とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

うっかり間違えて、ディナーメニューしかないイタリアンレストランに

うっかり間違えて、ディナーメニューしかないイタリアンレストランに一人で入ってしまった時って、どうすれば良いのだろう。

ウクレレ教室に行く前に、ちょいと腹ごしらえをしようと思って、とあるパン屋さんの二階にある、イタリア料理のお店に行ったのです。

ここは、以前ランチを食べにきて、パスタもピザも美味しかったので「また軽くパスタでも」と思ってたのだけど、席に着いてメニューを見たら、「えっ⁈」ってなっった。

しまった(汗)、ここってかなり本格的な”ざ・れすとらん”だったゎ〜

さて、どうしよう。
もう座っちゃったしな。
「ごめんなさい、間違えましたっ!!」
て、出るか?
一瞬、逡巡する。
どうする、私。。。

今更、出るのも変かな?
だけど、前菜、揚げ物、メインにピザとか、一人で食べきれる量じゃないぞ。
相方のおじさんと一緒でないと、絶対に無理。
おまけにメイン料理はふたり分から、じゃないか(´・_・`)。
一緒に頼んでね、的に置かれたワインリストが、じわじわとプレッシャーをかけてくる。

でもね、こちとら天下のアラフィフおばさん。
伊達に面の皮は厚くないのです。
しれっとして
(るように見えてるはずさ、きっと)
サーモンとイワシのマリネサラダに、ライスコロッケをオーダー。
ついでに、ピスタチオのジェラート
はっきり言って、前菜のみで終わり。
メインも、ピザも、すっ飛ばし。
この時点で、
『このおばはん間違えて来おったな』
(こういうシチュエーションには、関西弁が一番しっくりくると思う)
とウエイトレスのお姉さんにも、お店の人にも分かったはず。

良いのさ。
それでもお客だよー。
幸か不幸か、本日は平日にて、お客はカップルが窓際の席に1組のみ。
ここは、開き直るしかない。

やがて美しく盛られたサラダがやって来た。

「サラダはサーブしますか?」

と聞かれたのだけど、サバがどうたらと聞こえて、焦る。
確かイワシとサーモンのサラダだったよね?
鰯がないから鯖で良いかって言われたの??
そういうのって、持って来てから言うこと???
一応、今の日本語だよね????

もう一度聞き直す。
しばし、沈黙。
のち、意味が通じる。

一人で食べるんだし、お皿も小さいし。
サーブは要りません、とお返事する。

ライスコロッケは、すんごく小さくて、やっぱ、これも前菜だよね。
でも、一応ナイフとフォークで、メインを気取っていただきました。
ピスタチオのジェラートも美味しかったし、小さじ2杯分くらいのエスプレッソも美味しかったのですが、お会計はしめて2500円也。
やっぱり、軽く食べるお値段じゃないですね。

あとで考えたら、ピザ一枚注文して済ませても良かったのよね。だけど、一枚二千円越え三千円近のピザとかちょっと、、、。
ものすごく大きいのが来て、食べきれなかったら、それも嫌だし。

あああ、なんか変な注文の仕方だったな。
お店の人たちの暖かい笑顔が、痛いわっ。

まあいいや「今回は痛かったけど、良い勉強をした」と思うことにしよう。
幸い家族は誰もこのことを、知らない。
このまま黙っていようっと。

そして今度は、ちゃんとおじさんとデートで来よう。
ワインも頼める格好でねっ。

と、思いつつウクレレ教室3回目へと、急ぐのでした。