とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

高い城の男〜シーズン2 第八話

ついに、エピソード8まできてしまいました。
どうなるんだこの話。
今のところ、喫緊の案件としては、

サンフランシスコに原爆投下の危険は、回避できるのか?
トーマスは、無事に南米に逃げ切れるのか?
ヒットラー亡き後、誰がドイツ帝国の総督になるのか?

と言うところでしょうか。

でもトーマスくん、遠からず自力で歩行もままならなくなるのに、南米に行っても大丈夫なんだろうか。

ストーリーの初めでも、ヘレンが夫に「この先どうなるの?」と尋ねています。
そうだよ、私もそれが知りたいよ。

こっちの世界に来た、田上大臣。
割れたカップを見つけてました。
こっちの世界で以前、怒って田上大臣が割ったらしい。
どうやらジュリアナと憲明との結婚に怒った田上大臣が、カップを割って、家出してたらしいです。
カップを修理する田上大臣。
金継の技術、そんな工芸技術、どこで習ったんだ?

ベルリンでは、ジョーが父となんとなく和解しています。
ジュリアナを愛していた、と告白するジョー
そこにナチの将校がやってきて、連行される二人。
政変が起きてるよう。
さて、ホイスマン・パパは粛清されちゃうのか、それとも?
じりじりしながら待つジョー

やがてやってくる将校。
一応丁重な扱いなので、大丈夫だったみたい。
てか、一段と立場が重要になったらしいホイスマン・パパ。
どちらかと言うと、ゴタゴタの尻拭い役に任命されたのでした。
ジョーを、いずれ生じる危険性のある粛清から逃すため、今度はアメリカへ行くよう勧めるホイスマン・パパ。
こうなると、帰るわけにいかないジョー

ジュリアナがアパートで掃除をしていると、突然ヒューズが落ちます。
監視カメラもシャットダウン。
そこに、スミス大将がやってきます。
高い城の男についての情報を、得るためでした。
ジュリアナは、フィルムを見たことを白状します。
サンフランシスコに原爆が落ちたこと、ジョーがいたこと。
撮影方法は知らないこと。
よっぽど怖かったのかスミス大将が去ってから、思わず泣いちゃうジュリアナ。
逃げたいジュリアナ。
でもレジスタンスは、ジュリアナにスミス大将の家族に近づく努力を続けるよう言います。

ヘレンの家で、ルーシーと昼食をとるジュリアナ。
ランチにワインですか。
セレブだわ〜。
ルーシーはテレビニュースを見たがります。夫のヘンリーが、徹夜で編集していたからです。
テレビでは、ヒットラーの休日の姿を映し出していました。
どこかの国のテレビ放送を思い出させます。
ルーシーが言います。
これは、以前の映像を編集したもの、最近のヒットラーの姿が映像に出ないのは、何かあるからだ、と。

サンフランシスコでは、ドイツからディール高官が小野田将軍に会いにやってきます。
ぬあんと、亡命を希望してきたのでした。
しかも、皇太子狙撃犯の情報を持ってきていました。

そのことは、スミス大将にも伝わります。
直接回線で、木戸に電話して確認するスミス大将。
スミス大将は、ディールの亡命で木戸の立場が危なくなることを危惧していました。
しかし、木戸は『我々の目的は、国益であって自身の保身ではない』といい、責任を取る覚悟はできており、国のためなら国賊扱いも辞さない、と言います。
諦めるスミス大将。
お互い、仕事と国に殉じるしかない立場を、理解しているのでした。


さて、レジスタンスとも縁を切りたいジュリアナは、情報を渡すから、自由にしてくれとディクソンと、リーダーに連絡を取り、ヒットラーが死にかけていることを知らせます。
レジスタンスのリーダーは顔から半身にかけてケロイドのある女性でした。
これも、なにかの伏線?

レジスタンスは、ヒットラーの死を契機に、一斉蜂起を目論みます。
それを知って、サンフランシスコの悲劇を引き起こすきっかけは、自分だったのかもしれないと悟るジュリアナ。

またもや、良かれと思ってしたことが、最悪の事態を招くと言う、ディックお得意の展開。

せめて両親とフランクだけでもと、ディクソンに頼んで義父アーノルドに連絡を取ります。

朝、お茶漬けを食べている田上さん。
すっかり、引退したおっさん風情が身についています。
ジュリアナは良い嫁だと言い、息子と何となく和解出来そうな雰囲気になってきました。

チルダンはエドの営業の才能を認め、フランクのと三人でオリジナルのビジネスを始めないかと持ちかけます。

そこへやってきたフランク。
日本軍がサンフランシスコで原爆製造に手を染めていると言います。
レジスタンスと組んで阻止するつもりです。

アーノルドもやってきて、ジュリアナから聞いた情報を伝えます。
サンフランシスコ壊滅のフィルムはフランクも見ていたけれど、ジュリアナがそれに関与していると知って動揺します。
さらに、ジュリアナはジョーとナチに入るために逃げたのではなくて、ドイツ領でレジスタンスと行動していたと知って、さらにショックを受けます。
レジスタンスの幹部は、それを知ってたけど(当然ですよね)フランクを利用するため、ジュリアナは裏切った、と思わせていたのでした。

裏切られた、と信じてジュリアナを憎んでいた自分の心に、動揺しているフランク。


その頃、自分が割ってしまったカップを金継の技術で修理する田上氏。
息子から孫も抱かせてもらえて、和解ムード満点。
よかったね。


微妙な立場にならざるを得ないホイスマン・パパのためベルリンに残ることにしたジョー
アメリカに逃れるように言うパパに、自分を助けてくれたジュリアナの信頼に応える為、ここで成せることがあるのではないか、と答えます。

場面変わって、拘束中のハインリッヒ。
突然、解放されることになります。
スミス大将自らやってきて、やけに下手に出て、自分の家族の安全を願います。
どうやら政局が大きく変わったようです。
一時間前にサンフランシスコに原爆が落ちて、ナチスが日本に侵攻を開始したこと、つまりはハインリッヒ側が勝利して、スミス大将が失脚したことを伝えます。
大逆転のハインリッヒ。

家族の命乞いをするスミス大将にハインリッヒは、自分が新しい総督になるのでないと答えます。
実は、ハインリッヒはホイスマンのために働いていたのでした。

その情報が、欲しかったスミス大将。即座にハインリッヒを銃殺してしまいます。

サンフランシスコ壊滅の話は、ハインリッヒから情報を得るための芝居だったのです。
真の黒幕を知るも、もう遅いとがっくりしているスミス大将。

一連の陰謀の裏にいたのはホイスマンでした。
中道派で良識派に見えたホイスマンが実は、狂信的な人種差別主義者だったのです。
ついにヒットラーが永眠し、暫定的な総統代理にすぎなかったはずのホイスマンが、権力を握ります。

いい人ぶってて、実は悪の帝王だった、と言う設定はスターウォーズのシス卿を思わせます。
笠智衆似のしわくちゃおじいちゃん面の俳優さんがやっているのは、意図的?

と、言うところで、次回へ続く。