とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

良い加減にいいかげん

在宅介護の担い手となっているのは、ほとんどがお嫁さんだったり娘さんだったり、姉妹だったりと女性が圧倒的に多いのですが、男性が介護されていることもわりにあります。病気に倒れた奥様を、旦那さんが介護してる。印象としては、戦後生まれのいわゆる団…

夫の後始末〜を読んで

曽野綾子は祖母が好きで、母も割と好きで、そんなわけで実家には何冊も著作があり、その流れで私もよく学生時分には読んでいましたっけ。 太郎物語とか結構好きだった。ある時、なんだか彼女の作品にしてはひどく独善的な内容の小説を読み、その頃だったか、…

奇跡を信じる人

終末期医療をやっていると、よくこういう言葉をご家族から聞きます。 『私、奇跡は起きると信じてますから。きっと治ると思うので、治療は止めないでください』 もちろん本気でおっしゃっているのでしょうね、こういう時は皆さん、まっすぐな目でおっしゃい…

やっぱり太らない方がいい

バイトしている病院は救急病院でして、整形外科がメイン。 なので、毎日のように骨折の患者さんの手術が、何件も入ります。 そんなところで仕事をしていると、しみじみ太るのって、生きてく上で色々とリスクだなぁ、と思う。例えば、先日手術になった患者さ…

在宅訪問診療に潜むリスク

フルタイムで、在宅訪問を始めてそろそろ一か月。 訪問診療に潜む、最大(?)のリスクに気づき始めた今日この頃。 そのリスクとは、ずばり体重増加(私の場合)。何しろね、仕事中のほとんどの時間は移動してるのですが、地方都市ゆえ、その時間は車内で過ご…

限りなくまっすぐで、ずれてる愛

末期癌の患者さん。 もう延命目的の抗がん剤も副作用が辛いと、辞める決意をされました。『たとえばね、月曜日の抗がん剤をするとするでしょ?そしたら、その日は、朝から病院で点滴して、お昼に家に戻って、夕方くらいからぐったりしんどくなって来るの。そ…

レディプレイヤーワン〜観てきました

珍しくお休みだった、相方のおじさんが『えーが、えーが』と騒ぐので、レディプレイヤーワン観てきました。 お気楽に観られるオタク映画、ということで。それにしても、なんてセンスのない邦題。 まんまじゃないですか。 カタカナにしたら、LもRも一緒だから…

イギリス毒舌日記 ウイルトモ

デービッド・アトキンソン先生に、日本人としてガツンとダメ出しされて、ただただ落ち込んだら、ちょっと気分転換と意匠返しに、こちらを読んで溜飲を下げましょう。本当は素直に反省して、悪いところを直すべきなんでしょうけどね、人間、なかなかそう素直…

デービッド・アトキンソン 世界一訪れたい日本のつくりかた

前作『日本再生は、生産性向上しかない!』の第1刷発行が2017年6月7日で、こちらが同年7月20日と、アトキンソン先生ものすごい勢いで書き飛ばしておられます。 さすが、元銀行アナリスト。 アナリスト時代、企業分析のレポートを大量に書いて、同…

デービッド・アトキンソン 日本再生は生産性向上しかない!

著者はイギリス人。 イギリスはオックスフォード大学をご卒業ののち、華麗な職歴を経て、現在小西美術という日本の会社の社長をされています。 生年月日を見たら奇しくも私と同じ年、1965年生まれ。 なんか、それだけで親近感持ってしまった。でも、同じなの…

その言葉、本当にご家族を想っての言葉ですか?

