とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

老活するならやっぱりお仕事のことも書こうかなと思うに至りました。

振り返ってみると、五月に始めたこのブログ。
そもそもの始まりは、貰えそうな年金の額があまりにも低いのに愕然として、少しは老後に備えなきゃ、と思ったのがきっかけでした。

その後、いろいろ新聞やらネットやら本やら情報を仕入れて、とにかく働き続けさえすれば、それほど困窮することなく生きていけそうとわかってきました。
とにかく70歳まで年金支給を先送りすれば、少なくとも今の物価であれば、食い詰めることはなさそう、という結論になりました。

めでたしめでたし。

そうして、今後、年老いていく我が身を考えていくと、今している仕事の内容は、歳を取るという事にすごく関わっていると思うので、ちょこちょこ書いていこうかな、と思うようになりました。

そんなわけで、私の仕事の話をぽつりぽつりと書いてみようかと。

さて、その私の仕事ですが。
業界では『在宅』と呼び慣わしております。
世間一般では『在宅』と言うと、”仕事を家ですること”、だと思うのですが、私の業界で『在宅』というと、”家にお邪魔して業務を行うこと”、なんですね。

クライアント、利用者、患者、などなどいろいろ呼び方はありますが、つまりは家で療養している人。
諸般の事情で自力で医療機関を受診できない人、が対象になります。

今や、厚生省を先鋒とする国の方針は、”入院を出来るだけ減らして医療費を安く上げよう”なので、自宅で療養する人に対するサービスは随分手厚くなっております。

在宅ヘルパーとか、訪問看護師とか、訪問リハビリとか、訪問薬剤師とか。
そしてサービスを統括するケア・マネージャー。
在宅専門の診療所ももちろんあります。
私はその在宅専門の診療所に勤めて、と言うかバイトしておりまして、近々、常勤になる予定。

何をしているか、と言うと、ほぼほぼ信楽焼の狸と対して変わらない、ただ見ているだけなんですけどね。


仕事中のセルフイメージ

それでも眺めているだけでも、見えてしまうこともあるし、聞こえてくることもあるし、考えてしまうこともある。

そんなことを書いてみようと思っています。

ちなみに、当ブログの中で紹介されている家族や患者さんの状況には、全て私の創作が加わっております。
現実に存在する人たちではありません。
もし、酷似しているケースがありましたら、それは単なる偶然です。
世の中には、似たようなことがたくさんあるのだなぁ、と思っていただければ、と思います。