とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

混んでない京都




今週半ばから、家庭の事情で関西に行っておりました。
下の子供がですね、色々あって休学して帰ってくることになりまして。
その手続きやら何やら手伝いに、急遽、行って来たわけなんですけど。

簡単に言うと、学校が合わなかったんですね。

第一志望の国立に落ちたときに、頑張って二浪してでも希望の大学に行けば良かったのでしょうけど、”もう受験勉強はしたくない”と泣きついて私立に行った根性なし、は仕方ないとしても、その後、グズグズと不登校状態となっていたとは知らなんだ。

そんなこんなで、いよいよ切羽詰まって父親に連絡が来たのが先月のこと。

とりあえず半年休学して、今後を考える、と言うことに相成りました。

娘が引越しを手伝うのに来てくれることになったので、急ぎ共に荷造りを手伝うために、休みを利用して行って来たのでした。
今回おじさんは、仕事で離れるわけにはいかず。

『それにしても、三年間も安くはない授業料と仕送りを無駄に払わせやがって』などとと言う繰り言は、この際腹にしまっておいて、娘と一緒に段ボールにあれこれ詰め込んでクロネコヤマト で発送する。
『鹿児島育ちの男はこう言う実用的なことが、ほとんど出来ない』
と娘がぶつぶつ文句を言う。
私としては、それほど鹿児島流に育てたつもりはなかったのだけれど。

本人の気質の問題、と言う気もする。
私自身およそ実務的な人間でないのはわかっているので、ちと心苦しい。
そう言うところだけ、おかんに似られても困るのだよ。

さらに、持って帰っても置くところのなさそうなベッドやら、組み立て式の家具やらを最寄りのハードオフで、まさに二束三文で売りはらい、と言う雑用を済ませ、一段落。

帰りは、通り道だからと娘に京都に落としてもらう。

京都のホテルは軒並み空いているそうで、前日でもさくっと駅近でGoogle評価もそこそこ悪くないホテルが予約できました。

コロナ騒ぎのおかげですね。

有名な観光名所も軒並みがら空きだそうです。

とは言え、寺社仏閣にそれほど興味があるでなし、小雨が雪に変わるほど寒い日だったので、結局、京都市内をブラブラ歩いて終わり。
引越しを手伝ってもらったお礼も兼ねて、SOUSOUで娘に靴下を買いました。

SOUSOUは京都のオリジナルブランド(と言うのでしょうか)で、特徴のある服を作っています。

私は数年前からここの服にハマっていて、プライベートの服はほとんどSOUSOUの服。
断捨離と更新を繰り返していたら、いつの間にかそうなっちゃったんですけどね。

さすがに”最近は買いすぎかもしれない”と自重するようにしておりますが、新柄の手拭いや手提げはやっぱり、ついつい買ってしまう。

憂鬱な時も、買い物をすると少しは気分も晴れる、と言うものです。

それにしても、ここまで人の少ない混んでいない京都は初めてではないだろうか?
誰にもぶつからずに、道を歩けたのは初めてかもしれない。
平日だったからでしょうか。

明らかに海外の人とわかる風貌の人は、居るにはいるけど鹿児島で見かける程度にしか目にしない。
それも集団ではなくてカップルか、せいぜい数名の家族。
すれ違うアジア系の人々が話す言葉は、ほぼ日本語。

宿泊したホテルも、国外での評判が高いホテルで、以前泊まった時は、朝食の時はずっと中国語や韓国語が飛び交ってたものでしたが、今回は日本語しか聞こえなかったな。
その上、すごく空いてた。

コロナウイルス騒ぎで、日々、新しい患者の発生やら、イベントの中止、日本経済への影響が心配等々、報道されてますが、本当に人が減っているな、と実感してしまう。


普段はあまりテレビを観ないのですが、ホテルでは時間を見たいせいもあり、テレビをつけっぱなしております。
突如全国的に学校を休校にすることにした、と言うニュースが報道されてました。

うちは、もう良い加減にデカくなっているから大丈夫だけど、子供たちが保育園に行っていた頃や、学童児だった頃のことを思うと、他人事ではない。

”現政府は結局のところ、雑事を専業主婦に丸投げできる正規会社員男性の視点しか持っていないのが良くわかった”と誰かのツイートにあったけど、全くその通りだな。

そう言えば以前、日本は今からは海外からのインバウンドを増やして経済を立て直すべし、と主張していた本を読んだっけ。
デービッド・アトキンソンさんの著書ですね。
安倍政権も、積極的にインバウンドを増やして経済活性化を図る、と言う政策でしたっけ。
それが間違い、とは言わないけど、今回みたいな感染症が出たときの対策を誤ると大変なことになるのだな、と改めて思ったのでした。

一方でネットの記事では、台湾の対応が素晴らしい、と絶賛されていました。

台湾の方が、よっぽど中国との関係は近いしSARSのときは、かなり大変だったはず。
ちゃんと、過去を反省して今回の臨んだのだと思うと、日本政府も今回のことは(もう蔓延しちゃったから仕方ないとして)よくよく反省して、次に生かしてもらいたいものです(上から目線)。


SARSのときも、新型インフルエンザの時も、更には台風や集中豪雨の時にも、リモートワークとかいざという時休める社会システムとか外傷話題になってたけど、いよいよ真剣に話し合う時期に来てるんじゃないでしょうか。

ウイルス感染はいったん広まったら、あとはもう人間の方に抗体ができて発症しなくなるとか、ウイルスの方で変異して感染力が落ちるとか、病毒性が落ちるとかしてくれないと、どうしよもうない。

ひたすら手洗いをしっかりする、体調が悪い時は出歩かない。
これを地道に実行するしかありません。

私は根が引きこもりなので、普段でも家にいる方が断然体調がいい。
必要な時は、家に居ていい社会環境にもっとなってくれたら良いな、と思うのでした。