とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

40代女性マンガ家が訪問介護ヘルパーになったら〜を読んで

一回投稿したはずなのに、なぜか消えていて、うっかり削除してしまったのかしらん。
最近はすっかり不真面目になっていて、毎日ちゃんと投稿していなかったので、いつの記事を消してしまったかも不明。
なんとも面目無い。
もう一度思い出しつつ、書き直ししました。

4月から本格的に在宅介護関係のお仕事をすることになったので、在宅介護に関わる職種について勉強してみようと思い、購入したのです。

訪問ヘルパーさんのお話です。

著者は、漫画家として活躍していたものの、活字離れの進む出版業界はどこも厳しく、それは漫画の世界にも波及しているらしく、ある日突然、仕事がなくなります。

そして、職探しに悪戦苦闘した挙句、たどり着いたのが訪問ヘルパーの仕事。

ヘルパーさんってどんな仕事をしているのかな、と思って読み始めたのですが、最初の方の著者の就活苦労話が興味深かかった。

てか、週5日も働くなんて無理っとか
一日8時間も拘束されるなんて無理っとか
漫画家さんって、本当に社会性がないのね。

5時間働くのにも、躊躇しているくらいのお方です。
週3日4時間のパートも、6日目に挫折。
おいおい、大丈夫か??と思うけど、案外、そういうものなのかもしれません。

引きこもりの人だって、一旦本人が社会復帰する気になってもそのあともちゃんと継続していけるかっていうと、意外と難しくて、また引きこもってしまう人も割といるらしいですし。

そんな引きこもり、もとい元漫画家さんが40代になって、一念発起し社会復帰、じゃなくて介護ヘルパーとして就職します。

介護ヘルパー自体は、なるのはそれほど大変じゃなさそうです。
時間に余裕があって、オムツ替えとか他人様の介助とかに抵抗がない人なら、全然楽勝かもしれません。
あ、あとは家事一般が出来ないと。
そこは、わざわざ断るまでもないスキルのようです。
なので、家事一般を奥さんにやってもらってる定年おじさんとか、リストラおじさんが訪問介護ヘルパーになろうと思っても、無理、ですからね。

仕事の内容は、家事一般、買い物から入浴介助、服薬見守りなんかもしてくれる。
確か、痰が詰まりやすい人の痰吸引、も出来るようになったんじゃなかったかな。
ただし、家政婦さんと違って、あくまでも本人の生活補助が目的なので、本人の生活に関わることしかしてくれない、というか出来ません。
独りでは生活が難しい人が、安全に家で暮らして行けるようを手伝ってくれるのが介護ヘルパーさん。
一番、その患者さんの状態を知っているのも介護ヘルパーさん。
実際、身寄りのない独居の人だと、唯一様子を見てくれる存在が介護ヘルパーさんだったりする。
訪問看護師さんも来てくれるけど、毎日来れるとは限らない。
在宅医&看護師の訪問は、原則2週間毎に一回です。

独り暮らしの寝たきりの人のところに行くと、介護ヘルパーさんと訪問看護師さんとで連絡帳を作っていたりします。
その日の、食事量とか排泄の状況とか、熱の有無とか。
まるで交換日記みたい、というか、あれ、あれですよ、保育園の連絡帳。
あれにそっくり
認知症の方だと、自分の状態をうまく説明できないことが多いので、とても重要な情報源になります。

そんな、介護ヘルパーさんや訪問看護師さんたちに支えられて独居老人もなんとか1人で暮らしていけるのですね。