とりあえず始めてみます老いじたく

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スターウォーズ エピソード5:帝国の逆襲

スターウォーズエピソード8を観たせいで、すっかりスターウォーズづいてしまいました。
復習も兼ねて、エピソード5:帝国の逆襲です。
エピソード8と比べながら観たので、また違った楽しみができました。

ええ、ちゃんと全エピソードDVD持っておりますのよ。
残念ながら、後から映像を付け足した再編集版なのですが、メイキングスタッフのコメンタリーが特典として入っています。

コメンタリーって面白いから好きなんだけど、人気が出ると入らないことが多いような気がする。
放っておいても売れるからでしょうね。
シャーロックホームズシリーズも人気が出たら、コメンタリー入らなくなって残念。

さて、そこでエピソード5。
一面の雪景色の中で始まります。
実際にノルウエーまで行って撮影したそう。
前作の成功でお金があったからね。

ルーク役のハミルさんは顔に、怪我して整形手術したすぐ後だったらしい。
そう言えば、ちょっと歪んでるかも。
結局、彼はその後映画にはほどんど出ないで、主に声優として活躍してたそうですね。
今回、復活出来てよかった。

でももうこのあたりから、メインがハリソン・フォードになっている感がすごくある。
めっちゃ格好いいですね。
私は、インディ・ジョーンズ役のハリソン・フォードの方が好きですけど。


レイア姫役のキャリー・フィッシャーさんは、この頃から猫背で姿勢が悪い。
それがかえって、高い位置から国民と交流するために下を常に見下ろして暮らして来た人っぽくてお姫様感があります。
彼女のゆっくりした低い声も、お姫様というか、上に立つ人感があって、それが起用のポイントになったのだそうですね。

一面真っ白な景色の中での戦闘シーン。
エピソード8の塩の星でのシーンは、このシーンへのオマージュでしょうね。
エピソード8では最後に持ってきてましたけど。
真っ白な地面が、戦闘機の軌跡に沿って赤く染まっていく演出がすごく綺麗でしたっけ。

でも、マイナス30度のほんまもんの雪の中で撮影した分、俳優さんたちの寒そうさ加減は、こっちの方が伝わる気がする。
環境の大変さが、画面を通して伝わります。

AT-ATもここで登場したから、今回のAT-M6登場なんですね。

ヨーダの代わりがルークで、主人公が修行をする場面も一緒。
その間に、他の主要人物たちが冒険を通して関係性を深めているところも一緒。
きっとあれこれ、比べられるんだろうな。
すでに、私も比べてますし。
そこをあえて、オリジナリティを出しつつ、前作の細かい部分をなぞりつつ、作っているのだと思うと、本当に細かいところまで研究し尽くした脚本&監督なんですね。

DVDが出たら、ぜひ、コメンタリーも入れて欲しいけど。
無理だろうな。

最強のジェダイマスター・ヨーダの姿は、今や、当然ですが、当時は本当にびっくり、だったと思います。
どう見ても、セサミストリートのカラミティ・フロッグ。
実際、あのカエルキャラをイメージしてたそうですね。

修行の場面、エピソード5ではヨーダの容貌だけで、すでにお笑い要素も入ってましたけど、エピソード8では、引きこもり挫折感満載のルークですから、ちょっと別の形でお笑い要素が入ってましたっけ。


修行の場面、レイア姫ハン・ソロの場面と交互して、ベイダー卿の場面も出て来ます。
ちゃんと、活動しているのです。

ここで、ホバ・フェットも出て来ます。
彼は、後で外伝もできちゃうくらい主要キャラになるけど、当時はそれほど重要でもなかったらしい。

さて、レイア姫ハン・ソロは旧友のランド・カルリジアンを頼ってクラウド・シティにやって来ます。
とてもフレンドリーに二人を迎えてくれるカルリジアン。
でも、彼は裏切り者でした。
ラテン系のイケメンという共通点もあるから、エピソード8のD.J.も怪しと思いましたよ。やっぱり。

罠にかかって監禁されるチューバッカと分解されたC-3PO
ここはシェークスピアハムレットの一場面(哀れなヨリック)を意識しているそうです。
知りませんでした。

裏切られて、ベイダー卿に捕まるレイア姫ハン・ソロ、他一行。
氷づけされてしまうハン・ソロ
例の有名なセリフの場面です。
あれって、ハリソン・フォードのアドリブだったそうですね。

さて、そこに乗り込んで来たルーク。
銃撃戦になります。
宮殿の壁に割とすぐ穴が開く。
ってことはセットなんですね。
まだ、エピソード2の頃のように、本物の宮殿でロケができなかった時代だからかな。
レイアたちを追ってベイダー卿の待つ冷凍室に入り込むルーク。

一方、レイア姫とチューバッカ&Cー3PO、R2-D2はランドが心変わりしてくれて助かります。

有名な父子の戦いシーン。
長いので、見ていて飽きないように三つの場面に分けたんだそうです。
今の映画と比べると、それでもゆったりテンポです。
でも、今見ても十分見ごたえがあるな。

あの、もう一つの有名なセリフ。
実は、ベイダー卿役の俳優さんも知らされていなかったそうですね。
マスコミへのリークを恐れて、ルーク役のマーク・ハミルにしか知らされていなかったそう。
なので、公開後にベイダー卿役の俳優さんから恨まれたそう。

今では、考えられないことだけど、この映画の頃は残虐な映像が子供の情緒発達に与える影響、なんていうのもすごく心配されていて、ルークが右手を切り落とされるシーンや、最初に雪男に襲われるシーンはいちいち精神科医に見せて、コンサルテーションしていたそうです。

私はこの映画も、次のエピソード6もDVDで済ませましたっけ。
まだ、そんなに気軽に映画を観に行ける年頃でもなかったし。
当時は、エピソード4に比べると、地味でいまいち、という評価だったと思う。
今見ても、エピソード4の華やかさはないですね。
次につなぐための映画だから仕方ないのだろうけど、よっぽどのディープなファン以外は、当時も評価されなかったそうです。

そう考えると、エピソード8は奮闘しているな。