とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

献体する人が増えているらしい〜Yahooニュースから

Yahooニュースを見ていたら、こんな記事がありました。

headlines.yahoo.co.jp

私の祖母は、父方と母方と二人とも献体をしています。
先に亡くなった母方の祖母は、医者の家の娘でしたので『医学の進歩に何かしら役に立つことをしたいから』と言って、献体しました。
父方の祖母は、母方の祖母とそれほど親しかった様子はないのですが、『私も見習いたいから』と献体しました。

二人とも、育った環境も学歴も全然違いましたけど、どっちも同じことを考えていたのだな、と思うと不思議です。

最近の献体希望者は、医学の発展に貢献したい、という気持ち以外に、後に残る家族や親族に負担をかけたくない、という気持ちもあるそうです。

確かに、献体するにあたっては、事前に申し込みをする必要はありますが、遺族が実際にすることはすごく少ないです。

亡くなった際に、病院に検体のことを話し、登録している大学に連絡をする。

遺族がすることはこれだけ、です。

我が家の場合は、夜でしたが24時間対応でした。
指示に従い、指定の業者さんに連絡を取るか、大学からの運搬車に乗せてもらって、お別れです。
病院によっては霊安室に移して、お線香をあげさせてくれるところもありました(母方の祖母の時はそうでした)。

あとは、お勤め(?)を終えて火葬と合同慰霊祭が終わったあと、お骨を受け取りに行きます。
合同慰霊祭も、希望すれば遺族として出席できますし、一緒に火葬してもらいたい記念品があれば、一緒に納棺してもらえるそう。

お骨を引き取りに行った時には、香典として金一封いただきました。
簡素ながらもきちんと桐の箱に収めてありました。

簡単といえば、簡単。
身寄りがなくて、周りに迷惑かけたくないし、地域のお世話にはなったから、最後くらいは役に立ちたい、という人には良い選択肢になると思います。
私も実は、検体、するつもり。
一応、意思表示カードには臓器提供も含めてサインしてあります。
やっぱり、祖母たちと同じ思いがあるので。
何かしら、世の中の役に立てるものが自分にはある、って思えるのはいいことだ、と思うし。

ただ献体すると、お葬式関係が簡単に済ませられるか、と言うと、そこは疑問です。

実際、父方の祖母の時は、ちょっと親族内でもめました。
お葬式をしなかった(後で、お骨が戻ってから告別式をしました)こととか、戒名を亡くなって”直ぐに”つけなかった(告別式のあとつけようと思ってたので)こととか、ですね。

ちょっとその辺は、しこり、というほどでもないけど、引っかかりにはなっているので、自分の時は、ちゃんとそこまで指示しておかないと、とは思ってます。

ちなみに、この際だから言っておきますが、戒名はいらないからね!!

親がつけてくれた名前だけで、十分です。
ブログや何やらで、すでに好き勝手な名前を名乗ってるし。

よく知りもしない人に、ちょっと聞きかじっただけで私の人生を評価した名前、なんてつけて欲しくないし、そこにお金を払うなんて、もってのほか、と思っているので。

第一、仏教徒として埋葬されたいか、というと、母方が神道でしたから『神道でいいやん』って思っている。
祝詞って、聞いてると面白いですよ。

ただ、相方のおじさんとこは仏教だし、生き残った家族が、あとあと嫌な思いするくらいなら、好きにしていいよ、とも思ってます。