定年男子定年女子〜を読んで
先週、アマゾンのKindleでついポチってしまい、仕事や移動の合間にちまちま読んでました。
ただ、本の形で場所を取らないだけに、つい、買いすぎて、自分でも何を買ってまだ読んでいないのか、がわからなくなる。
バーチャル積ん読って、実感が得られにくいので、無限に増えてしまいます。
時々、リストを見返して、なぜにこのような本を?と過去の自分に問いただしたくなるようなタイトルもあったりして。
終活時には、うっかり残さないよう消しておかねば。
ある一定期間、アカウントが使われなければ、自動で消去くれるのかしらん?
と、疑問はさておき、本題の読書感想です。
まず老後の三大不安、健康、お金、孤独、について。
いずれの不安もその対策は45才から始めておいた方が良いそうです。
なんと、、、( ̄_ ̄|||)
すでに遅きに失した感がありますが、もう過ぎてしまった時間は逆回しできません。今からできる対策を、できるだけしなくては。
お金の不安をなくすために、まずもらえる年金額を確認すること、収支を確認すること、そこから必要な貯蓄額がわかります。
そして、なるべく定年後も働ける環境を作っておくこと。
それは、孤独への対策にもなります。
働くといっても、現役時代のような働き方ではなく、好きなことを好きな時間にするべきだそうです。
稼ぐお金も、月に8万円あれば十分だそう。
それくらいなら、なんとかなりそうな気もします。
でも、それは今の働き方と比べてのこと。
歳をとればできる仕事も限られてくるでしょうし、あんまり長い時間働くのは、もう嫌だな。
それに、好きなことを仕事にって言われても、好きなことってお金にならないことの方が多くないですか。
てか、「お金をいただくんだから」と思った瞬間、”楽しい領域”だけで収まらず、”辛い領域”に入り込んでしまっても、辞められずについ我慢して働いてしまいそう。やっぱりそこは日本人ですから。
それより何より、本当に自分の好きなことってなんだろう?
改まって、聞かれるとよくわかりません。
自分では、本を読んだり、文章を書いたりすることが好きだ、と思ってはいるのです。
それでお金が稼げたらいいな、と思います。
でも、今まで仕事だったり子育てだったりに追われて、どっぷりそういう生活に浸かってこなかったので、本当に好きなのか、ただ憧れているだけでなのか、いまいち自信がない。
そもそもこの歳になるまで、忙しかったとはいえ、そのことを口実に生活の方向を転換してこなかった。
ということは、ただ、そういう生活をしてみたい(今の自分と真逆だから)というだけで、実は「本当に好きなこと&性格にあったこと」ではないから、かもしれない。
それに、お金が稼げるだけの才があるかどうか。これも心配。
そんな、あやふやなことに今後の残り少ない人生を、賭けてもいいのだろうか?
考え出すと、うだうだ煮え切らない虫子。おいおい、しっかりしろよ。
好きなこと、それがお金になることだったらいいけど、お金にならないばかりか、本当に好きかどうかもわからなくなったら?
定年男子代表、大江氏の意見は、理屈はわかるけど、現実に我が身に置き換えてみると、難しい。
一方、定年女子代表、井戸氏の話は、女子だけに実感が伴ってわかりやすかった。
貯金があっても、毎月減っていく恐怖心は想像以上であること、二ヶ月に一回の入金なので、やりくりが難しいことなど、母も同じことを言っていましたっけ。
ただ、定年後の適職に出会うための心理テスト。
期待していた割に、これで、いいのか?
てか、これじゃあ、何が適職かわからないじゃん!! と不完全燃焼感が拭えません。
結局、自分であれこれ迷いつつ、トライ&エラーで見つけないと、いけないのでしょうか。
老後、特に定年後や年金受給開始後のお金について、だいたいのところがわかった点は良かったと思いましたが、実際の自分の人生に当てはめていくには、さらなる知識と研鑽が必要そうです。