とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

教育の無償化は誰のため?〜という記事を読んで

ネットを眺めていたら、こんな記事がありました。

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/教育無償化誰のため?-財政圧迫-低所得層恩恵薄く/ar-AAu8Lxp#page=2www.msn.com


だいたい、新しい政策が出るとそれにダメ出しする記事が出るのは、お約束なんだなぁと思う。
今回の記事も、『教育費用、特に保育園や幼稚園の費用を無償化で軽減する』政策に対して、もともと、保育園料は世帯収入で決まっているので、低所得層は保育園料が安い。だから、保育園料を無償化してトクするのは、中高所得層だけ、という論点。

でもね悪いけど、その保育園料が世帯収入で決まるからこそ、中所得層の負担感が半端ないってこと、この記事書いた人は考えているのかな?
きっと、子供いない人なのかな?
それとも、低所得層が得する政策じゃないといい政策じゃない、って思い込んでいるのかな?

フルタイムで職場復帰して、子供のことで職場のあちこちに、年中、すみませんって頭下げまくって、働いても働いても、せっかくの給料が保育園料に全部消えちゃうと思うと、ふと虚しくなる気持ち、よくわかる。
同じ保育園のお母さんで、パートで収入低いからって保育園料ほとんど無料みたいなもので、で、パートで時間はあるからって昼間からママ友ランチしている人がいるのって、なんか変、って思う時があるの、よくわかる。

ただでさえ、子供育てるの大変なのに、その上お金もかかるんじゃね、子供作る気失せちゃいそうになるの、よくわかりますよっ。

そりゃあ、収入が低い人が楽になる世の中は、みんなが幸せになれるとは思います。
子供の貧困問題だって、早く解決しなくちゃいけないことです。

でもね、そこそこ頑張って稼いで、それなりの税金を納めている人たちが、もう保育園料高いから子供作るの辞めた〜っていうのは、将来、同じ所得層の人が減ってしまいかねないわけで、税金をもらいたい側からすると、現実問題としてやっぱり困るのだろうな、と思うのです。

子供は欲しいけど、もう保育園料払うのでお給料がいっぱいいっぱいだし、すでにフルタイムで働いていてもう収入アップも望めないし、時間も体力も気力も限界だから、次は無理っ。
という家庭は結構あると思う。
そういう家庭が増えているから、子供の数も減っているのだと思う。
だって、うちもそうだったもの。
3人目は諦めましたよ。
はっきり言って、無理。

だからね、保育園料無償化は賛成です。
保育園とか、教育以前の問題だと思う。

子供の命の問題ですもの。

見ててくれる人がいなかったら、預かってもらえるところがなかったら、子供は放って置かれたら、死んじゃうんです。
自分でたくましく生きていかれるまでには、すごく年数がかかるんです。その間、お金だってかかるんです。
そんな状況で、どっちを取るかって言われたら、自分だって生きていきたいから、仕事とりますよね。
だから、子供は作らない、作れない。

せめて子供の命の保証くらいは、国がしてくれないと、安心して子供産めないと思うのです。