とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

下流老人〜を読んで

前から気になっていたので、図書館で借りてみました。
一読しての感想。

うーん。

色々な実例が挙げられています。
ちょっと、極端な気もする例もある。
著者は、もともと、支援目的のNGOを主催している方なので、やっぱり問題提起をしなくちゃ、という志もあって書かれているからなんでしょう。


中には、あまりにも知らなさすぎないか?
と私でも言いたくなるようなことで、貧困に陥っている人もいたりして。
でも、そういうことに興味を持ったり危機感をもったりしていなければ、やっぱり知らないままに、過ごしてしまっていざという時に、困ってしまうのでしょう。


もちろん、これは予測もつかないし、大変だな。
と心から同情してしまうケースもあります。

子供が鬱になったり、引きこもりになったりで、生活力がなく、いつまで養わなくてはいけないか、先が見えない。
なんて、話は身につまされる。
他人事で、流せそうもありません。

でもな、だからと言って全部が全部、親の責任というわけでもないと、思うのです。

昔、子虫が学校を辞めてふらふらしてた頃、妹に愚痴ったら、
「いつまで面倒を見るのかは、はっきり決めておいたほうがいいよ。本人のためにも」
と言われました。

妹は教育関係の仕事をしているので、私よりもその辺のややこしい事例を、沢山、見て来ているのでしょう。
その時は、
「冷たいな〜、愚痴ってただけなのに(泣)」
と思ったけど、今はそうだな、と思っています。

自分たちでなんとかしよう、よそ様にしれたら恥ずかしい、なんとかなるよ(多分)なんて、ずるずると問題を放置していたら、みんなで共倒れ。
余計に大変なことになるってことも、あるのですから。

我が家はその後、子虫は周りのアドバイスもあって、地方の新設大学になんとか潜り込み、今はとりあえず楽しく勉強しています。
就職は、あるのかどうかはわかりませんが、本人は「ちゃんと考えている」と言ってはいる。
在学中は援助するけど、あとは自分で食ってくれ、と言ってあります。

子供さんが、ブラック企業に勤めていて生活ができないから、就職後も仕送りしている、という親御さんも知り合いにいますが、そこまではしないつもりです。
でも、子供可愛さにしちゃうのかなぁ。

この本だけでなく、「下流老人」で検索すると、いくらでも出てくるネットの記事では、思いもよらない自体で貧困に陥ってしまうケースが、ぞろぞろ出て来ます。


gendai.ismedia.jp

中流に位置するくらいの収入がある人が、一番危ないそうです。
「これくらいは贅沢じゃない」「別に贅沢しているつもりはない」「頑張って来たのだから、これくらいは」と使っているお金が、実は身分不相応なのだとか。
そして、支出が抑えられないままに、いつのまにか収支が合わなくなって貧困に落ちてしまう。

でも、この身分不相応なのか、相応なのかの判断って、難しくないですか。

そりゃね、毎年豪華な海外ツアー旅行をしようとは思いませんけど、年に一回の温泉旅行は、贅沢なのか?
出そうと思えば、出せる金額なのではあります。

だから、難しい。
分相応な楽しみだと思って良いのか?
それとも、実は身分不相応なのか?
本来は、貯金に回すべきなのか?
わかりやすい、指標ってないですかね。

他にも、介護離職とか、子供の問題とかちょっと不安を煽りすぎでは?
と言いたくなるようなのも、ある。
でも多くは「自分たちは年収もあるし、大丈夫」と言っているうちに、二進も三進もいかなくなるようです。

この辺りは、心せねば。

今は、二人で働いているけど、いつ、どちらかが倒れるかはわからないし。
特に、私はバイトの掛け持ち。
収入が、不安定のリスク大。

倒れるのだって、病気とは限りません。
ご主人がひき逃げされて、意識不明の重体になり、ICUで何日も療養してたって話を、以前、聞いたことがある。
事故の被害者なので、加害者が補償するまでは、全額自己負担だそう。
でも、ひき逃げで犯人が捕まらないから、補償してもらえない。
一日の医療費が、何十万単位だとか、聞くとめまいがしそうな話です。
もう、あんまり考えると、先行き暗くなりそう。

でもな、じゃあ、そういう事態にも対応できるように高額の保険に入って、その支払いで生活が圧迫される、ってのもなんだか本末転倒な気もするし。

結局、ある程度は、なんとかなるさ〜と楽天的に暮らしつつ、いざという時は適切な情報や助言が得られるように、あちこちにこまめにアンテナを張り巡らしておく。
それしかない、のでしょう。

私のネット中毒にも、良い言い訳が出来たので、これからもせっせと、ネット検索して過ごそうっと。