とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

メインテナンスが必要なお年頃


突然お休みがもらえました。

他大学からの研修希望の先生がやって来まして、その先生の指導も兼ねて院長が、診療に回ることになったのです。

うちのクリニックは、訪問診療をメインで(というかそれしかしていない)医療活動をしております。
ドクター&ナースのバディコンビが、タクシーでクライアントの家を一日かけて回ります。
タクシーは、クリニックが契約しているタクシー会社から派遣されてくる。

チーム単位で動くため、急にドクターが一人増えたからといって、看護師さんとタクシーが手配できなければ仕事になりません。

ただのお余り。

看護師さんはぎりぎりの人数でやりくりしているので、新たに出すわけにはいかない。
というわけで、私は『休んでいいよ〜』と言っていただけたという次第。

お休みがもらえるのは嬉しい反面、一日だけポンってもらっても、何をしようかとっさに思いつかない。
やりたいことはいっぱいあるけど、いつもの用事を済ませるだけってのも勿体無いし。
というわけで、ダメもとで電話してみたら首尾よく予約が取れた歯医者さんと、鍼灸院へ行くことにいたしました。


だいたい年に一回くらい、歯科検診と歯石除去を受けているのですが、昨年は忙しすぎて行く暇がなかった。
今年度から少し余裕ができたので、行かなきゃな、と思いつつずるずると伸ばしていたので、この際思い切っていくことに。

そして、鍼灸院は悩みの五十肩の治療に。
同僚の同じ五十肩仲間の看護師さんが、『鍼をしてもらったら、すぐ動くようになりましたよ〜』と言っていたので、『是非とも行きたいものだ』と思っていたのでしたが、こちらもダメもとで電話したら、予約が取れたのでした。

さて、午前中は歯医者さんへ。
今まで行っていたクリニックは、なかなか予約が取れず、さらに車がないと通いにくかったので、この度、飲み仲間に教えてもらった駅近のクリニックへ。
初診ゆえ、レントゲンを撮ったり、先生の説明を聞いたりと少し時間がかかりました。
そしてわかったこと。

①上の右の奥歯が曲がって生えている。
②そのため、噛むときに斜めに力がかかる。
普通はまっすぐ立っている頭に上から力がかかるのに、倒れている横から力がかかっている状態なんだそうです。
③その結果、歯を支える骨や歯肉に負担がかかりやすい。
④老化が進むと、歯の周りが弱って抜けてしまうかもしれない。

な、何ですって( ゚д゚)

そういえば、今までのクリニックの先生もいつも『虫歯はないけど、半年に一回はちゃんと来なさいね』って言ってたっけ。
あれって、経営上の口上かと思ってたんですが。。。。

というわけで、こまめなプロケアが必要なことが判明。
早速、次回の予約をして参りました。


さて、五十肩の方です。
実は連休に入る前に、近くの整形外科クリニックを受診しまして、やっぱり五十肩です。
と、診断されていました。
本当の病名は肩関節周囲炎

その時に、『痛いときは、まだ炎症期なので動かさずに安静にするように』と言われまして。
その後、連休中に模様替えなんぞをして痛みがひどくなったので、『これはいかんな』となるべく動かさないようにしていたら、どんどん可動域(腕を動かせる範囲ですね)が狭くなってきてしまい、最近は腕を前に回して右側の腕を掴むのも痛い。
ズボン履いて持ち上げるのが痛い。
車の助手席に乗って、ドアを閉めるのが出来ない。
かなりというか、相当、不便です。

鍼治療は受けたことがないので、どんな感じなのかな???
と、ちょっとわくわくしながら行ってみました。

ところが

『経過が長いので、鍼治療の適応ではないですね』
と言われてしまった。

そういうものなの??

そして背中の骨や肩の骨の具合を診察した結果、
①なで肩なので肩甲骨が下がっていて、その分腕や肩を支える筋肉の下の方向へ引っ張る力が強い。
②そのため、肩関節の上の方に負担が生じやすい。
③結果、肩の関節に炎症が起きてしまった。
④さらに、痛いからと動かさなかったので、関節の周囲が硬くなり、ますます痛みが生じるようになった。
のだそうな。

そうなんだ。。。(・∀・)。

整形外科では、帝王切開をしているから、腹筋が弱くて(手術の時切ったので)そのため姿勢を保つために上半身の肩に負担がかかって肩を痛めやすいのだ、とも言われましたっけ。

どうやらなるべくしてなった五十肩、もとい肩関節周囲炎。
歳をとると、いろいろなことが起きてくるものです。

肩関節周囲炎は、関節を動かすための潤滑液成分が減少して起きるらしい。
そして、その潤滑液成分を分泌するためには、痛くない範囲で関節を動かす必要があるそうです。

よく、『五十肩だったけど、痛い痛い、と言ってるうちにいつの間にかまた動くようになった』
と言うのは、動かしていたことで潤滑液成分が出て動くようになった、と言うことらしい。
ある日突然、痛みが嘘のように消えてまた動くようになった、なんてことにはならない、らしい。

そして、さらに痛いからと言って、反対側の腕ばかり使っていると、そちらに負担がかかりすぎて、悪い方が治りかかった頃に良かった方にも症状が出てくることがある、と言う恐ろしい話が。。。。


いやいや、それは困る、困る、困る

と言うわけで、こちらも通うことに。
経過を見て、鍼治療のほうもしていきましょう、と言われました。

今まで大病を患うこともなく、元気に生きて来たつもりだったけど、地味にあちこちガタがきていたのでした。