終末期医療の現場にいると、”遠くの親戚(身内)”という言葉がよく出てきます。どういうことかと言うと、お年寄りや病人が、穏やかな最期を迎えたいと自宅に帰り、介護する家族もサポートするスタッフもみんな目標を一致させて良い看取りを進めている中、い…

もちろん、こんな家族ばかりではありません。

お年寄りは、一旦肺炎などでご飯を食べさせない期間が続くとあっという間に嚥下機能が衰えます。 食べてもすぐむせるようになる。 むしろむせるうちはいいけど、むせずに誤嚥していつの間にか、また肺炎になる。 すると家族は胃ろうを作って施設に預けてきま…

知らないって、怖いこと

時々、末期癌だったり高齢の寝たきりだったりで、もう状態が悪くなっていて逝くのを待つばかり、という患者さんでも容体が急に悪くなったら、ありとあらゆる蘇生処置をしてください。 というご家族さんがいます。一分一秒でも生きていてほしいから。と、言う…

転ぶといけないので歩かせないでください、という家族

先日、訪問したある施設。 新しく入った利用者さんの診察でした。 ずっと独り暮らしをしていたけれど、最近になって家族が心配して施設に入居を決めたとのこと。ずっと一人でやってきただけに、しっかりした方です。 歩き方もおぼつかないけど、伝い歩きでち…

両親認知症Uターンすっとこ介護はじめました〜を読みました

先日の『49歳未経験すっとこ介護はじめました』の続編です。 前作でもちょこっと触れられていたご両親の認知症がひどくなり、いよいよ帰郷して、介護をしなくてはいけなくなります。その前に、介護施設では4年も働いたらもう古参、ベテラン、という事実。 …

49歳未経験すっとこ介護はじまました!〜を読みました

前回の介護ヘルパーさん漫画に引き続き、介護士になった漫画家さんの話です。 その著者さんの絵柄にもよるのでしょうけど、漫画だとすぐ読めるし、あんまり重くならないのがいいような気がします。特にこの著者さんはギャグ漫画を主に書いていた人らしくて、…

40代女性マンガ家が訪問介護ヘルパーになったら〜を読んで

一回投稿したはずなのに、なぜか消えていて、うっかり削除してしまったのかしらん。 最近はすっかり不真面目になっていて、毎日ちゃんと投稿していなかったので、いつの記事を消してしまったかも不明。 なんとも面目無い。 もう一度思い出しつつ、書き直しし…

ジュマンジ ウエルカムトゥジャングル 観てきました( ´ ▽ ` )ノ

もうね、予告編観た時から楽しみにしてました。 ”イケイケの美少女女子高校生が中年のおっさんになってしまう”という設定だけで、十分楽しそうですもの。 すでに私の時代からそうだったのでしょうけど、女子高校生なんてタメ口は叩くし、下手なおっさんより…

介護は“情け”で回っている

そのお年寄りは、随分前に倒れて以来、ほぼ寝たきりの方。 いつ行っても、ベッドの上でうとうとされている状況。 でも、声をかけたら、目を開けてにっこりされるし、聴診器をあてると、両手を合わせて拝む仕草をされます。大人しくて、穏やかな寝たきりさん…

欧米に寝たきり老人はいない〜を読んで

読売新聞の医療サイトにブログの連載をしていたお医者さん(ご夫婦)がその時の記事を書籍化したものです。『スウェーデンでは寝たきりの老人はいない』という話を聞いて興味を持った著者たちが、日本で終末期医療を行いながら、海外(特に欧米の事情を実際…

ジェンダー

仕事柄、認知症のお年寄りと会話することが多いのですが、最近何度か経験した会話。『あんた、優しいな〜』 『そうですかぁ、ありがとうございます^_^』 『女の人みたいに優しいな〜』 『ええと、女の人なんですけど〜(^^;)』 『お嫁さんは貰ったのね〜?』 …

三月の反省

三月の反省です。食費 37,276円 日用品 2,851円 娯楽費 46,726円 合計 85,853円 (23,147円黒字)トータルでは黒字になってますが、よくよく見れば(見なくても)娯楽費が予算をオーバしてます。 前月までの実績を見ても、ほぼ毎月、予算をオーバーしている…