とりあえず始めてみます老いじたく

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ミス・フィッシャーの殺人ミステリー シーズン3 第五話&第六話


出典:Netfilix.com

第五話:ヒステリック殺人事件

コリンズ巡査が、休暇で釣りに行ってしまい、ロビンソン警部補の助手に、新たにネヴィル・マーティン巡査が来ています。
マーティン巡査は、速記の特技があって、熱心。
コリンズ巡査より”優秀”そう。
でも、女性の社会進出に関しては、頭が硬そうです。
とは言え、当時の常識的な男性としては普通だとも言えます。

今回の事件の場は、またもやプルーデンス叔母様の邸宅。
今は、とある治療法の療養所となってます。
患者達は、皆裕福な階級の女性達。
対象となるのは、”女性特有の疾患”でした。
プルーデンス叔母様は、息子アーサーを亡くし、その悲しみを受け入れられずにいて、サミュエル医師に療養所として自宅を解放する代わりに、治療を受けていました。
というか、治療を受ける状況にはまだなってなかったみたいです。

治療中の女性の一人、ベッツィ・コーエンが亡くなります。
ミス・フィッシャーを呼び出すプルーデンス叔母様。
今回は、ミス・フィッシャーの十八番的事件ですね。

ロビンソン警部補と、死体を検分するミス・フィッシャー。
離婚していて、裕福で、男性がいた可能性がある等々、推理するミス・フィッシャー。
マーティ巡査が、見落とした重要証拠を見つけるドット。
しかしながら、感銘を受けた様子はなさそう。
むしろ、ロビンソン警部補がミス・フィッシャー達を捜査に加えることに、戸惑っています。
そら、そうだな、当時の常識ではそのほうが普通です。

ロビンソン警部補達がサミュエルズ医師や同僚のパーキンス医師、弁護士のエドワーズ、秘書でエドワーズの妹ハリエットに事情聴取する間、別室で患者達の話を聞き出すドット。

ベッツィの友人、ジェマイマは母親を早くに亡くし、自傷行為過呼吸、失神発作などの問題行動がありました。
彼女は、医師会長リトルトンの娘でした。
ベッツィもリトルトン医師の患者でしたが、サミュエル医師の元へ転医。
ジェマイマもついていったのです。

サミュエル医師の治療法には、異議を唱える医師や患者家族がいて、裁判になったこともありました。

ベッツィの死因は、感電。
しかし、感電した時に触れていた電化製品が見つかりません。
死後に指が折られており、何者かに持ち去られたものと思われました。

状況から、それは”特殊な”マッサージよね、と推理するミス・フィッシャー。
マッサージ器具について、ロビンソン警部補を楽しそうにいじっているミス・フィッシャー。
全くアウェイ状態のマーティ巡査。

プルーデンス叔母の家に戻るミス・フィッシャー。
サミュエル医師の患者は、女性だけに面倒臭そうなキャラばっかりみたいです。
デロリスは露出狂。

サミュエルズ医師のオフィスに忍び込み、カルテをチェックするミス・フィッシャー。
シダの葉を見つけます。
プルーデンス叔母の庭で、同じシダの鉢を見つけるミス・フィッシャー。
そこで、例のマッサージ器具を見つけます。
これってなんですか、と尋ねるドットにカーボーイがどうたらこうたら、と説明するミス・フィッシャー。
余計よくわからんのですが。

パーキンス医師を呼び出して、尋問。
マッサージ器具を、隠したことを認めます。

さらに、マーティ巡査の調査により、元患者のビクトリアの家族から、寄付金詐欺でサミュエル医師が訴えられていたことが判明。
マーティ巡査は、かなり優秀なようです。

プルーデンス叔母様も、高額な寄付をサミュエル医師にしていました。

ジェマイマを強引に連れ戻そうとするリトルトン医師。
当時は、ヒステリーを治療するのに子宮を摘出する、というのが行われていたようです。
リトルトン医師は、娘を治したい一心でそこまでしようとしていたようです。

一方、プルーデンス叔母様は、アーサーの死を乗り越えられず、アーサーの存在自体を否定しようとしていました。
しかし、バートから、率直なコメントをされ、気持ちが変わります。
仏頂面バートも良い事言いますね。

タチアナとの恋は、終わっちゃったんでしょうか?

