱり食洗機、重要です。
特に男性って、こういうメカもの好きじゃないですか?
スイッチ入れたり、ガチャガチャ何かをセッティングするのって。
私たち女性だって、好きではない家事をするにあたっては、おしゃれなエプロンをするとか、輸入物の道具を使うとか、モチベーションアップを図ると思うのです。
なので、我が家の家庭平和維持のため、おじさんのために(あくまでおじさんのためにです)食洗機を、購入することにしました。
さて、購入にあたって、また色々と葛藤するのですが、字数も多くなってきたので、この辺で。
続きは明日に。