とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

往診グッズ


訪問診療に持っていくもの。
血圧計、採血や点滴関連の医療器具は、クリニックの標準装備としてカバンにセットしてあります。

点滴台や、点滴パックを吊るす器具は現地で調達。
無くても、あるものを工夫してなんとかします。
よく使うのは、クリーニング屋さんでもらう付録の針金ハンガー。
これを伸ばしてちょっと曲げて、フックのところを利用して長押に引っ掛ける。
昔ながらの和室なら、これで大抵うまくいきます。
引っ掛けるところがない洋間だと、ちょっと困る。
洋服掛けだとか、カーテンレールだとか、ひらめきがものを言います。
いつだったか、固定用のシーネ(固定具の一種ですね)の代わりにおしゃもじを転用したこともある。
おしゃもじの丸いところを握っててもらって、下手なシーネよりよっぽど良い感じでしたっけ。

さて、標準装備以外に個人的に持っていくもの。
これは、人それぞれで違います。
空手でお財布(お昼ご飯用)と聴診器だけ持って、という先生もいるけど、私は心配性なので、困ったときのカンニング用の参考書も持って行きたいし、雑用手袋やシューカバーも自前で用意している。
それから急な雨に対応するためのカッパでしょ、車に乗ってても日差しが強い日もあるから、吸盤付きの日除けも要るよね。
カルテに人体を描くとき用のスタンプでしょ、予備のボールペン、ポストイット、ハサミなんかの文具関係。
もちろん、聴診器とペンライト、ボールペン、褥瘡や腫瘤の大きさを記載したいことがあるから物差し、あと駆血帯はポケットに入れてる。

そして、さらにカバンに入れているのが、こちら。



かゆみ止めは、言うに及びませんよね。
座っていると、なんか怪しい家ってあるんですよ。
ワンコとかニャンコとか、皆さん手入れが行き届いてるお家ばかりではありませんし。
なるべく長い靴下を履いていくように、心がけてはいるんですけどね。
消毒用のスプレーも、すぐに手を洗えない環境って割とあるので。
同じように、お家によっては庭の手入れが行き届かなくなってて、すんごい藪の中に住んでる家もあったりするので、夏場の虫除けスプレーは必需品です。
そして、さらにリセッシュ。
これが必要なのには深いわけがある。


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在宅訪問診療は、意外とサバイバル、なのでした。