とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

マンマミーア!〜アマゾンプライムにて

今週は、何かと忙しくなる予定の週であります。
先週は先週で連休明けのせいか、何かと具合の悪くなる患者さんが多くて、臨時の往診が毎日のようにあって、めっちゃ忙しかった。
オンコールで深夜に呼び出しされたしね。

今週はさらに加えて、新しくとある特殊な検査を始めることになっている。
なので、その準備のお勉強と資料作りで、ほぼ週末は潰れてました。
その上、次の週末は院長の代診とオンコールを担当する予定だから、なんか休めた感が全然ないのです。
気分的にも落ち着かない。
せめて気晴らしに、アマゾンプライムで何か見ようかなぁ、と思ってプライム映画を眺め渡していたら、懐かしいのが。
そういえば、この夏、続編が出るんでしたよね。
そうとなれば、ここは予習復習も兼ねて見ておこうっと。
というわけで、観てしまいました。


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舞台はギリシャの小さな島。
瀬戸内海の島、みたいな感じかしら。
その島でホテル業を営むシングルマザーとその娘の話です。
全編、ABBAの曲が使われているミュージカル映画
今でこそ、ミュージカル映画は流行っているけど、公開当時はそれほど話題にもならなかった気がする。
雰囲気としては、ロシュフォールの恋人達っぽい感じの明るくてドタバタした感じの映画です。

あのメリル・ストリープがちょっととうが立ったシングルマザーという役柄で出てきます。歌も歌って、ついでに踊ってます。
相手をするのは、コリン・ファースでしょ、ピアース・ブロスナンでしょ、あともう一人ステラン・スカルスガルドというスウェーデンの俳優さん。
最後のひとはよく知らないのだけれど、ラインナップとしては世をときめくイケメン勢という感じなんでしょう。

プロローグで、ABBAの”I Have a Dream”を口ずさみながら一人の若い女性が、ボートに乗っています。
主人公ソフィー。
やがてついた島のポストへ向かうソフィー。
そう、彼女の住んでいる島には郵便局もない、ほんとど田舎の離れ小島。
フェリーは週に一回しか出ない。
ポストに祈りを込めて、三通の封書を投函するソフィー。
実は、ソフィーの母ドナは未婚の母。
ソフィーを産んだあと、知り合いの女性から島の古いホテルを相続して、以来、独りで切り盛りしています。
ドナはソフィーを身ごもった頃、ほぼ同時期に三人の男性と付き合っていた自由奔放な女性でした。
なので、誰が父親か、実はよくわからない、らしい。
自分の父親が誰なのかを知りたいソフィーは、自分の結婚式にかこつけて、母の日記から見つけた父親らしき三人の男性に、母の名前で招待状を送ったのでした。
というようなことが、またもやABBAの歌とともに説明される。
ソフィーの結婚式のために、学生時代のソフィーの親友二人がやってくる、と対のように母ドナの親友二人もやってくる。
この二人の親友が、個性的。
年齢を重ね、人生経験もたっぷり積んだおばさん達です。
親友達と再開した時の、おばさんテンションが半端ない。
若いソフィー達よりはしゃいでます。
けど、私も久しぶりに学生時代の友達に会ったら、このくらいのテンションになっちゃうかもなぁ。
ソフィーやドナがそれぞれの親友達と、楽しくABBAのヒット曲(懐かしい)を歌って踊って、ついでに話の筋を説明している間に、問題の三人がやってきます。
婚約者にも母にも内緒で彼らを招待していた(こんだけ小さくて人が少ない島なんだから、すぐバレるに決まってるのに、なぜ内緒?)ソフィーは慌てて三人を納屋に隠す。
そこへやってきた何も知らないドナが、物音に気付いて納屋を覗き込み、三人に気付いてしまう。
そこで、タイトルのマンマミーアを熱唱するメリル・ストリープ
ついでに、もうとうに卒業したと思い込んでいた”恋する心”を瞬時に取り戻し、青春が戻ってきちゃってさあ大変。
三人の元恋人の出現に、もやもやしつつも、ちょっとときめいちゃったり、嬉しかったりするおばさん心を、ドナことメリルが熱演してます。
この映画を最初に見たときは、まだよくわからんかったドナの気持ちに、今はうんうんとうなづいてしまう私。
成長したなぁ。
ソフィーが婚約者と喧嘩しちゃったり、ドナが元恋人達にどぎまぎしたり、なんだかんだあっても話はとんとん進み、結婚式へ。
各エピソードで、これでもか、というくらいにABBAを歌う。
『懐かしいぃ〜』を連発しつつ、いつの間にか一緒に歌っている私。
ABBAはメロディーが綺麗だし、歌の内容も明るくて嫌味がないもの多くて大好き。
さらに非英語ネイティブにはありがたいことに、英語の発音がはっきりしていて聞き取りやすい。
特に、浜辺でナンパされたドナの親友ターニャが歌う”Does your mother know?”は、私が初めて英語のフレーズを聞き取ることができた歌でもあります。
もちろんサビのところだけだったけど、少なくともなんと歌っているかが、頭の中でぴたっときた時のあの瞬間の快感。
でも、歌の中で主人公にあしらわれているのは、女の子だと思っていたんだけどな。
背伸びする男の子をいなす大人の女性の歌、になってました。


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最後は、父親達が、自分たち三分の一だけのお父さんだけどいいよね、みんなでソフィーのお父さんになろうよ、みたいな話に落ち着き、ついでに最初の恋人サムと再婚するドナ。
そもそもサムに振られたせいで、ドナは他の二人とゆきずりの恋に走ってしまったのでした。
最後は、ソフィーがまたもや”I hava dream”を歌いながら、瀬戸の花嫁よろしくボートに乗って婚約者と一緒に旅立っていき、めでたしめでたし。
とにかく、ABBAの歌がてんこ盛りで聞けます。
一緒に歌えます。
気持ちいいです。
ソフィー役の女の子とかコーラス隊は歌が上手ななんですが、他の主要な役を演じている俳優さん達は、あんまり上手じゃない。
ちょっと、その辺のおじさん&おばさん達のカラオケ大会チックではある。
でもそのおかげで気後れせずに、一緒に歌えました。
ああ、楽しかった。

おかげで今週一週間、また頑張れそうです。