とりあえず初めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

我が家のお墓事情


今日は盆の入り。
関東では七月にお盆をするそうですが、鹿児島はそこんとこ絶対に、旧暦、です。

ちなみにお雛祭りは、新旧混ぜ混ぜ。
つまり雛飾りは二月三日に出して、四月三日まで飾ってて良い。
せっかくの飾り物なんだから、少しでも長く楽しめば良いよ、という合理性。

さて、今年の盆の入りは日曜日でもあるので、やっぱりお墓まいりには行こうか、という話になりました。

私自身は関東育ちなのですが、父親が鹿児島出身でして、一族のお墓は以前は、鹿児島県中西部の山間の昔ながらの村の共同墓地にありました。

それを何年か前、祖母が亡くなったのを機に、近くの納骨堂に移しまして、今は歩いて十分くらいのところにお墓があります。
なので、気が向いたらいつでもお墓まいりに行ける。

私は、あまり先祖供養とか気にしない方なのですが、相方のおじさんはかなり真面目。
盆暮れ正月、そしてお彼岸には、ちゃんとお墓詣りする人です。

鹿児島の人は、もともと、お墓詣りとか先祖供養に熱心な人が多い気がします。
若い人でも、意外とお墓のことは気にするし。
お彼岸やお盆の時期は、お花はたっぷり飾るし、それだけでなく、いろいろなお供え物が置かれて、墓地というよりお花畑か、アートの展示会みたいになっていることあるし。

鹿児島は日本で一番、生花を消費しているのだそうですね。
祖母も晩年、畑で野菜は作らなくても、お墓に供える用の花はずっと作っていましたっけ。

お墓参りも、まずはお墓をたわしと洗剤で、がしがし洗って綺麗にするのが鹿児島式、です。

以前、ペネロペ・クルス主演のスペインが舞台の映画*を見てたら、村の女たちが総出で、自分の家のお墓をごしごし洗って綺麗にしてる場面が最初のシーンにあって、ああ、鹿児島と同じねぇ、と感動した覚えがあります。

*ボルベール(帰郷)

https://ja.wikipedia.org/wiki/ボルベール〈帰郷〉

お墓は市内や錦江湾側だと、屋根付きのものが多いです。
桜島の降灰対策ですね。

さて、我が家の納骨堂ですが、管理運営を神社がしているというちょっと珍しい納骨堂です。
利用者は、別に神道信者でなくても良いとのことで、やりたければ仏式の法事も可能です。
聞けば、キリスト教でも構わないとのこと。
もしかしたら、イスラム教も大丈夫かもしれません。
その辺り、宗教に寛容な日本の文化らしくて、良いな、と私は思います。

納骨堂を探していた頃、ここと、他にも候補があって、そちらはお寺が運営している納骨堂でした。

最終的に決め手になったのは、私の母の意見でした。
「家族の中で、一番近い将来に入る可能性が強いのだから、私が気に入ったところにして」
と言って、鹿児島までわざわざやってきた母が、一目で気に入ったのが、この神社運営の納骨堂。

もともと、母の実家は神道なので、お寺でなくても抵抗感がなかったのと、宗教や宗派にこだわらず、法事も好きな形でして良い、という自由な感じが母も気に入ったみたいでした。

宗教についてはかなりリベラル派の母は、そのくせ自分の葬式は、万が一を考えて、父と同じ真宗大谷派でしてほしいそうです。
葬式の宗派が違って、そっち管轄の天国(極楽か?)に送られてしまうと困るから、だそうです。
同じお墓に入りたくないばかりに、死後離婚する妻もいるご時世に、仲の良いことです。

こちらの納骨堂、全館冷暖房完備です。
エレベータとトイレはもちろん車椅子対応。
入り口で靴を脱いでスリッパに履き替える形式で、床には絨毯が敷かれています。
もちろん、掃除も行き届いている。
ちょっとした式典用の会場も併設されていて、立食パーティができるタイプの大きな会場と、畳敷きのこじんまりとした部屋タイプとあって、納骨堂を利用している家であれば、いつでも無料で利用可能、というサービスの良さ。

相方のおじさんも、ここが気に入ったらしく、我が家がお墓を移すときに、「一緒にこっちに入るから」と言って我が家の納骨壇の隣に、もう一つ納骨壇を購入しました。

おじさんとこの一族のお墓は、鹿児島の北西部の阿久根というところにあるのですが、ご多分に洩れず、若い人はほとんど村を出てしまい、最近はすっかり人が減って、お墓もさびれています。
田舎のお墓に入っても、お参りに来る人もいないだろうから、入りたくないそうです。

いずれは、ここに入るつもりです。
私はどっちに入ろうかな。
おじさんの方でも良いような気がします。
どうせ、お隣どうしだし。