とりあえず初めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

「夫婦共通の趣味」なんてなくても良い

ネットを眺めていたら、こんな記事を見つけました。

style.nikkei.com

ああ、なんかすごくよくわかる。

昔々、聞いた話です。
とある開業医の先生が、引退後は世界一周旅行を豪華客船で計画していたそうです。
長年、色々と苦労をかけてきた奥様への慰労も兼ねて、それはそれは楽しみにしていたそう。
ある日、奥様にそのことを話したら、さぞ喜ばれるかと思ったのに、速攻でこう言われたそうです。
「それは構わないけど、行くならお一人でどうぞ。私をあてにしないでね」
さらに、
「それだけのお金があるなら、私は、気の合うお友達と京都旅行に行きたいから、今のうちにちょうだい」
と言われてしまったそう。
ちゃんちゃん。

確かに夫婦で共通した趣味があって、いつも一緒でというのは、いかにも夫婦仲も良さそうだし、理想に思えます。

知り合いのDINKS夫婦は、50代ですが二人ともメタルロックが大好き。
毎年、サマソニとかフジロックフェスやらに出かけてます。
ベビーメタルの追っかけもしているとか。
コンサート会場で、若者に体力負けしないように、筋トレを始め、旦那さんの方はそれが高じて、ボディビルを始め、今度シニア部門でコンテストにも出るのだとか。

夫婦して格好良いです。
仲も良くて羨ましい限りです。

でもなぁ。
私も相方のおじさんも、別にメタルロックっていう口じゃないし。
私は、ネットと読書と昼寝で十分幸せなインドア虫。
お酒は大好きだけど飲み会に行くのは、色々と面倒臭いので、家飲みが好き。
でも、いつかは海外旅行もしたいかな。
お泊まりするなら、やっぱり美味しいご飯と、清潔なシーツに快適なお部屋が希望です。

おじさんはスポーツ大好き、町内会から職場の大会からバレーボール、ソフトボール、バスケットボールと、とにかく何にでも参加したがる。
お酒は飲まないけど、飲み会で騒ぐのも好き。
ドライブも、キャンプも好きで、子虫が小さい時はよく行ったけれど、はっきり言って行動範囲は国内限定。

一緒になった初めの頃は、それでも共通に楽しいと思うこともあったのです。
でも、仕事や子育てに追われて10年、20年と経つうちに、それぞれに考えも変わるし、好きなものも変わることだってある。
てか、自分はこれこれが好きだと思っていたけど、本当はそうでもなくて、こっちが好きだった、と改めて気がつくことだってあると思うのです。

そうして気がつけば、四半世紀。
それぞれに、好きなことが違ってきてます。

と言っても今更、新しい相方を探すのも大変だし。
この辺で妥協しておこうかな、と思っている状況でもある。

共通の趣味、何か見つかれば、それはそれで良いと思うけど、なくても、お互い生活のペースもわかっているし、一緒にいてもストレスのないように、微妙な呼吸もわきまえている。
もうね、それだけで良しとすべし、だと思うのです。
無理して、どちらかがどちらかに合わせなくてもね。

いつも一緒にいて、それが楽しくて望んだ生活なら、それはそれで良い。
けれど、別々に過ごす時間もあった方が、いざ、お一人になった時の耐性もつくでしょう。
あまりに閉じた関係性の中にいるのも、よくない気がします。