とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

サ高住についての良い記事があったので

サービス付き高齢者住宅、いわゆるサ高住についての記事があったので、参考までに。

https://www.msn.com/ja-jp/money/news/%E3%82%B5%E9%AB%98%E4%BD%8F%E3%80%8C%E5%AE%89%E3%81%84%E5%AE%B6%E8%B3%83%E3%80%8D%E3%80%8C%E8%B1%AA%E8%8F%AF%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%95%E3%80%8D%E3%81%AF%E3%82%A8%E3%82%B5/ar-AAyrsOt?ocid=UE13DHP#page=2www.msn.com

(つд⊂)ゴシゴシ
なんと、記事が消えていました。
”大手の有名な会社が経営しているところの方が、実は良くない”
などと、結構突っ込んだことが書かれていたので、問題のある記事として削除されたのかもしれません。

私の印象に残ったのは、
”会社が投資目的に作った施設は、サービス内容がよくない”
という部分。
普通の賃貸用の物件と同じ感覚で作っているので、住人に必要なサービスがわかっていない。
そもそも、福祉事業を行うという感覚ではなく、利益目的の、売り上げありきの目的で作っているので、目指すところが違っている。

本来こうした施設の場合、入居時は元気でもやがて歳をとれば、身体も動けなくなり、認知症などの精神症状も出てきて、より手厚い介護=サービスが必要になるのに、そこがわかっていないので、職員教育も十分ではない。
入居者はほったらかし、たらい回しで、十分に満足のいく暮らしも最期も得られない、等の問題点があると書かれていました。

そして、そういった投資目的や営利目的の施設の方が、パンフレットや、広告が上手。
何も知らないと、綺麗な写真や、良さげな文句につられてしまいがち。
基本料金を安く抑えて、その分、オプションのサービス料で稼ぐタイプの施設も要注意。
介護度が増えると、金銭的な負担が急に大きくなったりします。

夜のトイレ介助などのコールに、一回につき千円請求、というところがあって、元気な人なら問題ないのでしょうが、車椅子や介助の必要な入居者さんが、頻尿や夜間せん妄で何度もコールしてたら、一晩で追加料金が一万円超えた、というケースもあるそう。
(一ヶ月だと軽く三十万ですね)

そりゃあね、志の高い有志の人たちが立ち上げた施設だからと言って、すごく良いわけでもない。
ビジネスと割り切ってても、ちゃんと利用者が満足のいくサービスを提供してくれるなら、それはそれで良いのだと思います。
要は、白猫がいいとか、黒猫がいいとかではなくて、鼠を良く捕る猫が良い猫だ、と言うやつですね。
一見さんお断りで、ごく一部の教養ある”わかった人”しか楽しめない京都の老舗の茶屋よりも、チェーン展開のファミレスやスタバの方が、気楽でくつろげるってこともありますし。

でも現場にいると、残念ながら著者の言うような施設も結構あるな、と言うのが実感です。

サ高住は、あの上野千鶴子大先生も推していましたが、やっぱり人の作るものですから、その品質にはピンからキリまであります。
結局、パンフレットの文言や写真の綺麗さに惑わされず、実際に足を運んでよく見て決める、と言うことが大事、なんですね。

といって、じゃあ、もし私が行くとしたら、どこが良いか?
と問われると、これが難しい。
そもそも、今見ていて良いな、と思う施設が、私がその対象年齢となったときにも同じようなサービスを提供してくれているだろうか、と言う問題がある。

そして、自分の親を預けるとしたら、どこにする?
と言う問題も現実となると難しい。
もう、寝たきりで意思の疎通もできない状態なのか、ちょっとボケて、日々の生活に怪しい部分も出てきてはいるけど、まだまだ自分では色々なことができる、と思っていてプライドもしっかりあって、と言う状態なのかでも違ってきますしね。
そして、どんなに親身になって面倒を見てくれるとしても、やっぱり自宅に叶う場所はないよな、と言う結論になってしまうからです。

だから、やっぱり第一選択は自宅が、良い。
だけど、諸般の事情でどうしても施設、となったら?
入りやすさ、と言う点ではサ高住も選択肢にはなるだろうけど、評判のいいところは、介護老人ホームだろうと有料老人ホームだろうと、グループホームだろうと、競争率が高い。
そして、実際にそこで生活してみないとわからない。

あれこれ悩んで、そのうちに考えるも面倒になり、結局は、
もういいや〜
なるようになるさっ

となってしまうのでした。