らくらく年金生活入門〜を読んで
ここしばらく、老後の生活、というテーマでせっせと読んでます。
買うとそれなりの出費になりますし、場所もとるので、主に図書館で借りてきてます。
そのため入手のタイミングもまちまちです。予約がいっぱいで、なかなか手に入らない本もあるし。
今回は、横山光昭氏の年金生活入門。
実は私、以前この方の家計簿関係の著書を買ったことがあるのです。
でもどうしても、支出を消費・浪費・投資に区分するというところがうまくできずに挫折。結局、ブクオフしてしまいました。
すみません<(_ _)>
今回も、消費・浪費・投資は出てきますが、これはほんのわずか。
やはり年金生活ですので、メインは消費と浪費の部分。
こちらの著者も、年金生活になっても働き続けることを勧められています。
年金生活者がついてやってしまう家計破綻に繋がりかねない行動についての話は、これからのこととはいえ、参考になります。
どれも私なら、やらかしてしまいそうなことばかり。心せねば。
とはいえ、年金生活になったらカードは使わない方が良い、とか、ちょっと良い食材に走りがちなので気をつけよう、という点は、私はちょっと疑問。
クレジットカードやプリペイドカードの使用で問題になってしまうのは、年金生活だから、ではなく、そもそもの使い方というか、カードで支払う時のお金の感覚に問題があるせい、だと思うからです。
クレジットカードやプリペイドカードの方が、衰えてきた指先で、財布から小銭を出したり、逆に戻すときにこぼしてあたふたしてしまい、焦って恥ずかしい思いをする、などという不面目な目に合わずにすみます。
私も、仕方がないとわかっていても、スーパーのレジなどで、前の人がお年寄りで、お財布から小銭をのろのろ一枚ずつ出していると、ちょっとイラついてしまいますもの。
それに食材にしても、我が家では、子供達がいなくなったし、もう今更、多少の添加物や農薬は気にしなくていいかな、と思うので、食品の産地にも以前よりこだわらなくなりました。かえって、食材は安全性よりお値段を重視するようになってます。
孫にかける出費、についてはまだ孫はいないし、もしかしたら孫は持てない将来かもしれないので流し読み。
でも、一応、肝には命じておきます。
孫が生まれたら、嬉しくてつい孫特需、絶対やってしまう自覚あります。
理想としては、孫が大学進学とかでお金が必要になった頃に、ぽっくり亡くなって、それでいくらか残したお金があって、「おばあちゃんが残してくれたお金で大学に行けるのよ。感謝しなくちゃね」って言ってもらえたら良い。
老後資金を考えるのに50代というのは、もう遅いそうですが、それでも、少しでも税金に取られる分を減らして、蓄財を、と考えるなら、個人年金保険よりもNISAや財形、確定拠出年金が良いらしい。
NISAはよく耳にします。
楽天でもポイントが、楽天証券に振り返られるようになるらしいから、ちょっと興味がある。
税金控除も受けられるなら、考えてみようかしらん。
保険については、医療→死亡→貯蓄の優先順位で考えると良いそうです。
70過ぎたら、もう健康保険適応外の治療なんて受けてまで長生きしなくて良いと思うし、その頃には年金生活で、収入保障はあるのだから、いらないかな。
死亡時の保障ですが、生命保険は掛け捨てです。
おすねかじり虫たちが独り立ちしたら、いらないと思うので、その時に解約予定。
最後の葬式代ですが、実は裏技があります。
誰にでもお勧めできる方法では決してありません。死生観とかありますから。
父方の祖母も、母方の祖母も亡くなった後は、献体しました。
大学の解剖教室に身体を提供して、学生さんや医学研究に役立ていただきました。
献体すると一定期間、大学に預かりになります。その間に葬式は、遺体がないので、ということで簡素に済ませました。
最後は大学で一括して慰霊祭を開いてくれますし、遺体はお骨にして返してくれるので、火葬場に行く必要もありません。
私だったらそれで葬式に替えてもらっても、構わないと思っています。
献体の時に金一封がいただけますので、最悪、お線香代と遺族の交通費(どこから来るかによるけど)くらいはなんとかなります。
なので、そんなに用意しなくて良いと思っています。残った人たちの懐具合で決めてもらえば良い。どうせもう死んでますから、気にしません。
お墓は一応ありますが、お墓詣りとか大変そうだったら、散骨で良いよ、と言ってあります。
海に撒いておいてもらえば、墓参りに行きたいなーと思った時は、最寄りの海辺に行けば、循環して流れ着いているでしょうから、そこでお線香あげて、手でも合わせておけば良いよ、と。
そういう人に限って、子孫は海からものすごく遠いところに住んだりして(笑)。
散骨については、おじさんは別の意見なので、彼は彼で準備しておいてもらいます。
私はお金は生きているうちに、楽しく使いたいです。