とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

高い城の男〜第3話


アマゾンプライム配信のシリーズものです。

色々あった翌日。
ジョーはジュリアナが殺してしまった男がナチの工作員だと告げ、一刻も早く逃げたほうがいいといいます。
ところが、ジュリアナは「二人が一緒に逃げたら怪しまれるから、時間をずらそう」と言い、仕事に行きます。
一晩眠って、すっかり肝の座ったジュリアナ。
ジョーは複雑な様子です。

そこにナチの賞金稼ぎが現れます。
爆笑問題の太田に何処と無く似たこの賞金稼ぎ、自分では保安官と名乗っています。
収容所から脱走して潜んでいるユダヤ人を探し出しては殺しています。
殺害した被害者の指を切り取りコレクションしています(ひょっとして後から身元確認するため?)。

ジュリアナに聖書を売った本屋のカールさん。
実は脱走したユダヤ人でした。
ユダヤ人だけど、聖書は売ってるんだ。
イスラム教徒の人も酒屋を経営してるから、別に問題ないのでしょうね。
そういうことではなくて、気の毒にカールさんも殺されてしまいます。
その上、見せしめに吊るされてしまいます。

そこに戻ってきたジュリアナとジョー
彼らは街を出て行方をくらます前に、昨晩殺してしまったエージェント(折り紙おじさん)の死体を始末するために現場に戻ったところ、折り紙おじさんが隠れていた洞窟を発見。
そして、トルゥーディ(&ジョー)が探していた”協力者”が実はレストランの主人だと知ったので、慌てて戻ってきたのでした。
二人に気がついてショットガンを向ける太田。
この太田の悪役ぶりもなかなかです。
やばすぎる展開にかろうじて逃げ出す二人。

一方釈放されたフランクは、憲兵隊からの出頭命令が来て、妹の死体の確認をさせられます。
反逆者として処刑されたため、すぐに火葬されてしまいます。
最近は西洋でも火葬を希望する人もいるそうですが、死後に身体を残せないのは、宗教上残酷な仕打ちと言えます。
義理の兄に、妹と子供達の死を告げなくてはならないフランク。
義理の兄は出張先の東京から戻ってきたばかりのようです。
住んでいるのも、郊外の瀟洒な住宅街。
原作では拝日主義者(ピノック)を呼ばれましたっけ。
妻や子供達の死をフランクのせいにして攻める義理の兄。
「殺したのは憲兵隊だ」
と反論するフランク。
そりゃそうだけどさ。
義理のお兄さんの気持ちもわかるよ。
とばっちりだもん。
そんな風に、理不尽に家族が二分されてしまうのが”占領下の生活”なのだと思い知らされます。

折しも日本の皇太子夫妻がやってきます。
この皇太子が浩宮によく似ている。
皇太子妃は松たか子かな。
二人とも日本語も英語も上手。

皇太子夫妻の渡米でわきたつ街と、それを苦々しく眺めるフランクたち。
フランクの様子がだんだんおかしくなっていきます。

ニューヨークではスミス大将が、部下のコナリーを密告者として疑います。
何かの伏線かな?

最後は、怖すぎる太田に追われたジュリアナが倉庫に逃げ込むところで、次のお話へ続きます。