とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

西郷どん〜やっぱり難しいらしい

NHK大河ドラマ”西郷どん”、やっぱりセリフが難しいらしい。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180115-00100972-nksports-entheadlines.yahoo.co.jp

聞き取れなくて字幕にしたら、字幕も薩摩弁で、洋画を英語字幕で見ているような状態になってしまった、と言うくだりに笑ってしまった。

そうだよね、独特のアクセントは聞きなれてないと、それだけで辛いものがあるかも。

昔、オーストラリア人の英語を聞いてて、「単語の一つ一つは英語みたいなんだけど、なんて言っているのか全然わからん !?(・_・;? 」となったことがあるけど、それと同じ状態なんだろうな。

俳優さんたちのしゃべる鹿児島弁、私には、たどたどしくて可愛らしく聞こえるんですけどね。
と、必要もないのに上から目線になったりして┐(´∀`)┌。

ところで、鹿児島弁と一括りにされていますが、江戸時代、幕府からの間諜を警戒して、地域ごとに微妙に変えていたため、違う地域から来た人はすぐにわかるそうです。

私など、どれも同じかごんま弁に聞こえるのですが、祖母はちょっと聞いただけで『あん人は、〇〇の出身や』と聞き分けていたっけ。
地元でも有名なのは頴娃語(えいご)と言われる頴娃町の方言。
指宿の近くにある町なのですが、今は南九州市になっている。
ここの方言は独特の発音で、鹿児島ネイティブの間でも『頴娃語はわからん』と言われてます。

さらに、昔は出身階級でも違っていたらしい。
第二次大戦中アメリカ軍が、傍受した日本軍人の会話を、鹿児島方言だと、鹿児島出身の二世の人に聞かせたけれど、知覧の武家階級で使われる特殊な言葉だったので、全然わからなかった(その二世の人は農民階級出身だった)と言う話があるそうです。

でも、人の移動があまりなかった時代、鹿児島だけでなく、日本中どこでも方言の個性はいまよりもずっとはっきりあったのではないでしょうか。
流暢な方言のリズムは、音楽的で耳に心地よいものがあります。

いわゆる標準語と呼ばれる東京弁は、様々な地方からの人々の話す言葉の特徴のあるイントネーションがお互いに相殺されあって、妙にアクセントのない平坦な言葉になってしまっているのだそう。
なまじ地方出身の両親の元、東京で育った私など、音楽的でもなければ個性もない、本当に面白みのない標準語しか話せません。

方言の音楽的なリズムで流暢に話せる人って憧れます。
特に、京都や大阪などの関西地方の柔らかい言葉は、聞いていて耳に優しく心地よいなぁ、と思います。