とりあえず始めてみます老いじたく

ねんきん定期便をきっかけに老活してみることに

読書感想

ルイの九番目の命

猫には九つの命があるそうですね。 100万回生きた猫もいるそうですけど。 八つ目まで使ってしまったら、どうするのかな。来年、日本でも公開される映画の原作です。 面白そうだな、と思って借りてきました。 面白かったです。 ストーリー展開はだいたい予想…

GRIT やり抜く力

やりたい、と思ったことの大半をやり抜くことが出来なかった苦い経験だらけの人生。 サブタイトルの”人生のあらゆる成功を決める『究極の能力』を身につける”に惹かれて、借りてみました。著者はハーバード大学の神経生理学を優秀な成績で卒業して、あのマッ…

定年後の仕事選び

読んでみようと思って、発売日の9月25日に鹿児島市内ではかなり大きい部類の書店に行ったのですが、売ってなかった。その書店は、マックスバリューや食べ物屋さんなんかも入っていて、アップルストアもある大型商業施設にあって、時々は朗読会なども開催…

忘れられた巨人

テレビを見ていたら、イギリス人作家カズオ・イシグロがノーベル文学賞を取った、というニュースが流れていました。えええっ!? びっくりです。 実はカズオ・イシグロは前から好きな作者なのです。『日の名残り』は、20代の頃に母が「面白いよー」と言っ…

専業主婦になりたい!?を読んで

書評で、この方の著書『御社の働き方改革、ここが間違ってます!』が載っていて興味を持ったのですが、図書館には蔵書がなくて、こっちをとりあえず読んでみました。著者はジャーナリストで、ご自身も子供を産み育てながら働き続けて、そうした暮らしの中で…

なぜ、残業はなくならないのか〜を読んで

肩書きは”働き方評論家”だそうです。 実際にサラリーマンを経験されたのち、大学院に戻って研究活動に専念しているとのこと。 最近よく耳にする「働き方改革」についての厳しいご意見や、独自の提言などが伺えるか、と期待して読んでみました。さて、なぜ残…

情報は一冊のノートにまとめなさい〜を読んで

こういうライフハック系の本は、今までもたくさん読んできて、役立ったこともいっぱいあるのですが、ノートにまとめる、というのはどうなんだろう。と、思って今まで手を出さずにおりました。 が、図書館で見つけてふと、ブログのネタになるかしらん、と思い…

<ひとり死>時代のお葬式とお墓〜を読んで

タイトルからは、孤独死をテーマにした本かと思いますが、どちらかというと古今東西のお葬式事情を最近のトレンドと共に紹介してくれている本でした。最近は、やっぱりお葬式も簡素化が進んでいるそうですが、そもそも、葬儀屋さんでお葬式をするようになっ…

日本の古建築 美・技術・思想 &ここが見どころ古建築〜を読もうと悪戦苦闘中

ひょんなことから、奈良に行くことになりました。 この週末の三連休です。と言って、日本史に興味があるわけでなく、観光にもそう興味があるわけでもない。 お寺と神社の区別もようつきません。だけど、ホテルも航空券ももう支払い済み。 ということで、元京…

日本語がわかれば英語はできる〜を読んで

日本語の発想で安易に単語や構文だけ置き換えて英訳すると、誤解を招きますよ。 という話。間違えやすい、誤解を招きやすい例文とその理由も含めて記載されています。ビジネス場面で使われる例文が、主に載っているのでお仕事でいきなり英語を使わなくてはい…

依存症 脳科学が探る治療法〜を読んで

ちょっと気になるタイトルだったので、読んでみました。念のため、断っておきますが、別にアルコール依存とか、そういうのはないのですよ。 もちろん、仕事中毒でもないし。さて依存症とは何か。 その定義も変わってきているそうです。 30年前の教科書では…

芸人式新聞の読み方〜を読んで

これも新聞の書評を読んで、面白そうだったので図書館で予約して借りました。 そうでなければ、まず借りなかったかも。このタイトルじゃ。だって芸人式って言われてもね。 芸人さんを目指す人は、こんなふうに新聞を読みなさいとか、大喜利ネタの探し方、と…

服を着るならこんなふうに〜を読んで

帰省してきた子虫が、買ってくれろとうるさいので、アマゾンでレビューを見てみたら、なかなかに評判が良く、つい大人買いしてしまいました。相方のおじさんに読ませよう、と思って。8月は他にも本を何冊か買っていて、娯楽費がかなりオーバーしていたんで…

我らがパラダイス〜を読んで

図書館で予約していたのがやっと順番が回って来ました。 予約を入れたのはずいぶん前だったので、ほとんど忘れていました。 図書館だと、人気のある本はよくこういうことが起こるんです。 ただ今回は、丁度「下流老人」を読んだ後だったので、ほんとタイムリ…

下流老人〜を読んで

前から気になっていたので、図書館で借りてみました。 一読しての感想。うーん。色々な実例が挙げられています。 ちょっと、極端な気もする例もある。 著者は、もともと、支援目的のNGOを主催している方なので、やっぱり問題提起をしなくちゃ、という志もあ…

