とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

連休中に食したもの


今年の連休、前半は家の模様替えをしたりと、なかなかに有意義に始めたのでしたが、去年の暮れから調子の悪かった五十肩が、悪化してしまい、後半は引きこもって過ごすことに。

相方のおじさんは、義姉一家の義姉還暦&退職祝いの旅行(親孝行な甥っ子たちが計画)に便乗して出かけてしまったので、お留守番となった私は、世話を焼かねばならぬ家人もおらず、ますます大手を振って引きこもっておりました。
連休だから街に出ても混んでるだけだ、と思うと外出も気が進まない。
それに、肩が痛いと車の運転もあんまりしたくないし、食料を買いに出るのも、重いものを持ちたくないから億劫。
と言うわけで、ちょうど良いので家に買い溜めしていた保存食やら防災食やらの、賞味期限が切れそうなのを消費して過ごすことにしました。

と、思ったら賞味期限、切れそうなどころかとっくの昔に切れてるのが、ゴロゴロと出てくる出てくる。
勿体無いのでこの際だから、料理して食べることに。
缶詰って賞味期限が多少オーバーしていても大丈夫、って言いますしね。

問題は、その”多少”の部分。
どのくらいまでがセーフなのか?
今回の実験、じゃなかった実食でわかったこと。
2年前のものは、楽勝で大丈夫( ´ ▽ ` )ノでございました。
保存状態、なども関係あると思いますのでね、あくまでも自己責任の範囲ですけど。
私は、普通に美味しくいただけました。
紙パックのコーンなんてちょっと不安でしたけど、全然、いけました。

ただ、今回気が付いたこととして
ずっと缶詰だと、飽きる
私がもともと缶詰が好きじゃない、ってのもあるかもしれませんけど、缶詰に入ってたものって特有の金臭さがあって、それが気になる。
お肉関係は、特にお肉がパサパサしておまけに金臭いので、これが何日も続いたら、かなり辛いな、と正直思いました。

焼き鳥なんてね、ビールのつまみにもなるからいいかな、と思って買い込んでたのですけど、どうせ飲むならもっと美味しいつまみと飲みたい。
焼き鳥の鶏肉は、タレが染み込んでてあんまりお肉のお肉味が感じられないし、なんだかパサパサしてるし。
だから、そもそも鶏肉って、缶詰にするのに向いてないんじゃないか、と思ってしまう。
苦肉の策として、中華風スープにしてみたりしたんですけど(紙パックのコーンがたくさんあったので)、やっぱりイマイチ感が抜けず。

一方で、オイルサーディンをトマトで煮込んだら、これは美味しかった。
こちらも2年前に賞味期限が切れてた瓶詰めオリーブを贅沢に使いました。

玉ねぎは、いい感じに食材をまとめてくれます。
解毒作用もあるって言うから、期限切れの缶詰を食べる時には免罪してくれそうだし。
さすが常備野菜の王様(私がこの度、勝手に命名)って感じです。
干し椎茸も、なかなかに優秀。
出汁の風味が良いと、料理も美味しくなります。

缶詰の魚系はおすすめ。
ただ鯖味噌煮は、ご飯にも合うし美味しいけど、味噌が強くて他の料理に転用しにくい。
水煮にしておけば、洋風にも和風にも(味噌は後から入れたらいいので)なるので、備蓄するならこっちかな。
生姜も、缶詰の金臭さを和らげてくれたので常備しておこう。
それから牡蠣とか蟹缶のような贅沢系の缶詰は、特別感がありますな。
多分、被災して食べ物がなくて気分が落ち込みがちな時は、こう言うものがあると、嬉しいんじゃないかしら。
食費に余裕がある時は買い置きしておこう、と思いました。

パンは、日持ちしないから冷凍して保存するしかないけど、電気が来てないとトーストできないから、最初は災害食には向かないんじゃないかと思ったのです。
でも、水が手に入る環境なら確かにうどんやパスタが便利だけど、水もなかなか手に入らないとなると、冷凍したパンは保冷剤にもなるし、いざとなったら自然解凍して何か乗っけて食べればいいから、食パンみたいに主食になるパンを冷凍しておくといいかな、と思います。

缶詰は、保存期間が長いので災害時に役に立つ。
そうなんだけど、そのせいで買うだけで安心してしまって、気がついたら賞味期限を大幅にすぎていた、なんてことがよくある。
それでいざという時に食べられなかったら、意味がないし、お金ももったいない。
とりあえず、2年前のものは大丈夫、だけどね。
それ以上のものは?
缶が不自然に膨らんでいるとか、開けた時になんか変な匂いのするものが噴き出してくるとか、そう言うことがなければ、大抵のものは大丈夫そう。
あとは、匂いを嗅いでみる。
自分の五感を信用することも、大事。
だけど、その前に期限切れにならないようにすることのがもっと、大事。

災害時は、体調もいつも通りじゃない筈。

飽きがこないように、他の食材も合わせて味のバリエーションをつけた方がいい。
そして金臭さを和らげることも必要。
ついつい災害時を考えて、特別なもの扱いしてしまいがちだけど、いざという時に困らないよう、普段の食生活に取り入れていけるように、缶詰を使ったレシピも調べておこう、と思いました。



心が落ち着くように、甘いものもあると良いそうです。
ジャンドゥーヤとかね。