サミュエルズ医師が得ていた、高額の寄付金の行方について気になるミス・フィッシャー。
ハリエットのオフィスを探ります。
そこで、貸し金庫の鍵をパーキンス医師がコピーしていたことを発見。

パーキンス医師は、自分が考案したマッサージ機の特許を取り、売り出そうとしていました。
が、治療効果が薄いとサミュエルズ医師は反対していたのです。
そこで独立したいパーキンス医師は、貸し金庫のお金をこっそり盗んでいました。
ベッツィは、彼を手伝っていたようです。

リトルトン医師は、理事会を動かし、ついに療養所を閉鎖に追い込みます。
追い詰められたジェマイマは、塔に登り投身自殺を試みます。
説得するミス・フィッシャー。
危ういところで、思いとどまったジェマイマ。

ハリエットとベッツィとの間に何かあったことを告げます。
ハリエットの行為について、何かを目撃したのですが、ショックで記憶から消し去っていたのです。

さて、この騒ぎの最中にハリエットが殺されます。
サミュエルズ医師が、調合した薬のせいかと思われました。

容疑者にも関わらず、サミュエル医師にジェマイマの記憶を催眠術で呼び出そうとするミス・フィッシャー。
ジェマイマは、ハリエットが男性と性行為に及んでいたことを思い出します。
その不純さにショックを受け、記憶を消してしまったのでした。
そのことから、相手の男性について察しがついたミス・フィッシャー。
真犯人がエドワーズであることを、突き止めます。

ハリエットは、エドワーズとの関係を終わらせたがっていました。
ベッツィは、ハリエットを助けようとしてエドワーズに殺され、ハリエットは全てを打ち明けようとしてエドワーズに殺されたのでした。

サミュエルズ医師は、スイスへ行くことになりました。
プルーデンス叔母は、バートの提案で、アーサーの思い出を近しい人々と語り合うことで、結局、癒されます。





第六話:コンシェルジュ殺人事件

ホテルのコンシェルジュが、屋上から突き落とされてなくなります。


そして、ミス・フィッシャーの家ではドットが銃についてのテストを受けています。
もうすっかり、銃の専門家です。

そこにやってきたプルーデンス叔母様。
ミス・フィッシャーの母、マーガレットからお金を無心する手紙が来たと言うのです。
ここで、お姉さまと呼んでるから、実はプルーデンスは伯母だったわけですが、英語だとどっちも一緒だからね。

ミス・フィッシャーは、『パパにイギリスに戻る時、母宛にお金を持たせたはずなのにっ』と言っています。
パパ、また何かやらかしたみたいです。
さらに、グランド・ホテルのコンシェルジュのフランク・マクナブが死体で見つかり、側にはミスフィッシャーの旅行鞄が。
なんで、ミス・フィッシャーの鞄がホテルに?
思い当たる点のがるミス・フィッシャー。

案の定、ホテルにはパパ・フィッシャーが。
パパとときたら、メイドのエニドとイチャイチャしていました。
怒り心頭に達しているミス・フィッシャー。
ちょっと楽しそうなロビンソン警部補。
あのミス・フィッシャーが、裏をかかれてます。

とにかく、パパ・フィッシャーが関わるからには、ミス・フィッシャーの手伝いが必要。
身内の犯罪には原則関わらない、と言う規定はないようですね。
むしろ積極的に関わってます。

シャンパン飲み飲み、のらりくらりのパパ・フィッシャーと、早々に、口論になってるミス・フィッシャー。
パパはミス・フィッシャーが、ママ宛に託した一万ポンドを使い込んでいたようです。
慌てて間に入る、ロビンソン警部補。

さて、建物の外では怪しい男が電線に細工しています。
さらに彼は、電話の修理で呼ばれたと言ってロビーに入っていきます。

ロビーにはマーティ巡査と、ドットが。
マーティ巡査はドットに『色々教えてください』と殊勝なことを言っています。
前回の事件で、ドットのことを見直したのかな。

屋上に上がったミス・フィッシャー。
屋上から地下に洗濯物を落とす通用口を発見。
洗濯物に紛れて、高額紙幣も発見。

グランドホテルは、かつては高級ホテルでしたがかつての格式を失っていました。
パパ・フィッシャーはかつて、ドアマンをしていた兄弟の手引きで、ママ・フィッシャーに出会い、ワルツを踊って籠絡したのでした。

人手が足りずに、カリカリしている支配人のコブ夫人。
受付をドットに代役をさせている間に、コブ夫人に事情聴取します。
受付のついでに、ミス・フィッシャーの指示で、宿泊者名をチェックするドット。
マーティ巡査が手伝います。

コブ夫人から、事件のあった夜、ホテルにいた従業員を聞き出すミス・フィッシャー達。
メイドのエニドがいたことを知ります。
エニドから、パパ・フィッシャーが賭けで負けて落ち込んでいたと聞かされ、また切れそうなミス・フィッシャー。


