とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

高い城の男〜シーズン2 第一話

アマゾンプライム配信のテレビシリーズ。
シーズン2に突入です。

もうすでに原作からは、遠く離れて進んでおります。

場面はまずジョーのシーンから。
無事に密輸船に乗ったジョーは、ジュリアナの安否を気遣っています。
が、船の無線が故障していて、連絡がつかない。

一方のジュリアナは、レジスタンスたちに囚われています。
ジョーは逃すわ、フィルムはジョーに持たせるわ。
どう考えても粛清対象ですものね。

やってきたレジスタンスのリーダーに、
「私がフィルムの内容を説明できるから、高い城の男に会わせろ」
と言うジュリアナ。なかなかしぶとい。
でも撃たれてしまうジュリアナ。
これまでの人生が走馬灯のように駆け巡ります。

戦友たちが参列して戦死した父を埋葬するシーン。
戦争末期、遺骨さえ戻らず小石だけが箱に収められていたと言う、日本の兵士たちを思ってしまったりして。
日本軍の零戦(だと思う)の飛行団が、サンフランシスコの空を埋め尽くし、怯える幼い日のジュリアナとトゥルーディ。

子供の頃は金髪でも、大人になると茶色になる人もいるんだな、とどうでもいいところに感心してたりして。

さて、ジョーは密輸船の乗組員に、ナチの党員とバレて殺されそうになりますが、謝礼金を釣り上げレジスタンスより高い金額を提示することで、ニューヨークまで無事にたどり着きます。
しかし、ジョーを回収した後、ナチは無情にも密輸船の乗組員もろとも船を爆発。
愕然とするジョー

スミス大将は、すっかり上機嫌。
ハインリッヒの脅迫から無事に戻れて、すっかりお仕事モードのよう。
密輸船を爆破されて、すっかり嫌気がさしたジョーがごねたので、ジョーの代わりにフィルムを持ってベルリンに出張です。


その頃、サンフランシスコでは、出頭したフランクが自分を捕まえてくれ、と木戸に訴えますが、エドが自白した今、ことがややこしくなるのか(どのみち、身代わりなので)木戸にあっさり門前払いにされます。

田上通産大臣の元には、小野田将軍(原作の手埼将軍と違って、かなり好戦的)がやって来ます。
原爆の製法が手に入った今、ドイツと対等になった自信から最終戦争に向けて準備を進める、と言います。

ストレスでいっぱいの田上さん。
一番避けたかった最終戦争が、とうとう始まりそうだし。
木戸警部に痛いところを突かれてるし。
おまけに、日本が負けた世界に迷い込んだりしているし。
切羽詰まって皇太子妃に連絡を取ろうとするあたり、やっぱり皇室と個人的につながっていたのね。

なんとかエドを助けたいフランク。
日本人にコネがあればなんとかなるかも、と、コネがたくさんありそうなチルダン氏に会いに行きます。
相変わらず、チルダンには強気なフランク。
チルダンの顧客名簿を見て、梶浦氏が弁護士であることに目をつけ、強引にチルダンを連れ会いに行きます。
梶浦氏は、実はヤクザとつながりのある弁護士でした。
あっさり、追い返されそうになり、先日売りつけたインディアンの装飾品が偽物であると、バラしてしまうフランク。
おかげでヤクザの元へ連行。
フランクもだいぶん、ジュリアナちっくになっているな。


さて、そのジュリアナは、というと。
なんと生きていました。
そら、主役だもんね。
撃たれた後の場面で、スミス大将が当たり前のようにジョーに『ジュリアナは死んだよ』と告げていたので、ひょっとして???とは思ってたけどさ。

撃たれたのは麻酔銃?かな。
連れて行かれたのは、なんとアベンゼンの元。
おお、ついに高い城の男登場。

でも、このアベンゼンさん、すぐ切れるし。
物分かり良さそうにしてて、ちょっとまずくなると怒り出すし。
なんか変。
ぼんやりおっとりで、ちょっと奥さんの尻にひかれてるっぽかった原作のアベンゼンさんとは全然違います。

住んでいるのは、薄暗い納屋みたいなところ。
高い城ではやっぱりありませんでした。

そこには『イナゴ身重たく横たわる』のタイトルで集められたフィルムがいっぱい。
1961年にアメリカが独立したニュース映画もあります。
その時点で、あれなんだかおかしいぞ、と思う視聴者である私。

ジュリアナは、自分が見た映画の内容を説明します。それに合わせて、ヒットラーがベルリンで同じフィルムを見てます。
その内容はサンフランシスコ全滅という悲惨なものでした。
しかし、アベンゼンは落ち着いた様子で(よくある話という風に)、ジュリアナに見知った人がいるか、と尋ねます。
フィルムは、現実ではないけれど現実になり得た未来だ、とアベンゼンは説明します。
フィルムには、いつも変わらず出てくる人物がいて、その人物が重要なのです。
ベンゼンはフランクとジョーのことも知っていました。
ということは、二人はキーパーソンてことかな。

ヒットラーは、フィルムを人々が見ることを恐れて収集しているのでした。

さて、ジュリアナが見覚えていた男は、サンフランシス壊滅時はレジスタンスでしたが、別のフィルムではナチの党員でした。
その男が見つかれば、サンフランシスコ壊滅の未来を変えられるかもしれない、と知らされるジュリアナ。
ベンゼンとのやりとりで、自分もキーパーパーソンなのかもしれないと悟るジュリアナ。
自分はどうなるのかと問い詰めると「質問はするなと言ったろう」と逆ギレするアベンゼン
レジスタンスに引き渡され、再び意識を失うジュリアナ。
意識が戻ると車のトランクの中でした。
このままレジスタンスに処分されてしまいそう。
トランクを壊して、走行中の車から飛び降りるジュリアナ。

どうなるんだ、シーズン2??


ところで、ジュリアナが逃げ出したのは、偶然にも日本軍御用達のレストランの前でした。
当然のように銃撃戦になります。
ここでジュリアナをリクルートしたレジスタンスのカレンは撃たれて死んでしまいます。
トルゥーディーといい、カレンといい、ジュリアナ以外の美人は、早めに死ぬ運命?