孤独なバッタが群れるとき〜を読んで

「バッタを倒しにアフリカへ」の前作となる本です。 こちらは図書館にあったので、早速借り出して読んでみました。「バッタを倒しに〜」はどちらかというと、アフリカでの苦労話を面白おかしく書いている感が強く、現地での人とのふれあいや、研究環境の(特…

バッタを倒しにアフリカへ〜を読んで

本屋さんで、平積みされていました。 表紙には怪しいコスプレの年齢不詳のおっさん。 名前に入っているウルドって何? ハーフなの? それとも中二病がこじれた人なの?ひょっとして、芸人さんの企画もの旅行記かなんかですか(猿岩石みたいな)??帯には 「…

男も女もみんなフェミニストでなきゃ〜を読んで

この本の著者は1977年生まれ。 ナイジェリアで生まれ、アメリカで教育を受けています。 こんな人でさえ、母国ナイジェリアは仕方がないとしても、アメリカでも女性が差別される場面や、女性が事前に男性を優先する行動を取るという場面に出くわしては、…

年収90万円で東京ハッピーライフ〜を読んで

pha、高村友也に続いて、同じような生活を選んだ人の本を読んでみました。この人は、はっきり自分で20代で隠居した、と言っています。 かなり早めのアーリーリタイアさんですね。家賃の安い郊外のアパートに住んで、仕事は週に2日ほど介護関係の施設で働…

僕はなぜ小屋で暮らすようになったか〜を読んで

一読しての感想。なんか、いろいろしんどそうな人だな。 世の中には、こういう生きづらさを抱えつつ、生きていかないといけない人っているのね。「思考が心に決定されては困るのだ。理性と感情との境界線があやふやになっては困るのだ。」 と考えるような人…

持たない幸福論〜を読んで

ニートの歩き方の著者による本です。 前作とほとんど変わらない内容です。前作で、きっとあれこれ叩かれたんでしょうかね、今回はいろいろ勉強して、ちょっとは理論武装している感じが、好感持てます。 基本、真面目な人なんだろうな。いつか読んだ、國分功…

蒸し暑い夏にぴったりの怖〜い短編集 ”チェーン・ピープル”

図書館で借りてきた本です。 六篇の短編から成っています。 何気ない日常風景、どこにでもいそうな人が描かれていますが、どこかがずれている。 というか、変。 でも、怖いのはその人物ではありません。 読み進んでいくと、少しずつその登場人物のずれ方や、…

介護生活の伏兵は「通販」だった〜雑誌の記事から

ふと見つけた雑誌の記事。 認知症のお母さんの介護経験を、記事にされているようです。 離れて独り暮らしをする親がいるので、つい、読んでしまう。 著者のお母さんは、認知症という自覚がないままに、色々と問題行動を起こします。 今回、著者が苦労したの…

凡人のための仕事プレイ事始め〜を読んで

もうそう遠くないであろう将来の、再就職とか転職の参考になるかな、と思って読んで見ました。 色々な業種について、著者ならではの辛口コメントが載っているのかな、と思ったのですが、主に著者のいる業界についてのお話でした。 でも、私の知っている世界…

ニセ科学を見抜くセンス〜を読んで

中途半端な科学の知識が、いかに悪用されるか、と言う話が実例を挙げて出てきます。 私は、EM菌の話はよく知らなかったのですが、原発事故の後のセシウム処理に関しては、政府高官までも巻き込んでいたらしいですね。 マイナスイオンの話は、有名、と言うか…

誓います 〜を読んで

”キッド 僕と彼氏はいかにして赤ちゃんを授かったか” の続編です。 著者はコラムニストで、ゲイで、パートナーと二人で養子にした男の子を育てています。 しかも、近い将来、もう一人もらおうと考えているようです。 前回は、著者とパートナーのテリーが、オ…

現代霊性論〜を読んで

内田樹と釈徹宗の共著&対談集。 大学院の講義録が元になっているせいか、ちょっと内容にまとまりがない、というか散漫な印象がありますが、個々の章の細かい内容のところは面白かったです。 名前をつけるということは呪で縛る、ということで、明治維新以降…

思秋期〜を読んで

老活してるんだから、これは読むべき!!と思ったのですが、期待ハズレというか、期待しすぎたせいか、私には今ひとつ。 でも、せっかく読んだし。 まとめも兼ねて。 だいたい40〜60歳という年代を、著者は思秋期と呼んでいます。 そして生殖という役割…

世界が土曜の夜の夢なら〜を読んで

本はこれ以上増やしたくないので、なるべく図書館で借りて読むように心がけています。 普段は新聞やネットの書評をみて、面白そうなタイトルの本があったら、図書館のHPへ行って検索→予約という流れ。 もちろん図書館で、ぶらぶらしていて出会いがあったりも…

遺品整理屋は見た!〜を読んで

なんとも身につまされる内容でした。 特に、孤独死の話。 最期は自宅がいい、とは言え、孤独死はまた別です。 死んでから長期間経ってしまうと。夏場なんかはちょっと。 そういうのが、苦手な方は読まない方が良いと思います。 所詮、人間だって生き物ですか…