高い城の男〜シーズン2 第五話
ついに来ちゃった、こっちの世界。
田上通商大臣は、死んだはずの妻に「会いたかった(そりゃそうだよね、死んだと思ってたんだから)」と告げますが、妻は素っ気なく「仕事あるんで」と出かけてしまいます。
どうも、二人の仲は冷え切っているらしい。
冷蔵庫の中には、食べかけのお皿が。
ラップくらいしようよ。
見たこともない食品だらけの冷蔵庫や食品庫。
テーブルの上には妻からの離婚訴訟の訴状がありました。
どうやらお仕事にかまけて、奥さんや家族を放っておきすぎたらしい。
元の世界では、暇さえあれば写真を見て思い出に浸ってたのにね。
失ってみないと、大事さがわからないってことですかね。
妻の名前が美智子なのは、欧米人には親しみかつ良い印象のある名前だからでしょうか。
ヨウコだと、オノ・ヨーコを連想させて、いいイメージを持たない欧米人(特に英国人)多いらしい。
さて公園でディクソンに会うジュリアナ。
ディクソンはレジスタンスでした。
ジュリアナがジョーを助けてフィルムを渡したため、ナチ側の人間だと思っています。
ジュリアナは、本来の目的を告げます。
つまり、サンフランシスコに原爆が落とされるニュースフィルムを見たこと、そしてフィルムの中に彼が映っていたこと。
ディクソンが、サンフランシスコの惨劇を防ぐキーとなるかもしれないということ。
妹との関係から、ジュリアを信じるというディクソン。
レジスタンスはスミス大将に近いジュリアナを利用して、スミス大将の暗殺を企てます。
ジュリアナは、原作でもそうでしたが、どこに行っても『釣りの餌』扱いですね。
スミス家の朝ごはん。
シリアルを箱ごとぽんと置いて、冷蔵庫から出したジュースと牛乳。
食器はおしゃれに並んでるけど。
これが、欧米流の有能主婦の朝ごはん。
日本のお母さんは、もう少し手を抜いてもいいと思うの。
サラと一晩過ごして帰って来たフランク。
エドに早速バレてます。
なんで、こういうことってすぐバレるんだろう。
昼ドラ並みの展開の速さ。
ベルリンでは、いい加減にニューヨークに帰ろうとするジョー。
ホイスマンに誘われて、”春の夜明けの家”に連れていかれます。
こういう時の車はやっぱりベンツなんだな。
そこは、ヒットラーの特殊な実験施設でした。
そこでは、完璧な遺伝子を備えた子供を産ませる研究をしていました。
具体的には、遺伝的に優れた女性にヒットラー(やナチの高官?)の種をつけて産ませていたらしい。
ジョーは実はここで生まれた子供でした。
しかし、ジョーの母親は実験の非人道的な側面に気づき、ジョーを連れてニューヨークに逃げたのでした。
で、結局、ジョーってヒットラーの落とし胤なの?
ホイスマンの落とし胤なの?
ま、どっちでも良いのですけど。
スミス大将のもとに木戸憲兵隊隊長がやって来ます。
小野田将軍を酔い潰して手に入れた指令書を、手にしています。
ジュリアナを日本側に渡すよう要請して来ます。
でも、指令書には「特殊映像」についての便宜を図ってね、みたいなことしか書いていないんだけどな。
人払いして、盗聴機もオフにするスミス大将。
両陣営の切れ者諜報部長の、息詰まるやりとり。
かつての戦場にでは、お互い敵同士で戦っていたことが判明。
スミス大将は、以前は米軍にいたのでした。
どうやって親衛隊の大将になったのだろう???
スミス大将は、ジュリアナの件は木戸の口実に過ぎないと見抜いていました。
木戸の来訪を、極秘に処理するスミス大将。
一体、二人は何を語り合ったのか?
エドが一人で、店にいると木戸の部下吉田がやって来ます。
やっぱり策士木戸、タダではエドを釈放してなかった。
エドは、ヤクザとレジスタンスをスパイするよう、脅されていたのでした。
ただの腹いせで、エドを虐めてたんじゃなかったんだね。
ニューヨークでは、ヘレンが安定剤を服用しつつ、ジュリアナとの会食に備えています。
日本人の食習慣をネタに会話が進みます。
犬や猫を食べるか、とか、生魚を食べるかとか。
ほっとけって感じです。
そして、こっちの世界に来ていた田上通商大臣。
もう、あまりにもめまぐるしく話が飛ぶから、すっかり忘れてました。
折しも時代は、キューバ危機の頃。
本屋さんで、日本とドイツが負けた歴史を知ってしまう田上通商大臣。
原爆が落ちたのは日本だったと知って、かなり動揺しています。
原作では心労がかさんで、心臓発作で倒れてしまう田上通商大臣ですが。
大丈夫だろうか??
ぐったりしながら家に帰ると、戦死したはずの息子がいます。
が、やけに冷たい対応。
「世界が終わろうとしている時に、母さんを放ったらかしてどこにいた?」と問い詰められてます。
そんな理不尽な( ̄_ ̄|||)。
その時の田上さんの答えが、日本語下手すぎてよく聞き取れない。
「過去は過去だ、今はここが、、、ほにゃららら〜」
で、後半が聞き取れない。
吹き替え版を当たってみなくては*。
最後に出てくるのは、赤ん坊をあやしているジュリアナ。
彼女だけが、嬉しそうに田上を迎えてくれます。
え、ちょっと待って!
ジュリアナは田上通商大臣の息子の嫁ってこと??
フランクはレジスタンスの追悼式に連れていかれます。
めっちゃサイコなコーネルも、しんみりしています。
写真一枚だけの遺体のない追悼式。
でも、追悼式に参加したことで仲間と認められたフランク。
その頃、レミュエル・ワシントンとアベンゼンは、選んだフィルムだけを持ち出し残りのフィルムを燃やします。
何処ともなく去っていく二人。
どうやらこれもレジスタンスの作戦らしい。
これってどういうこと?
てか、そもそもフィルムがどういうもので、どこから来たか、一向にさっぱりわからんですけど。
このシリーズが終わるまでに、謎は解けるのだろうか?
*吹き替え版では、『過去は過去だ、今はここにいるんだ』と答えてました。余計言い訳じみて聞こえるけどな。