とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

薩摩だし餃子 えぶりでい


在宅訪問医療は、言ってみれば病室が町中に広がっている様なもの。
ただし、その病室と病室の間が、やたらに広い。
そして、定期の往診をしている合間に『ちょっとこっちにもよってくださ〜い』と声をかけられたら、『はい、はい』と寄り道することになります。
ただ、そんな寄り道が増えてしまったり、お邪魔したお家での処置や、診察が予定以上に伸びてしまったりすると、どんどん、時間が遅くなって行きます。
大体は、多少の余裕を見てその日の計画を立てるのですが、臨時の往診依頼は誰にも予想がつきません。

お昼ご飯はしっかり食べたい派、なのですが、時にはお昼を食べる時間も取れない、という事態も。
そんな時は、コンビニでおにぎりでも買って、移動中のタクシーの中で診療と移動の合間に食べることになります。
通称”もぐもぐタイム”。

今日は、かなり”もぐもぐタイム”になりそうな日でした。
色々、手のかかりそうなお客さん、もとい、患者さんがラインナップされていたし。
そして、すごく時間のかかる検査が入ってたし。
それで、普段は看護師さんと二人で回るところを、看護師さん2名がついてくれてました。
もうね、こういう日は諦めて、ひたすら淡々とお仕事をするしかない。

ところが、どっこい。

世の中というのは不思議なもので、そういう日に限って、何もかもすいすいと運ぶことがある。
時間がかかりそうな検査も、終わって見たらあっさりと、予定よりも15分早く終わってしまいました。

こんな嬉しい日は、やっぱりご飯も美味しいところでゆったり食べたい。
ということで、今日のMr.タウン情報誌オススメのお店はこちら。
えぶりでい。

everydaygyoza.com

名前と"餃子の店"、という情報だけだと『餃子の王将』的なお店かと思うのですが、なかなかにおしゃれなカフェでした。

鹿児島の荒田地区は、中央駅から鹿児島大学のある鴨池方面に向かって、ちょっと行ったあたりです。
おしゃれなカフェが、住宅街の中にちらほらとある土地柄。
あえて、荒れた田という地名をつけて幕府に目をつけられない様にしていた、という歴史があるそうで、昔から割と豊かなところだったらしい。
時々、すごく立派なお屋敷があったりする。

お店は、若いお兄さんと、もっと若いお兄さんとでやっていました。
お昼のメニューは餃子の定食のみ。
餃子と、ワンプレートのお菜、赤米の入ったご飯のセットです。
餃子は、水餃子。
鶏のお出汁に水餃子とフォーの入ったもの。
和風だしに、唐辛子を入れたピリ辛スープと水餃子&フォー。
特製海老だしにパクチーをアクセントにしたスープと水餃子&フォー。
ちょっとづつお値段も違いますが、一番高くても1300円ほど。
私は、鶏のお出汁にしてみました。
こちらは1130円なり。

鉄鍋の緑の葉っぱの下に餃子とフォーが沈んでる。

取り出すと、こんな感じ。

お出汁は生姜がしっかり効いていて、身体に優しい感じのお味。
お菜は、だし巻き卵、水茄子のおひたし、山芋、モッツァレラチーズと昆布を入れた揚げ餃子。
そして手作り豆腐とグリーンサラダ。
一応、お醤油や餃子用のタレがついてくるのですが、そんなのいらない。
そのままで、十分美味しい。

今日は時間に余裕があったので、ついでにデザートも頼んでしまいました。

鹿児島市魚見町の工芸家さんの作品で、美味しいコーヒーとわらび餅をいただく。
一緒の看護師さんは、手作りの紅茶のアイスクリーム、もう一人は胡麻団子を頼んでました。
胡麻団子はゴマがたっぶり、揚げたてで美味しそう。
アイスクリームは、一口お相伴いたしましたが、これがまた甘すぎず紅茶の風味がなんとも言えず、美味し〜い。
デザートが美味しいカフェは、レベルが高い、気がします。

今日もご馳走様でした。
大変、美味しゅうございました。

午後の診療も頑張ります。