とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

八月は大忙し


毎日、暑い日が続いております。
暑いよ、暑いよ、つむりが焼けるよ(">ω<)っ
と愚痴りながら、お仕事をしている日々でございます。

そのうえ先月の中頃から突然、上司である院長がよんどころのない事情で、不在となっている。
こればかりは、予想できることではないので仕方がない。
私だって、いつ、母親の介護などで仕事を休まねばならなくなるかわからないのだし。

とはいえ、スタッフ達も大変。

私も院長代診で、土日もお仕事だったりする。
大変な時はお互い様ですから、できることはしようと思うのです。
私より、もっと負担増で大変な先生もいるのですから。

まず、今回の一件で、夜のお当番(つまりオンコールってやつですね)が増えることになりました。
当直と違って家に帰れるし、呼ばれない限りは普通に過ごしていいのですが、夜中に呼ばれるとその分の負担感が半端ないし、気分的にも緊張するので、なんとなく心が休まりません。
加えて今月は盆休みもあり、そこはオンコール当番医で対応になります。

そのオンコールが増える件で、スタッフから打診があったときのこと。
私はもう手のかかる子供もいないし、できる日は受けますよ、という気持ちでいたのですが、もう一人の常勤医が、自分は今でもすでに、週日にオンコールをしてるのだから、負担が増えるのは困る、と言い出しました。
たしかにオンコールは、代休もつかないし、手当も常勤だとつかない。
でもさ、緊急事態なんだから、仕方ないんじゃない?
その場も、ちょっと気まずくなったっけ。

私は週に一回は別の病院でバイトをしてて、ちょうどお盆休みの期間は、そっちに行くことになっている。
すでに二ヶ月前から決まってたので、さすがにお盆休み時期の日勤帯のオンコールは無理だけど、夜だけでもしようか?
朝も早いから、時間によっては物理的に対応できないかもしれんけど、そこは綱渡りになるけど仕方ないよね、と言った。
私が思いつく対策といえば、せいぜいその程度だったから。

ところが、それだともう一人の常勤医の方が、気に入らないらしい。
その時は、とうとう、決まらずに再検討、となった。
あとで聞くところによると、自分のオンコールが増えるのも嫌だけど、私だけオンコールが多いのも、納得いかなかったらしい。
自分が働いてないみたいで、嫌だった?
私に借りを作るみたいで、嫌だった?
理由は不明ですが、なんか面倒臭い人だな。

結局、助け舟を出してくれたのは、ママドクター達でした。

彼女達曰く、『今月なら子供達が夏休みなので、学校の送り迎えに余裕があるから、平日のオンコールはしますよ、大丈夫』

まったく、誰だよ、子持ちのジョイは仕事しない、とか言ってるのは?

普段、ママドクター達は仕事の合間に、子供の学校や塾の送り迎えをしている。
オンコールは、普通、朝の9時までが待機時間に入るから、子供達の準備と学校の送迎時間にかかると対応できない。
それで、申し訳ないけどオンコールができない、という人が多いのです。
一方、ごねてる男性常勤医は、嫁は専業主婦。
家に帰れば、上げ膳&据え膳。
たとえ、夜中に呼び出されようと、睡眠不足でフラフラになりながら、翌朝、子供達にお弁当を作り、朝食を食べさせ、学校に送る、なんて業務は存在しない。
そんなおっさんドクターが、晩酌したりテレビの前でくつろいだりする時間を確保するために、ましてやよくわからん面子を立てるためだけに、自分の時間さえ持てないママドクターの負担が増えるのは、納得いかない気もするけど、それを言い出したら、自分も嫌な奴になるだけなので、黙ってる。
臭いものには蓋、嫌なものは無視。

そんなこんなで、今月の土曜日は主に私が診療を担当します。
勿論、オンコールもねっ!

土曜日は、『土曜日じゃないと嫌っ』『院長がこないと嫌っ』というちょっと面倒くさい患者さんや、その家族がメインらしい。
粗相のないように、気を使う。
あとは、定期診察じゃないけど、具合がちょっと悪くなっての往診依頼。
具合が悪いままに週末を過ごすのが不安、という患者さんたち。
何しろ、対象が鹿児島市内全域、なので、患者さんの数自体は少なくても、移動が大変。
時間もかかります。
なんだかんだで、終わればやっぱりぐったりです。

院長、早く帰ってこないかな。
だんだん、忠犬ハチ公気分になって来ましたよ。