とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

帰省

週末は帰省しておりました。
と言っても、もともと転勤族で、今の家も私が独立してから住んだところなので、あまり実家感は無いのですけどね。
主な目的は、一人暮らしの母の様子伺いです。
それと、ここ数年すっかり引きこもりで、単独の遠出というものをしてこなかった自分のリハビリも兼ねておりました。

朝8時5分の飛行機なのに、ほぼ満席。
でも、運良く隣の席は空席でした。
お陰で、相棒のミレスト君も座席に乗せてあげられた。

これはちょっとしたハック(というほどでもないか?)なのですが、座席を取るときに、窓際を開けて通路側に予約するのです。
すると、うまくいくと窓側が誰も予約しない席になってくれるます。
これは多分、二人連れや家族は予約しないし、あえて通路側だけに一人で予約してる席って、何か理由があるんじゃないか、と敬遠されるからじゃないかと思います。
混んでたら、さすがに誰か座ってますけどね。
あと前の方の席でも取られちゃいます。
微妙に真ん中あたりで取るのが、コツ。
空いてたら、らっきーくらいな感覚で。
相方のおじさんから伝授されました。

私自身は、チビなので飛行機の席が狭くて辛い、ということはないのですが、確かに隣に誰も居ないとその分ゆったり出来るし、荷物も座席に置ける。
背が低いから荷物棚に荷物を入れるのが、一苦労なのです。
だって届かないんだもの。
それに隣に置いてたら、中身を取り出したりもしやすいし。
間の肘掛をあげて、胡座なんかもかいちゃったりして。
(ノ´∀`*)エヘヘ

同じ機内には家族連れが。
案の定、離陸の時の揺れが嫌だったのか、一番小さい子が『やめてーやめてー』と、叫びまくってた。
小さい子のいる家族がたくさん乗って来る時期だと、連鎖反応で他の子も泣き叫び出して、機内が阿鼻叫喚の混沌と化すこともよくある。
ほんと、子連れの移動って大変です。
うちも色々工夫してだものです。乗り込む前に、ロビーの端っこで走り回らせてガス抜きしとくとかね。

相方のおじさんは、そういう時はかなり頼りになった。
と言うか、父親が子供を抱いていると言う光景事態が、まだ珍しかった頃ですから、お父さんが一人で幼子(特に乳飲児)を連れていると、『何か深い事情があるんじゃないか』と思われて、周りが何かと親切にしてくれたのです。
特にCAさん(当時はスッチーと呼ばれてた)たちが、寄ってたかって、かまってくれた。
初めのころに一回味をしめてからは、率先してちっちゃい方を担当してくれましたっけ。
そういう時、私は親切に他人のふりをしててあげたものです。

今の若いお父さんは、ほんとによく子供の面倒をみてますね。
通勤途中でも、よくビジネススーツにビジネスバッグ&保育園バッグを持ったお父さんが、抱っこ紐で赤ちゃん抱っこして連れている光景を目にします。
その姿が、結構、自然だったりして、いつも『いいなぁ』と思います。
でも、ママ関係のネット記事を見ると父親が育児に参加してくれない、という話がたくさん出てくる。
まだまだ、ごく一部なのでしょうか。
日本も、もっとお父さんが子育てに関われる社会になってほしいものです。
もう、うちは一段落しちゃったらけど。

いつもの通り出発が遅れて、それで羽田空港到着も遅れて、バスに乗り遅れる羽目に。
次の便まで30分待つことになる。
なんか悔しい。
たかだか30分、別にその時間ぶらぶらしてきても良いのに、着いたところで、実家でぼけっとするだけなのに、なんなんでしょうね、この貧乏性。
早くもせっかちな江戸っ子気質が、蘇って来てる。
もうやーね。
これでも、日本の交通機関は時間守ってくれる方なんだから、もっとのんびりと構えなくちゃ。

今回は一晩だけお泊りして戻る予定でした。
長期間居ると、母もペースが乱れて忙しないし、そもそも何日も泊まれるほど休み取れないし。
こまめに、ちょこちょこ来るようにした方が良いかなと、思ってのお試しです。
相方のおじさんは、『もっとゆっくりしてきていいのに』と親切そうに言ったけど、家を空けすぎるとその後の惨状を復元するのに手間がかかるから、あまり空けたくない、というのも理由の一つなんだけどね。

あちらでは、ずっとだらだら母と喋っておりました。
妹も、忙しい仕事の合間を縫って来てくれた。
翌朝はかわいそうに、仕事で朝6時半には出て行きました。
忙しいのね。

妹の旦那さん、つまり義理の弟はかなり年上で、実は去年で定年。
定年後は再就職せずに、のんびりセカンドライフを楽しむ予定だったのに、職場の送別会をしてもらった二日後の夜に、仕事のオファーが来たそうです。
人が足りなくて困っているとのことで、最初は非常勤で受けたけど、その後も、次から次にオファーが来て、結局、正職員と同じ扱いになってしまったとか。
内館牧子の”終わった人”の主人公とは大違いです。
再就職希望していても体がきつい仕事や、低賃金の仕事しかない、というニュース記事を随分読んだけど、実際はそうでもない人もいるんですね。
セカンドキャリアにも、仕事のできる人とできない人とで、格差が出て来ているのだな。
私も仕事があるうちは、文句言わずにちゃんと働こう、と思ったのでした。