とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

自転車だって凶器になります

仕事が終わって帰宅の途についた時のこと。
職場から家に帰る途中に、大学のキャンパスがあります。
時間もちょうど6時頃で、道には学生さんと思しき若者たちがたくさん歩いたり、自転車に乗ったりと、行き交っていました。
大学前だからか、歩道とはいえ割と広めにとってあり、自転車用と歩行者用とに白線で分けられている。
でも、守っている自転車はみたことないです。
歩行者の側をすごいスピードで走ってくるから、どうしても自転車側を歩かざるを得なくなる。
自転車専用路が車道側なので、どうしてもバスの停留所があったり、歩道橋があったりすると、人もそっち側に行きがちだから自転車としても専用路を走りにくい、という事情もあるのはわかるのですけどね。

鹿児島は、都会と違って割と人もおおらかなので、その辺それほどうるさくなくて、なんとなく、歩行者と自転車と入り混じってなんとかなっている。
そうはいっても、歩いていたら前方から来た自転車に轢かれそうになると、さすがに温厚な私も腹が立ちます。
ママチャリに乗った女の子、なんだか変なふうにふらふら自転車を漕いでいる。
まっすぐ進めずに、斜めに道を横切りながら進んでいます。
身体の具合でも悪いの?
どこかに障害でもある人?
かと、最初は思いました。
轢かれかけて、避ける時にすれ違いざま、右手を見たらスマホが握られている。
歩きスマホならぬ、自転車漕ぎスマホをしていたんですね。
彼女、私にぶつかりそうになった事にも気付かずそのままふらふら行ってしまいました。

これは、危ないなぁ。

誰も注意しないのかな、と思ったら、周りの人もみんな手元を見てる。
さすがに、自転車でスマホは彼女だけだったけど、道端に立っている人、信号を待っている人、バスを待つ人、みんな同じ仕草。
今ここに、暴走車が突っ込んでも、直前まで誰も動かないかも。
と、ふと思ってしまった。

ま、私だって歩き出す直前に、ネットラジオにつなぐためにスマホいじってましたから、人のことは全然言えません。
なるべく、信号待ちとか立ち止まっている時に見るように気をつけているけど、メッセージとかラインとか来ちゃったら、歩きながらつい見てしまったり、時には返事しちゃったりしている。

でも、そうやって自分の手元だけを見ている、という狭い視野の中にいると、危ないのだな、と今回身を持って実感した次第。

やっぱり、自分の身は自分で守らないとね。
おばさん一人、自転車に轢かれたくらい、これだけの人がいてもちゃんと見ていて助けてくれるとは、到底思えないのですから。