とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

プチ家出

今朝はプチ家出して、お外で朝ごはん。

そもそものきっかけは、相方のおじさんの古い友人が島からやってきたこと。
こちらに滞在中、我が家に泊まりたい、と。
私も良く知っている人だし、付き合いも長いので、ほとんど義理の弟くらいの感覚ではある。
いままでも宿代わりに泊めてあげてた。

今回は上がってきた最初の晩だけ泊めてね、という話だった。
翌日の朝は早く出るので、何もしなくていいよ、と。
確かに泊まった晩は、深夜に戻ってきた酔っ払いおじさん二人が一階でなにやら元気に喋っていて、何かと煩かったけど、私は私で、仕事もあるのでほったらかして寝ていたら、次の朝は早朝にいつの間にか出て行ってた。
けれど、いつものようにバイト先から疲労困憊して帰ってきたら、相方のおじさんから

今晩も泊まりま〜す。
今晩は一人増えるね!
今から飲みだから、晩御飯の準備はいいよぉ。
明日は朝は5時ね。
朝ごはんはいらないからぁ。
あと、エアコンないと寝られん連中だから一階*で寝るって。
よろしくね!

と、正確な文面は違えど、このような調子こいた感じのメールが来た。

あのね、あたし、明日も普通に仕事なんですけど?

いくらお客さんの分は準備しなくて良い、と言われても、自分だけしれっと朝ごはん食べて出かけるとか、できないでしょ。
いつも通りの朝、というわけにはいきません。

しかも、超低血圧の私の朝のステイタスは、ゾンビ。
あえて朝早く起きるのも、時間をかけてじわじわとウォームアップしないと動けないから。
朝起きて、ぼーっとしながら、NHKおはよう日本を観て、新聞読んで、その間にちまちま朝ごはんを食べて、コーヒー飲んで、そうやって少しずつ、人間になるのです。

案の定、朝起きて降りてみれば、リビングに簡易ベッドが置かれて大きな図体のが一人、そしてもう一人はソファの上。
(どおりで、昨晩、ものすごい音がして『えっ、なに??もしかして何か壊してる???』と思ったわけだ)
そして我が家のリビングは、キッチンもダイニングも一体化したワンルーム
その状態で、台所でゴソゴソすれば、どんな人間だって起きて来ます。

そんでもって、二日酔いの寝ぼけ眼で、
『すいません、奥さん、どうかお構いなくぅ。。。』って言われて、本当に何も「お構い」せずに、彼らを無視していつも通りの朝の時間を過ごす、なんて芸当、私にはできません。

その上、『出かけるの5時だから〜』って、メールでは言ってたくせに、ぐうすか寝ているおじさんを叩き起こして、尋ねてみれば、『朝は、8時に出るから、ゆっくりしてていいよ』と。

ゆっくりしてていいよ、じゃないって(~_~;)。

あたしは、7時には出たいのっ。
朝ごはんも食べたいし、新聞もゆっくり読みたいし、トイレに行ったり、着替えたりもしたいのっ。

急にお泊りと言われてそれだけでも、なんだかなぁ、だったのだけど、さらにさらにムカムカと腹が立ってくる。
さらに頭にくることに、なんで私が不機嫌なのか、全然わかってない、このおっさん。

もう何を言っても喧嘩になりそうだったので、黙って着替えて荷物を持つと、とっとと家を出ました。

と言っても、朝から何も食べてないし、早朝に行くところもない。
そしてこんな状況でも、仕事には行かねばならない。

とりあえず、駅へと向かう。
さすがに、いつものように職場まで丘を越えて1時間以上歩いたら、低血糖で倒れてしまいます。
それにそもそもまだ職場、開いてないし。
駅までは、いつも25分くらいかかる道のりですが、怒り心頭でプンスカ歩いていたら、20分もかからずに着いてしまう。
指宿枕崎線の6時36分発鹿児島中央駅行きに乗りました。
学生さんとサラリーマンでいっぱいです。
久しぶりの満員電車。
皆さん、朝早くからお疲れ様です。
駅に着いて、朝ごはんを食べさせてくれるところを探して彷徨う。
7時前だと、どこも開いてないの。
結局、ちょっと離れたところにあるパン屋さんのeat-inに迷い込む。

お腹すいた〜( ̄Д ̄;)

ここのパン屋さん、パンはすごく美味しいのですが、コーヒーはイマイチ。
なのでコーヒーだけ、近くのコンビニで調達。
飲み物や食べ物を、むき出しで持って歩くのは抵抗があるのですが(こういう時に限って、誰かや何かにぶつかりそうな気がするので)、この際、贅沢は言っていられません。

なんとかコーヒーもゲットできたし、朝はサンドイッチとサラダでとりあえず、満腹。
それから、職場までさらに川沿いを歩いて出勤。
天気も良くて、なかなかに気持ち良い。

とは言え

このまま、黙ってスルーしてやるには腹が治りません。
ただいま効果的な仕返しを考案中。





*一階で寝る:
我が家にはエアコンが一階にしかありません。
理由は、必要性を感じなかったから。
毎年夏になると、『エアコンどうしようか』と言う話にはなるのですが、年に一回来るか来ないかのお客さんのために、わざわざエアコンを二階につけるか?と言う話になり、毎回、『そうねぇ、もうちょっと考えようかぁ』という展開になっていたのでした。