とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

体重詐称の報い

職場の健康診断に行ってきました。
ここ数年はフリーターだったため、職場検診とは縁がなかったのですが、この度、晴れて正規職員となれたので、早速、春の職員検診に入れてもらえたのでした。
しかし、ここ一ヶ月ですくすくと増えた体重が気になる。
もう、今更あがいても仕方ないのですけどね。
あとは、肝機能かな。
去年くらいから、お酒は控えるようにしているものの、連休で飲む機会が結構あったからちょっと心配。
検査したその日に教えてくれるのではなくて、結果は後日郵送だそうです。
希望すれば当日おしえてもらえたのですが、ドクターからの説明となるらしい。同じ業界ゆえに、うっかり知り合いだったら、気まずいからと、受付の時に『診察は無しで良いです』と答えたのに、なぜか診察だけ呼ばれる。
と言っても、問診内容の確認と、
質問:なぜ腹部エコーは受けないのか?
答え:去年受けたし、オプションで余計にお金取られるからさ。
という会話のやり取りのみ。
あ、あとそれから一応、聴診。
服の上から、それも一箇所だけ当てたんじゃ、何にもわからない、ってのはお互い突っ込まずにスルーということで。
我々は所詮、ブラックジャック先生ではないので、どうもない人の胸の音聴いただけで、本人に自覚症状すらない病気を発見できるわけなんか、あるわけないのです。

さて体重といえば、女性は妊娠出産があるので、一生を通じてその体重はかなり増減をします。
そして妊婦の体重といえば、年代によってその指導内容が変わるらしい。
『どんどん食べて太りなさい』、と言われる時期があるか、と思えば、その反動で今度は『太ったらダメ〜』、と言われる時期がある。
どの年代に子供を産んだか、で随分違います。
私は最初の子供の時に10kg増えまして、下肢も浮腫んでえらい叱られた。
当時は、妊娠してても増えていいのは6〜7kgまで、と言われたものです。
それ以上増えると、妊娠中毒のリスクが高まるとか、なんとか、かなり厳しかった。
体重をほとんど増やさずに妊娠出産した妊婦が、英雄のように扱われてたっけ。
最近はまた『太りなさい』と指導するそうですね。
痩せ志望の妊婦が増えすぎて、胎児の栄養障害が問題になってきたから、だそうです。
なんだかな〜。

ともあれ二人目の時、どうせまた太るだろうさ、と思った私は叱られたくない一心で、一計を案じたのでした。
それは、妊娠前の体重をプラス3kgで申告すること。
妊産婦検診では、毎回体重を計ります。
なので、太ったらすぐバレる。
でも、妊娠前の体重は自己申告なので、そこを多めに言っておいたんですね。
妊娠初期は、つわりで体重が減る人もいるので、初期の体重が申告体重より少なくてもバレないだろう、と踏んだ私。
作戦は見事成功。
妊婦検診の時も『ちょうど良い増え方ですね〜』と毎回褒められ、見事、6kgの増加で乗り切り優良妊婦となったのでした。
本当はプラス9kgだったんですけどね〜。
へへへ( ̄ー ̄)ニヤリッ

しかし、しかし。。。。
天網恢恢疎にして漏らさず。
因果応報、自業自得。
出産後の体重が、どうしても戻らない。
一人目の時は、びっくりするくらいするする減って、すぐ戻ったんですけどね。
単に代謝が落ちただけ、とも言えるのでしょうが、かつて申告したプラス3kgから減らないのです。
気合いを入れてかなり厳密に食事制限をすれば、一時的に落ちることは落ちる。
でも、ある日気づくと、やっぱり”あの体重”に戻っている。
まるで、そこに何か磁場の様なものが、あるかのよう。
何かの呪いのようにプラス3キロの体重に固定され、かつての”本当の”体重にはもう戻れない、のでした。
やっぱり人間は正直に生きるにしくはない、としみじみ思うのであります。


検診終了後、空腹のあまりふらふらと迷い込んだホテルのカフェ。
モーニングサービス時間は過ぎてましたが、イートインでパンは食べて良いと言ってもらえた。
ありがたや、ありがたや。

美味しゅうございました。


backen2015.jp