とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

年金タカり家族


ネットの記事で、親の年金に頼って暮らしている家族のことが載っていました。
www.msn.com

これってごく一部の特殊な家族の話?
普通の人には関係ない?

いえいえ、こう言う家族、けっこういます。
全額親の年金頼りでなくても、老人のもらう金額をあてにして暮らしているところも含めたら、相当な数に上るのでは?
うちの田舎でも、近所のおばさんがお嫁さんに、糖尿病だからとものすごく厳しい食事制限をされていたっけ。
よく事情を知らないので、良いお嫁さんだなぁ、と思っていたけれど、実は、糖尿病が悪化して医療費がかかると困るから、早死にされておばあさんがもらう年金が途絶えると困るから、と言う理由で厳しく制限されているのだ、と祖母は言ってました(*1)。
もう良い歳なんだから、たまには好きなものを好きなだけ食べて死にたい、と祖母のところに来ては愚痴っていたそうです。
確かにそう言うのはかわいそうだな、と子供心に思った覚えがある。

この記事ほどに極端ではないけれど、ほとんど生かしているだけの状態で、人としての尊厳とかそう言うものも奪われているような患者さんを、『なんでも良いからとにかく死なさないでくれ』とこだわる家族は、親が死ぬ、と言うことに耐えられないのか、家族の死を受け入れられないのか、それとも親がもらっている年金が本音なのか、ちょっと判断し難い時があるのは確かです。

そこまで生きていて欲しいなら、もう少し面会に来るとか生活に関わるとかしてくれたら良いのに、そっちは施設任せ、他人任せ。
そのくせ、お金がかかるようなリハビリや介護サービスは一切お断り。お金はとにかく出し渋る。
そんな風に要求して来るご家族さんを見ると、やっぱりこの人が、本人に生きてて欲しい理由って、愛情とか家族の情とかそう言うことじゃないのだろうな、、、と推測しちゃったりして。

普段ほったらかしのくせに、いざとなるとやって来て『何が何でも延命しろ』と騒ぐと、これってやっぱり年金目当てだよね?と言う目で周囲は見るのです。

*1:
もちろん、お年寄りのいうことですから、多少は盛っているでしょうし、真実は違うのかもしれません。
ただ、そのお嫁さんの普段の言動や地域での評判を考えると、やっぱり”年金目的”説に信ぴょう性があるのも確かなのでした。