とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

ミス・フィッシャーの殺人ミステリー 第6話&第7話


出典:Netfilix.com

ミス・フィッシャー シリーズ
Netfilixでただいま配信中です。
いつまで配信してくれるかわからないので、備忘録を兼ねて感想を書いてます。

第6話:ラディゴア
喜劇オペラ”ラディゴア”の公演が行われることになり、そのリハーサルの最中に、演者の一人が幽霊を目撃。
さらに『罪の報いを』などと書かれた意味深なメッセージも。
動揺する劇団員たち。
興行主のバート・タラントは、ミス・フィッシャーに事態の解決を依頼します。
幽霊はドロシア・カーティス。
20年前に、同じ劇場で自殺したのでした。
そして初演の日。
主役の俳優が、舞台上で毒殺されます。
アヘンの過剰摂取でした。
早速、事件に乗り出すミス・フィッシャー。
ドロシーとタラントが、かつて恋人同士だったことが判明します。
タラントは元俳優で、ドロシーと共に主役を演じていました。
一度は名声を得てイギリスにいたのでしたが、オーストラリアに戻ってきたのでした。
さらに、練習中に主演女優レイラが狙われ(?)、別の男優グリィアムが殺されます。
タイミング良く現れるドロシアの幽霊と、ヒヤシンスの香り、そしてメッセージ。
幽霊のいた後には、一筋の砂。
謎が深まります。

一方、劇場近くで中華料理屋を営んでいる華僑一族の御曹司と知り合いになるミス・フィッシャー。
ハンサムなリンは、絹貿易を手がけていました。
麻薬の裏取引の匂いを嗅ぎ取ったミス・フィッシャーが、リンに近づきます。
ミス・フィッシャーとリンが親しくなることにいい顔をしないのは、リーの祖母や母親たち。
(と、ロビンソン警部補)
リンは一族のために、上海の豪族の娘と婚約していました。

リーとのロマンスの合間に、劇団の事件を探るミス・フィッシャー。
やっぱり、筆跡が犯人同定に大きな役割を果たしています。
映画が大衆の娯楽になる前の時代。
幽霊の演出に、映画の技術が使われています。
当時としては最新技術だったのかな?
夜が今ほど明るくなかった当時は、それなりに怖かったでしょうね。

ドットの何気ない言葉で、細工がわかったミス・フィッシャー。
嬉しさに、関係者一同集めてトリックを再現して見せます。(実行したのはセス&バート?)

さて、犯人は冴えない衣装係モーリスでした。
実はドロシーの元彼。
自分の俳優の才能に見切りをつけ、ドロシーを主演に映画監督への転身を図っていました。
20年前、ドロシーがタラントとよりを戻そうしていたことに嫉妬して、自殺に見せかけ殺害。
さらにタラントに復讐する為、幽霊に見せかけてドロシーの映像を流していたのでした。
主役二人は殺されちゃうし、有能なスタッフが犯人だったりでタラントはけちょんけちょんですが、ドロシーの残した娘(パパはもちろんタラント)に会えたし、まあ良かったね。

オペラ、オペレッタ、ミュージカル。
その違いがいまいちわからない。
いまだにわからない。

ドットとコリンズ巡査は、デートに行ったりと順調なようですが、コリンズ巡査がいまいち女の子の扱いが下手。
プレゼントもわかってないし。
ミス・フィッシャーが助け舟を出してます。
ハウツー物は、いつの時代も役立ちます


第7話:モンパルナス殺人事件

ミス・フィッシャーのパリ時代が語られます。

第一次大戦直後、パリにいたミス・フィッシャーはパリにいた新進気鋭の画家たちのモデルをしていました。
当時モデルをしていた画家の一人、ピエールは戦後しばらくして何者かに殺害されてしまったのでしたが、亡くなった後にその作品が評価され高値で取引されるようになっていました。
そして、フランス政府は彼の事件を再捜査することにしたのです。
そんなある日、ピエールの未亡人ヴェロニクがミス・フィッシャーを訪ねてきます。
ピエールが亡くなって経済的に困窮し、ほとんどの絵を打ってしまったという彼女に、ピエールの最高傑作と言われる絵をプレゼントするミス・フィッシャー。
その絵は、ピエールが決して手放そうとしなかった絵で、亡くなった日にも持っていたものした。

当時に思いを馳せるミス・フィッシャー。
パリで彼女は、画家のルネ・デュポアと恋仲になっていました。
独占欲が強くDV傾向のあるデュポアに、当初は惹かれたものの、結局は別れたらしいミス・フィッシャー・
昔から、男性の好みが危なかったみたいですね。

さて、一方。
バートは仲間の一人が不審な車にひき逃げされます。
警察に訴えるものの、最初はあまり取り合ってもらえない。そこで業を煮やして、ミス・フィッシャーに捜査を依頼。
無報酬で請け負うミス・フィッシャー。
またまた、タッグを組んで捜査に当たるミス・フィッシャーとロビンソン警部補。

ここで謎の外国人が浮かび上がってきます。
さらに別の飲み仲間が不審な死を遂げ、バートの過去が語られます。
なんと、バートも第一次大戦中ヨーロッパ戦線に従軍していて、しかも、ピエール殺害時の目撃者でした。
ピエールはモンパルナス駅で、通過する急行列車にはねられて亡くなったのでしたが、その時、逃げる犯人と偶然ぶつかったのが、バートと部隊仲間達でした。
そしてその時、犯人が落とした絵がピエールの最高傑作とされる絵。
ミス・フィッシャーがモデルを務めた絵でした。

『あの絵を欲しがるのは、彼しかいない』
と、犯人を直感するミス・フィッシャー。
今回、犯人は割とすぐに元恋人ルネとわかります。
ルネは、絵を手に入れるついでに目撃者であるバート達を殺すために、オーストラリアにやってきたのでした。

そしてフランス政府とオーストラリア政府との間は、お役所仕事の常で、連絡が滞っていてそのあたりの経緯が全然伝わっていなかったのでした。
しかもことば巧みにヴェロニクと、結婚していたルネ。
正体がバレそうになった、と感づいて、ヴェロニクを部屋に監禁し、行方をくらましてしまいます。

ルネをカフェに誘き出すことにした、ミス・フィッシャー達。
待ち伏せのテーブルで、いつになく挙動不審なミス・フィッシャー。
ルネにまだ未練がある?
ルネは暴力的だけれど、女性に対してある種の影響を及す力のある男性のようです。

やがて、ルネが入ってきます。
ついついルネを、凝視してしまうミス・フィッシャー。
ミス・フィッシャーの注意をそらすために、大胆な行動に出るロビンソン警部補。
ひょっとして、狙ってた?

今回、ドットはカソリック教会の司教から、プロテスタントであるコリンズ巡査と付き合うことを禁じられ、落ち込んでます。
ルネ関係で、それどころではないミス・フィッシャーに変わって相談に乗るのがミスター・バトラー。
頑張れドット。