とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

猫の様子がおかしい

舅が入院して一ヶ月経過。
なんだかんだで、今は落ち着いているらしい。
毎日、液体状の栄養補助食品を飲んで、ジュースを飲んで、アイスクリームを食べている。
それだけ、食べる元気があれば、まだまだ大丈夫やろ、と息子である相方のおじさんが言う。

個室が空いたとのことで、先週から個室に移されたそうだ。
相変わらず、夜に騒いで昼間寝ている生活であるが、本人は自由にしていられるので割と幸せに暮らしているようだ。

と言う最中、今度は我が家の老猫の様子がおかしくなりまして。
ここ数日、猫缶を出してやっても残すようになってたんですが、今朝はちょっと舐めただけで、もう食べない。
毎朝5時になると、『猫缶〜』とうるさく騒いで寝ていられないほどなのに、珍しく鳴かないと思ったら。
匂いがわからないと、猫缶だと認識できないらしいので、匂いが立つように温めてやり、削りたての鰹節もトッピングして見たけど、やっぱりダメ。
恨みがましい顔で、餌皿を眺めて座ってる。
同居猫の若い方が、横入りして食べても、追い払うでもなくそのまま。ほけっと見てる。

実は、4年ほど前にも似たような状態になったことがありまして。
その時は、鼻水がすごくて目やにも出てた。
ネットで調べたら、どうやら副鼻腔炎らしく、ただ、猫の場合、鼻が訊かなくなると、餌が餌と認識できなくなって飢え死にしてしまうことがある、らしい。
その時は、匂いが少しでもわかると食べるのがわかったので、猫缶をお湯で温めて、削ったばかりの削り節をトッピングすると言う、超豪華な猫まんまを提供してたら、食事が取れるようになり、そうこうしているうちに治ってた。
その時も獣医さんには連れて行きませんでした。

母が飼っていた猫は心不全になって、毎日のように獣医さんで肺に溜まった水を脱いたり、利尿剤を飲まされたりして、その度に万単位のお金が出て行ったそうな。
それでも死ぬまで随分痛い思いもしただろうし、母の方も『かわいそうだからもう治療はやめます』と言えなくて大変だったそうなので、下手に獣医さんに連れて行って延命治療をされるよりは、自然な方がいいよね、と言う話になったからでした。
その時も『もう10歳だから、寿命だよね』と家族で話し合ってた。

今回は、さらに過ごして14歳ですから。
無理して長生きさせたいわけじゃないですし。
静かに見守ろうと思ってます。


相方のおじさんは『じいちゃんが寂しがって、一緒に連れて行くつもりなんじゃないか』といっている。
可愛がっていたペットが主人と一緒に逝ってしまうというのは、割と良くある話らしい。

もっとも、舅は別に猫好きだったと言う話も聞かないし(というか、近所の猫が庭の植木にオシッコして腹がたつって文句言ってた気がする)、我が家の猫も別に可愛がっていた記憶もないのだけれど、おじさんの中で何か納得しているようなので、そのままにしてます。

猫とじいちゃん、どちらもX dayまでの日々、穏やかに過ごしてくれたらそれでいい、と思います。