とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

ちょこっと手芸のおすすめ


今日はたまたま仕事が休み。
そろそろ朝ドラのひよっこも終わりだし、最後はどうなるのかしらね、と見てたその流れで、朝イチという番組を見るとはなしに見てました。

そしたらば、ちょこっと手芸のおすすめ、というコーナーが。

www1.nhk.or.jp

手芸ねぇ〜
高校生くらいまでは、けっこう好きな方でしたっけ。
セーターとか編んだな〜。
アラン模様みたいな複雑なものほど、やりだすとどんどんハマるんですよね。
糸と棒というごく単純な道具と材料なのに、形のあるものがいつのまにか出来てくるのが面白かった。

そういえば、気がついたらすっかり離れていましたね。
多分、子育てで忙しくてそれどころではなくて、そうこうするうちに、わざわざ作るのもね、となって。
番組で紹介される、こんなものが作れるんですよ〜という作品群も、好きな人は好きなのでしょうが、私は別にいらないな、と思うようなのが割とあって、ちょっと別の世界、という感じもする。

でも、途中からとある女子進学校の朝の活動に”運針”が取り入れられている、という話が紹介されるあたりから、少し流れが変わってきます。

脳科学の専門家曰く、手芸をすると脳の線条体というところが刺激されて、やる気スイッチが入る。
それが勉強や仕事のウォーミングアップになる、のだとか。

手を動かして、無心に作業することで瞑想効果もある。
などなど。
そういえば、南部の女性たちが主人公の映画「キルトに綴る愛」も、女たちが集まってキルトを作りながら恋バナから人生について語り合い、癒し合う話でしたっけ。

実際、作品紹介のために出演していたデザイナーさんは集中しすぎて、番組中の会話も耳に入ってなかったみたい。
いのっちの質問にも「すみません、聞いてませんでした」と堂々と言ってました。

それに手芸は、何かしら使えるものが出来上がるので、達成感があり実用的でもある。
最近は、作った作品をすぐに販売することも出来るのでちょっとした収入にもなるのだそう。
さらには、リメイクという方法もあります。
刺繍とか、本格的なものは技術が追いつかないけど、リメイクなら気軽に始められそうな気もします。

でもなこういうのって、私も経験がありますが、ハマるとキリがないんですよね。
そして、溜まっていく中途半端な完成度の作品たち。

番組の最後の方でも「手作りの作品を波風立てずに断る方法を教えてください」という投稿がありました。
わかる、わかる。うん、うん。

私も過去に、ものすごくいらない手作り作品をいただいて、苦労したこと、何回もある。
今はだいぶん面の皮も厚くなり、神経も図太くなったので、にっこり笑って、受け取るだけ受け取って、すぐに捨てる、ということもできるようになりましたけど。

そもそもああいうものって、一度受け取ると、そしてうっかり嬉しそうにすると「喜ぶから、作ってあげないと」というめちゃくちゃありがた迷惑な”博愛精神”にスイッチを入れてしまう、という危険性もある。

作るのはいいけど、周りの迷惑も考えて、自分のところだけで消費し尽くせるように、心がけるのも必要だと思うのでした。