とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

終のすみか



時々、看護師さんと『理想の終のすみか』の話をします。
こういう暮らしがいいよね〜みたいなものですね。
お互い、いずれはお一人様老後になる可能性が高いもの同士、わりに現実的な内容になりがち。

そして私も含め、施設という選択肢は無い。
施設はね、良いな、と思うところはあるけど、結局は経営している人次第、勤務している人次第。
どんなに、良い人がいても、私たちがお世話になる頃にはもう居ないもんね。
自宅でも、ヘルパーさんや訪問看護師さんに入ってもらったら、お一人様でも最期の最後までなんとかなる。
確かに一人でいる時間のが多いから、寂しいし、不安、という意見もあるかもしれない。
だけど他人の目が常にある、ってのは煩わしいこともあるしね。
下手な施設に入って、虐待とかネグレクトとか、期待はずれなことになるよりマシかもしれないよ。
施設でだって、『朝、起こしに行ったら亡くなってました』ってこともある。
だったら、毎朝ヘルパーさんが来てくれる環境と大して変わらないもんね。

ここだけの話、ある介護施設障害者雇用も積極的にやっていて、それはそれで良いのだけれど、ある利用者さんは、夜にトイレに行こうと転倒して骨折した時、朝食を運んできた職員さんが知的障害のある人で、他人に助けを呼ぶってことが出来なくて、結局、たまたまその日、訪問してきた友人に発見されるまで、ずっと床に失禁したまま転がっていたそうです。

そういうのは、嫌だな、やっぱり。

さて、私たちが終の住処として想定するのは。。。
まず、四畳半一間程度のこじんまりとしたスペース。
無駄に広いと、かえって不便です。

トイレは、足腰が弱っても一人で根性でいざっていけるように、同一平面上にね。
トイレは広めで掃除がしやすいことは、言うまでもありません。
移動中に発作を起こすとか、転ぶとかで、うっかり動けなくなって、そのまま一人で何時間も寝転がってる羽目になる危険性もあるから、柔らかめでかつ暖かい床材は外せません。
だけど粗相しちゃうことも考えて、カーペットみたいなのは不可。
絨毯も危険です。
すぐに拭き取れるような素材が良いですね。
個人的にはコルク素材なんか良いんじゃないかしら、と思うのだけど。

そして、部屋の真ん中には座卓なりコタツなりを置いて、必要なものは、全部手の届くところに置くの。
退屈しないように、画質のいいモニターとゲームも欲しいな。
Amazonプライムや、Netflixみたいな配信サービスも充実してて欲しいです。

服はね、もうファッション性より着心地重視で。
マジックテープは、意外と余計なところに引っ付いて不便だから、大きめのボタンかスナップをつけてください。
看護師さんが言うには、ヘルパーさんにまめに洗濯して貰えるだろうから、全部で10枚くらいあれば良いって。
色違いで着る順番を決めておけば、いつ着替えたかもすぐわかる。
お風呂の後は何色、って決めておいても良いかもね。
ちなみにお風呂は『内風呂じゃ無いと嫌』、なんて贅沢は言いません。
デイケアで入れてもらえば良いよね、というのが結論です。
温泉大好き鹿児島人だから、温泉に連れて行ってもらえたら嬉しいな。

収納は、認知が進むとやばいものをしまい込んだりするかもしれないから、あえて作らない。
全部オープンな棚に、蓋のない籠に入れて並べて一目でわかるように。
籠はさすがに百均じゃなくて、もう少しおしゃれなものにしてほしい、せめて無印あたりでお願いします。







こういうものを飾る余裕も欲しいですね