とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

とりあえず、密教系の葬式は無いな、と思った私


週末に舅が亡くなり、お通夜とかお葬式とかでばたばたしてました。
と、言っても私は嫁なので、大したことはしない。
どちらかというと、邪魔にならないよう隅っこで、ぼんやりしている係。
義姉と相方のおじさんはそもそものキャラが仕切り屋なので、てきぱきとコトを進めてソツがない。

でも、やっぱり義姉は三日くらい毎晩泊まり込みで付き添ってたし、おじさんもお通夜で親戚と飲み会騒ぎで、終わり頃にはちょっとお疲れモードでした。

義理の両親はもともと親戚同士なので、親族が皆よく似ている。
おじさんと義姉には従兄弟だけで30名からいます。
昔は、お盆には帰省して来た親戚一同でバレーボールのリーグ戦ができたそうです。
都会に出ても、盆暮れ正月には故郷で家族と一緒に過ごすのが当たり前だった、昭和の頃の話です。

とくに義母の家は兄弟が多くて、上と下とか20歳くらい離れているから、世代が途中でずれている。
一番下の叔母と、義姉とは3歳しか違わないそうです。

クローンか?

と言いたくなるくらい、そっくりな人々が次々とやってくる中、ひたすらお茶出しに専念する私。
舅は病院から直接葬祭場へ行き、そこですべてのお式を済ませたので、お茶も式場の人が手伝ってくれたけど、休日だったせいか出勤している人がすくなくて全然足りない。
でも、私なんて、お茶出しその他の雑用くらいしか役に立ちませんからね、かえってやることがあって良かったです。

だけど、エプロンしてたせいか(そのエプロンもたまたま黒っぽい地味なやつだったせいか)式場で雇われたパートさんと間違われる事態が。
リーダー格っぽいオバさんに、注意されることしばしば。
きっと『ほんと使えないパートよね』って、思われてたんだろうな。
その話、式の合間に冗談交じりにしたら、義姉に大ウケ。
事あるごとに、その話をしては笑い転げてました。
どこがツボだったんだろう?

でも今回、一番大変だったのは義姉だったので、笑えることがあって良かった、と思うと『いくらでもいじってください』と言う心境でもありました。

さて、舅の葬式ですが、当然のように義姉が信心しているお寺さん主催でやってもらいました。
義兄の話では、格上の形式でやっていただいたそうです。
この手のものについては全くの不案内なので、私には猫に鰹節並みに有り難みもわからんかったのですが、義姉と姑が喜んでいるなら、良いのではないかと思いました。

ただ、読経の時ですね。
一応、遺族代表(?)ってことで、前の方の席で座ってないといけない。
お寺からは、導師以下、お弟子さんが数名。
二人のお弟子さんは、導師の脇に控えて一緒に読経したり、導師のお手伝いをしたりします。
他のお弟子さんは一般席の前に座って、一緒に読経する係でコーラス隊みたいな感じ?

いったん始まると、なかなかにリズムもよく、木魚や妙鉢(と言うそうですね、今回調べて初めて知りました)も賑やかな感じで、それはそれなりに面白かったのですが、読経の間に焚かれるお線香が、、、。
最初は良かったのですが、だんだん、なんだか喉がイガイガする。
目がしぱしぱする。
咳をしたい、でも、場合が場合だけに咳ができない。
く、苦しい、、、。
祭壇に飾られた花の強い香りも、鼻にツンときてだんだん頭が痛くなってくる。
昔は遺体が臭ってきたりするので、それを予防する意味もあったのでしょうけど。

とにかく後半は、お焼香の人たちが早く終わってくれないかな、とそればっかり。

私のお葬式の時は、すくなくともお線香焚く形式は無し、にしてね。と、思わず、傍の子虫に言ってしまったりして。

本当は形式にはこだわらないので、別になんでもいいのですけどね。
死んじゃったら、もう『お線香の煙が嫌だ』なんて思わないだろうし。