その時、実は電話修理と偽って入り込んだ、怪しい男がいました。
パパ・フィッシャーの荷物を探っています。
危うく、部屋に入りそうになってパパが競馬に行ったという情報を手にするミス・フィッシャー。

宿泊者の中に、カロル・バレンスキーという元詐欺師がいました。
事件当夜、パパと賭けトランプをしたバレンスキー。
勝ったのに、パパがお金を盗まれたから払えないと言い出して、怒っていました。

パパは、バレンスキーがイカサマをした、と言います。
さらに、お金は盗まれたのだと言い張りますが、いまいち信用できないミス・フィッシャー。

戦時中、ミス・フィッシャー一家はイギリスにいたみたいですね。
パパはイギリス人?
爵位を持ってるから多分そうなんでしょう。
1916年の殺人事件について、パパが関わってるんじゃないか、と疑っていました。

コブ夫人のオフィスに、侵入するドットとマーティ巡査。
ドットが引き出しの鍵を開けて、怪しげなタバコ箱を見つけ出します。
そこに入ってきたコブ夫人。
キスをしていたふりをして、難を逃れる二人。
ドットは動揺し、かなり怒っています。
それなのに、タバコ箱の中身は空でした。

実は、マーティ巡査がこっそり抜き出していたのです。
重要証拠になりそうですと、ロビンソン警部補に見せますが、令状がない証拠なので警察としては、採用できないと言われます。
つまり、ミス・フィッシャー側に返して、来い。
意外と、あくどいロビンソン警部補。
法的に微妙は部分は、民間人のミス・フィッシャーの領域、というわけです。

しょげてドットに平謝りのマーティ巡査。
どうやら、ドットに気があるみたい。
あくまで、先輩的立場のドット。

タバコ箱に入っていたのは、フランクからコブ夫人に当てたラヴレターでした。
真相を探るため、ホテルに行くミス・フィッシャーとドット。
ホテルでは、ダンスホールをやっていました。
プルーデンス叔母(もとい伯母)様も一緒です。
ドットがコブ夫人と話をしている間、タバコ室を捜査するミス・フィッシャー。
そこへやってきた、例の怪しい男。
しかし、電話線の検査に来ました、と言ってその場を逃れようとします。
検査技師だと思ったミス・フィッシャーは、彼から合鍵を借りてタバコ部屋のカラクリを見抜きます。

コブ夫人は、経営状態の悪いホテルを助けるため、フランクに説得されて賭けトランプをやっていました。
フランクはコブ夫人を誘惑して、イカサマカードで儲けていたのです。

ミス・フィッシャーは、イカサマを見抜きバレンスキー相手に、リベンジゲームをします。
負けて、腹いせにパパ・フィッシャーに決闘を申し込むバレンスキー。

呑気なパパ・フィッシャーは、メイドのエニドを誘って飲みに行きます。
エニドは、故郷に帰るつもりだと言って、荷造りをしていました。

エニドが荷物を持って、ホテルを出ると出口で男に襲われます。
そこに、ミス・フィッシャーが。
男は、荷物を持たずに逃げていき、荷物の中にはなくなったはずの一万ポンドの大部分が。

エニドを殺したのは、バレンスキーだと思ったパパ・フィッシャーはバレンスキーの決闘の申し込みを受けます。
バレンスキー役の俳優さんの怪しさいっぱいの演技がいいですね。
ドラキュラそっくり。

エニドを殺したのは、体格のいい男だったとミス・フィッシャーが言います。
何か思い当たる点があるらしい、パパ。

南署では、こっそりマーティ巡査がドットに電話で告白しています。
けれど、ドットの心は変わりません。
失恋してがっくり来ているマーティ巡査。
そのどさくさに紛れてパパは、姿を消します。

ミス・フィッシャーの家には、例の怪しい男が。
ドットとプルーデンス伯母、ミスタ・バトラーを人質にミス・フィッシャーをおびき出します。

かつて、イギリスでパパと口論になっていた男でした。
彼は、パパと因縁があるようでした。

危ういところで、ロビンソン警部補が男を殴りつけ、男は病院へ。
パパは、昔カードゲームをしたことのある男で、お金を払ったのに、まだ誤解しているんだ、と言います。

お騒がせパパを、さっさとイギリスに返したいミス・フィッシャーは、それ以上は追求せず、釈放。

最後は、ダンスホールで、ロビンソン警部補とワルツを踊ってます。
最近すっかりいい感じの二人です。